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公開番号
2025066998
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-24
出願番号
2023176622
出願日
2023-10-12
発明の名称
電力管理装置、電力管理方法、電力管理プログラムおよびデータ構造
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人ワンディ-IPパ-トナ-ズ
主分類
H02J
13/00 20060101AFI20250417BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電力量の調整対象をより適切に選択するとともに、電力の需給バランスを安定させる。
【解決手段】電力管理装置は、電力管理情報を取得する取得部と、電力量を調整する対象である調整対象を複数含み、かつ複数の前記調整対象の選択順序が規定された、第1グループおよび第2グループの中から、前記取得部によって取得された前記電力管理情報に基づいて、1または複数の前記調整対象を管理対象として選択する選択処理を行う選択部と、前記選択部によって選択された前記管理対象へ指示情報を送信する指示部とを備え、前記第1グループにおける前記選択順序は、前記第2グループの選択を含み、前記第2グループにおいて、調整可能な電力量である調整可能量の上限値が設定されており、前記選択部は、前記第2グループに対する前記選択処理において、前記調整可能量が前記上限値を超えない範囲で前記調整対象を選択する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電力消費または系統への電力供給に関する電力管理情報を取得する取得部と、
電力量を調整する対象である調整対象を複数含み、かつ複数の前記調整対象の選択順序が規定された、第1グループおよび第2グループの中から、前記取得部によって取得された前記電力管理情報に基づいて、1または複数の前記調整対象を管理対象として選択する選択処理を行う選択部と、
前記選択部によって選択された前記管理対象へ前記電力消費または前記電力供給に関する指示情報を送信する指示部とを備え、
前記第1グループにおける前記選択順序は、前記第2グループの選択を含み、
前記第2グループにおいて、調整可能な電力量である調整可能量の上限値が設定されており、
前記選択部は、前記第2グループに対する前記選択処理において、前記調整可能量が前記上限値を超えない範囲で前記調整対象を選択する、電力管理装置。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記選択部は、前記第1グループに対する前記選択処理において前記第2グループを選択する順番が到来した場合、前記第2グループの中から前記選択順序に従って1または複数の前記調整対象を仮選択し、
前記選択部は、前記第2グループの中から仮選択した前記1または複数の調整対象の前記調整可能量の合計値が前記上限値を超える場合、前記第2グループの中から最後に仮選択した前記調整対象を前記管理対象として選択せずに前記第1グループの中から前記調整対象を選択する、請求項1に記載の電力管理装置。
【請求項3】
前記上限値は、前記第2グループに含まれる複数の前記調整対象の前記調整可能量の合計値未満である、請求項1または請求項2に記載の電力管理装置。
【請求項4】
前記選択部は、前記複数の調整対象を含み、かつ前記選択順序が規定された、前記第1グループ、前記第2グループおよび第3グループの中から、前記取得部によって取得された前記電力管理情報に基づいて、1または複数の前記調整対象を選択する前記選択処理を行い、
前記第2グループにおける前記選択順序は、前記第3グループの選択を含み、
前記第3グループにおいて、前記調整可能量の上限値が設定されており、
前記選択部は、前記第2グループに対する前記選択処理において前記第3グループを選択する順番が到来した場合、前記第3グループの中から前記選択順序に従って、前記調整可能量が前記第3グループの前記上限値を超えない範囲で前記調整対象を選択する、請求項1に記載の電力管理装置。
【請求項5】
前記第1グループにおいて、前記調整可能量の上限値が設定されており、
前記選択部は、前記第1グループの中から前記選択順序に従って仮選択した1または複数の前記調整対象の前記調整可能量の合計値が、前記第1グループの前記上限値を超える場合、前記第1グループの中から最後に仮選択した前記調整対象を前記管理対象として選択せずに前記第2グループの中から前記調整対象を選択する、請求項1または請求項2に記載の電力管理装置。
【請求項6】
前記選択部は、さらに、前記選択処理において最後に選択した前記調整対象を示す最終選択情報を記憶部に保存し、
前記選択部は、前記選択処理を新たに行う場合、前記記憶部に保存された前記最終選択情報の示す前記調整対象、の次の順番の前記調整対象を最初に選択する、請求項1または請求項2に記載の電力管理装置。
【請求項7】
前記電力管理装置は、さらに、
新たな前記調整対象が追加された場合、前記新たな調整対象を前記管理対象の候補として前記第1グループに追加する更新部を備える、請求項1または請求項2に記載の電力管理装置。
【請求項8】
前記電力管理装置は、さらに、
前記第1グループおよび前記第2グループに含まれる前記調整対象の各々の、前記調整可能量に対する前記電力の調整量の実績値の割合を監視する監視部と、
前記監視部の監視結果に基づいて、前記第1グループおよび前記第2グループ間において前記調整対象を入れ替える更新処理を行う更新部とを備える、請求項1または請求項2に記載の電力管理装置。
【請求項9】
前記更新部は、前記第1グループに含まれる前記調整対象である第1調整対象の前記割合が、前記第2グループに含まれる前記調整対象である第2調整対象の前記割合より小さい場合、前記更新処理において、前記第1グループおよび前記第2グループ間において前記第1調整対象と前記第2調整対象とを入れ替える、請求項8に記載の電力管理装置。
【請求項10】
電力管理装置における電力管理方法であって、
電力消費または系統への電力供給に関する電力管理情報を取得するステップと、
電力量を調整する対象である調整対象を複数含み、かつ複数の前記調整対象の選択順序が規定された、第1グループおよび第2グループの中から、取得した前記電力管理情報に基づいて、1または複数の前記調整対象を管理対象として選択する選択処理を行うステップと、
選択した前記管理対象へ前記電力消費または前記電力供給に関する指示情報を送信するステップとを含み、
前記第1グループにおける前記選択順序は、前記第2グループの選択を含み、
前記第2グループにおいて、調整可能な電力量である調整可能量の上限値が設定されており、
