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公開番号
2025067530
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023177589
出願日
2023-10-13
発明の名称
止水治具、止水構造、止水構造の製造方法
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E04G
21/12 20060101AFI20250417BHJP(建築物)
要約
【課題】緊張材の長手に沿った、流体の流れを規制することができる止水治具を提供する。
【解決手段】緊張材の長手に沿った流体の流れを規制する止水治具であって、
第1剛性体と、
第2剛性体と、
前記第1剛性体と前記第2剛性体との間に配置された弾性体と、
前記第1剛性体と、前記弾性体と、前記第2剛性体と、を積層した積層体に配置され、かつ前記第1剛性体と前記第2剛性体との間の距離を変更する締付軸と、
前記積層体を貫通し、前記緊張材を収容する貫通孔と、を有し、
前記積層体は、前記貫通孔を通り、前記貫通孔の長手と平行な面で複数の分割部材に分割できる、止水治具。
【選択図】図1A
特許請求の範囲
【請求項1】
緊張材の長手に沿った流体の流れを規制する止水治具であって、
第1剛性体と、
第2剛性体と、
前記第1剛性体と前記第2剛性体との間に配置された弾性体と、
前記第1剛性体と、前記弾性体と、前記第2剛性体と、を積層した積層体に配置され、かつ前記第1剛性体と前記第2剛性体との間の距離を変更する締付軸と、
前記積層体を貫通し、前記緊張材を収容する貫通孔と、を有し、
前記積層体は、前記貫通孔を通り、前記貫通孔の長手と平行な面で複数の分割部材に分割できる、止水治具。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記弾性体の外側面の少なくとも一部を覆う規制部材をさらに有する、請求項1に記載の止水治具。
【請求項3】
前記第1剛性体および前記第2剛性体における前記貫通孔は、前記弾性体と向かい合う開口部において面取りがなされている、請求項1または請求項2に記載の止水治具。
【請求項4】
前記締付軸はボルトであり、
前記積層体は、前記積層体を貫通し、前記締付軸を挿入するボルト孔を有しており、
前記第2剛性体における前記ボルト孔の内面は、前記締付軸に設けられた雄ねじと嵌合する雌ねじを有する、請求項1または請求項2に記載の止水治具。
【請求項5】
隣接して配置される前記分割部材を第1分割部材および第2分割部材とした場合に、
前記第1分割部材は、前記第2分割部材と向かい合う面に凸部を有し、
前記第2分割部材は、前記第1分割部材と向かい合う面に、前記凸部と嵌合する凹部を有する、請求項1または請求項2に記載の、止水治具。
【請求項6】
緊張材の長手に沿った流体の流れを規制する止水治具であって、
剛性体と、
前記剛性体を貫通し、前記緊張材を収容する貫通孔と、を有し、
前記剛性体は、前記貫通孔を通り、前記貫通孔の長手と平行な面で複数の分割部材に分割できる、止水治具。
【請求項7】
前記貫通孔の内表面の少なくとも一部に内径調整部材を有する、請求項6に記載の止水治具。
【請求項8】
緊張材の長手に沿った流体の流れを規制する止水構造であって、
シースと、
前記シース内に、長手に沿った一部が配置された前記緊張材と、
前記シースの端部の開口部内において、前記シースの前記開口部に配置された前記緊張材を囲むように配置された止水治具と、を有し、
前記止水治具は、
第1剛性体と、
第2剛性体と、
前記第1剛性体と前記第2剛性体との間に配置された弾性体と、
前記第1剛性体と、前記弾性体と、前記第2剛性体と、を積層した積層体に配置され、かつ前記第1剛性体と前記第2剛性体との間の距離を変更する締付軸と、
前記積層体を貫通し、前記緊張材を挿入した貫通孔と、を有し、
前記積層体は、前記貫通孔を通り、前記貫通孔の長手と平行な面で複数の分割部材に分割できる、止水構造。
【請求項9】
緊張材の長手に沿った流体の流れを規制する止水構造であって、
シースと、
前記シース内に、長手に沿った一部が配置された前記緊張材と、
前記シースの端部の開口部内において、前記シースの前記開口部に配置された前記緊張材を囲むように配置された止水治具と、を有し、
前記止水治具は、
剛性体と、
前記剛性体を貫通し、前記緊張材を挿入した貫通孔と、を有し、