前記第2グループに対する前記選択処理を行うステップにおいて、前記調整可能量が前記上限値を超えない範囲で前記調整対象を選択する、電力管理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電力管理装置、電力管理方法、電力管理プログラムおよびデータ構造に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、電力消費の調整または電力系統への電力供給の調整に関する技術が開発されている。たとえば、特許文献1(特開2020-184881号公報)には、以下のようなエネルギー管理システムが開示されている。すなわち、エネルギー管理システムは、運転計画に基づいて電力需給を管理するエネルギー管理システムであって、現状の電力需給状態と、発電装置及び蓄電装置のうち少なくとも1種類の1又は複数の装置である対象設備を含む電力設備についての出力電力とを取得する取得部と、取得した現状の前記電力需給状態及び前記出力電力に基づいて、前記運転計画の計画値に可能な限り準ずるような前記対象設備の出力指令値を算出する処理を、前記対象設備の種別を区別しない統合アルゴリズムを用いて実行する制御部と、を備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-184881号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電力需要施設等に対して電力量の調整を要請する場合、電力の需給バランスを安定させることが求められる。しかしながら、たとえば、事前に計画した電力の調整量と実際の調整量との間に乖離が発生している電力需要施設が複数存在する場合、または、ある電力需要施設において当該乖離が著しく大きい場合、電力系統全体における電力の需給バランスが崩れる。電力量の調整を要請する電力需要施設等の調整対象をより適切に選択し、電力の需給バランスを安定させる技術が求められる。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、電力量の調整対象をより適切に選択するとともに、電力の需給バランスを安定させることが可能な電力管理装置、電力管理方法、電力管理プログラムおよびデータ構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の電力管理装置は、電力消費または系統への電力供給に関する電力管理情報を取得する取得部と、電力量を調整する対象である調整対象を複数含み、かつ複数の前記調整対象の選択順序が規定された、第1グループおよび第2グループの中から、前記取得部によって取得された前記電力管理情報に基づいて、1または複数の前記調整対象を管理対象として選択する選択処理を行う選択部と、前記選択部によって選択された前記管理対象へ前記電力消費または前記電力供給に関する指示情報を送信する指示部とを備え、前記第1グループにおける前記選択順序は、前記第2グループの選択を含み、前記第2グループにおいて、調整可能な電力量である調整可能量の上限値が設定されており、前記選択部は、前記第2グループに対する前記選択処理において、前記調整可能量が前記上限値を超えない範囲で前記調整対象を選択する。
【0007】
本開示の一態様は、このような特徴的な処理部を備える電力管理装置として実現され得るだけでなく、電力管理装置の一部または全部を実現する半導体集積回路として実現され得たり、電力管理装置を含むシステムとして実現され得る。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電力量の調整対象をより適切に選択するとともに、電力の需給バランスを安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本開示の実施の形態に係る電力管理システムの構成を示す図である。
図2は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置の構成を示す図である。
図3は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置によるリスト作成処理において作成されるサークルリストの一例を示す図である。
図4は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置による選択処理の一例を説明するための図である。
図5は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置による選択処理の他の例を説明するための図である。
図6は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置による更新処理を説明するための図である。
図7は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置による追加処理を説明するための図である。
図8は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置が選択処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
図9は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置が更新処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
図10は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置が追加処理を行う際の動作手順を定めたフローチャートである。
図11は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置の変形例1によるリスト作成処理において作成されるサークルリストの一例を示す図である。
図12は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置の変形例1による選択処理の一例を説明するための図である。
図13は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置の変形例2によるリスト作成処理において作成されるサークルリストの一例を示す図である。
図14は、本開示の実施の形態に係る電力管理装置の変形例2による選択処理の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
最初に、本開示の実施の形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の実施の形態に係る電力管理装置は、電力消費または系統への電力供給に関する電力管理情報を取得する取得部と、電力量を調整する対象である調整対象を複数含み、かつ複数の前記調整対象の選択順序が規定された、第1グループおよび第2グループの中から、前記取得部によって取得された前記電力管理情報に基づいて、1または複数の前記調整対象を管理対象として選択する選択処理を行う選択部と、前記選択部によって選択された前記管理対象へ前記電力消費または前記電力供給に関する指示情報を送信する指示部とを備え、前記第1グループにおける前記選択順序は、前記第2グループの選択を含み、前記第2グループにおいて、調整可能な電力量である調整可能量の上限値が設定されており、前記選択部は、前記第2グループに対する前記選択処理において、前記調整可能量が前記上限値を超えない範囲で前記調整対象を選択する。
(【0011】以降は省略されています)
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