前記剛性体は、前記貫通孔を通り、前記貫通孔の長手と平行な面で複数の分割部材に分割できる、止水構造。
【請求項10】
緊張材の長手に沿った流体の流れを規制する止水構造の製造方法であって、
シースの端部の開口部内において、前記シースの前記開口部に配置された前記緊張材を囲むように、前記緊張材に止水治具を設置する設置工程と、
前記緊張材に緊張力を導入する緊張工程と、
前記緊張材に前記止水治具を固定する固定工程と、を有し、
前記止水治具は、
第1剛性体と、
第2剛性体と、
前記第1剛性体と前記第2剛性体との間に配置された弾性体と、
前記第1剛性体と、前記弾性体と、前記第2剛性体と、を積層した積層体に配置され、かつ前記第1剛性体と前記第2剛性体との間の距離を変更する締付軸と、
前記積層体を貫通し、前記緊張材を挿入した貫通孔と、を有し、
前記積層体は、前記貫通孔を通り、前記貫通孔の長手と平行な面で複数の分割部材に分割でき、
前記設置工程では、前記緊張材が前記貫通孔内に位置するように、複数の前記分割部材を前記緊張材の周囲に配置することで、前記止水治具が、前記緊張材に設置されており、
前記固定工程では、前記締付軸が、前記第1剛性体と前記第2剛性体との間の距離を縮めて前記弾性体を圧縮することで、前記弾性体における前記貫通孔の内表面が、前記緊張材の外表面の少なくとも一部と接触する、止水構造の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、止水治具、止水構造、止水構造の製造方法に関するものである。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シースと、前記シースの端部に設けられた空間とを有する床版を形成する工程と、
前記シースにPC鋼材を挿入して緊張させる工程と、
前記空間内に配置した定着具を用いて、前記PC鋼材を前記床版に定着させる工程と、
前記空間に充填材を設置する工程と、を具備することを特徴とするPC鋼材の定着方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-220593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
コンクリート構造物は引張力に弱いという特性がある。そこで、緊張材により、コンクリート構造物に予め圧縮力を加え、コンクリート構造物が荷重を受けた際の引張応力を制御することがなされている。緊張材により圧縮力が加えられたプレストレストコンクリートは、橋梁等で用いられている。
【0005】
緊張材の端部は、定着具により把持され、コンクリート構造物に固定されることで、コンクリート構造物に継続して圧縮力を加えることができる。
【0006】
特許文献1に開示されているように、緊張材の端部周辺等を保護し、また防錆すること等を目的に、定着具の周辺にグラウト等とも呼ばれる充填材を配置することが従来からなされている。また、緊張材の端部以外の箇所についても充填材が配置される場合がある。
【0007】
充填材としては、セメントミルクや、樹脂等が用いられるが、充填材の材料によっては、高価な場合があり、特に保護や、防錆することが求められる領域にのみ充填材を配置することが求められる場合もある。
【0008】
しかしながら、緊張材は、コンクリート構造物に複数本、高密度に配置される場合もあり、緊張材の周辺の空間は複雑な形状になりやすい。そして、充填材は、硬化前は液体であるため、緊張材を伝って流れやすく、特定の領域にのみ配置することは困難な場合もあった。
【0009】
そこで、本開示は、緊張材の長手に沿った、流体の流れを規制することができる止水治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本開示の止水治具は、緊張材の長手に沿った流体の流れを規制する止水治具であって、
第1剛性体と、
第2剛性体と、
前記第1剛性体と前記第2剛性体との間に配置された弾性体と、
前記第1剛性体と、前記弾性体と、前記第2剛性体と、を積層した積層体に配置され、かつ前記第1剛性体と前記第2剛性体との間の距離を変更する締付軸と、
前記積層体を貫通し、前記緊張材を収容する貫通孔と、を有し、
前記積層体は、前記貫通孔を通り、前記貫通孔の長手と平行な面で複数の分割部材に分割できる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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