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公開番号2025067452
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023177443
出願日2023-10-13
発明の名称車両
出願人本田技研工業株式会社
代理人弁理士法人航栄事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250417BHJP(車両一般)
要約【課題】バッテリカバーに対して直接シートを搭載し、シートからの荷重に対してバッテリカバーの剛性を十分に確保できる車両を提供する。
【解決手段】車両Vは、車体フレーム1と、車体フレーム1に取り付けられるバッテリパック20と、を備える。車体フレーム1は、前後方向に沿って延在し、左右方向の両側に配置された一対のサイドフレーム5を有する。バッテリパック20は、一対のサイドフレーム5に固定される。バッテリパック20のバッテリケース23は、バッテリ21が配置されるケース本体30と、上面が車両Vのフロアパネルを構成するバッテリカバー40Aと、を有する。バッテリカバー40Aには、左右方向に延設され、上部に乗員が着座可能なシート7L、7Rが搭載されるクロスメンバ部42が一体に設けられている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車体フレームと、
バッテリ及び該バッテリが収容されるバッテリケースを有し、前記車体フレームに取り付けられるバッテリパックと、を備える車両であって、
前記車体フレームは、前後方向に沿って延在し、左右方向の両側に配置された一対のサイドフレームを有し、
前記バッテリパックは、前記一対のサイドフレームに固定され、
前記バッテリケースは、
前記バッテリが配置されるケース本体と、
前記ケース本体を上方から覆い、上面が前記車両のフロアパネルを構成するバッテリカバーと、を有し、
前記バッテリカバーには、前記左右方向に延設され、上部に乗員が着座可能なシートが搭載されるクロスメンバ部が一体に設けられている、
車両。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の車両であって、
前記クロスメンバ部は、前記前後方向に並んで設けられた第1クロスメンバ部及び第2クロスメンバ部を含み、
前記シートは、前記第1クロスメンバ部及び前記第2クロスメンバ部に跨って搭載される、
車両。
【請求項3】
請求項2に記載の車両であって、
前記第1クロスメンバ部及び前記第2クロスメンバ部には、前記シートがスライド移動可能なシートレールが架設されている、
車両。
【請求項4】
請求項2に記載の車両であって、
前記バッテリカバーには、前記左右方向における略中央部において、前記第1クロスメンバ部と前記第2クロスメンバ部とに接続され、前記前後方向に延設されるフレーム部が設けられている、
車両。
【請求項5】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両であって、
前記一対のサイドフレームに固定されるエクステンション部材をさらに備え、
前記クロスメンバ部の前記左右方向の両端部は、前記エクステンション部材により前記一対のサイドフレームに固定される、
車両。
【請求項6】
請求項5に記載の車両であって、
前記クロスメンバ部の前記左右方向の両端部には、前記シートが取り付けられるシートブラケットが設けられている、
車両。
【請求項7】
請求項6に記載の車両であって、
前記クロスメンバ部の前記両端部は、前記一対のサイドフレームの上方まで延設され、
前記シートブラケットは、前記一対のサイドフレームの上方に配置される、
車両。
【請求項8】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両であって、
前記クロスメンバ部には、前記左右方向における中央部に設けられ、前記シートが取り付けられるシートブラケットが設けられており、
前記バッテリカバーには、前記前後方向に延設され、前記シートブラケットに接続されるフレーム部が設けられている、
車両。
【請求項9】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両であって、
前記車体フレームは、前記一対のサイドフレームに固定されるサイドシルをさらに有し、
前記クロスメンバ部は、前記左右方向の両端部から延設されたエクステンション部材を介して前記一対のサイドフレーム及び前記サイドシルに固定される、
車両。
【請求項10】
請求項1から4のいずれか1項に記載の車両であって、
前記車体フレームは、前記一対のサイドフレームに固定されるサイドシルをさらに有し、
前記クロスメンバ部は、前記左右方向において、前記サイドシルに対向して配置される、
車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体フレームにバッテリパックが取り付けられた車両に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
近年、より多くの人々が手ごろで信頼でき、持続可能かつ先進的なエネルギーへのアクセスを確保できるようにするため、エネルギーの効率化に貢献する二次電池に関する研究開発が行われている。
【0003】
例えば、特許文献1には、複数のバッテリモジュールをハウジングに収容したバッテリパックが搭載された車両が記載されている。特許文献1では、バッテリパックが車体フレームの下部に固定され、ハウジングの上面が車両のフロアの一部を構成している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2022/251284号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、ハウジングの上面にシート取付部材が設けられた構成が記載されているものの、シートからの荷重に対してハウジングの剛性を十分に確保するために改善の余地があった。
【0006】
本発明は、バッテリパックのバッテリカバーに対して直接シートを搭載し、シートからの荷重に対してバッテリカバーの剛性を十分に確保できる車両を提供する。そして、延いてはエネルギーの効率化に寄与するものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、
車体フレームと、
バッテリ及び該バッテリが収容されるバッテリケースを有し、前記車体フレームに取り付けられるバッテリパックと、を備える車両であって、
前記車体フレームは、前後方向に沿って延在し、左右方向の両側に配置された一対のサイドフレームを有し、
前記バッテリパックは、前記一対のサイドフレームに固定され、
前記バッテリケースは、
前記バッテリが配置されるケース本体と、
前記ケース本体を上方から覆い、上面が前記車両のフロアパネルを構成するバッテリカバーと、を有し、
前記バッテリカバーには、前記左右方向に延設され、上部に乗員が着座可能なシートが搭載されるクロスメンバ部が一体に設けられている。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、バッテリカバーに対して直接シートを搭載し、シートからの荷重に対してバッテリカバーの剛性を十分に確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態の車両Vの分解斜視図である。
一対のサイドフレーム5に固定されたバッテリパック20、及びバッテリパック20のバッテリカバー40Aに取り付けられたシート7L、7Rの外観斜視図である。
バッテリケース23の分解斜視図である。
バッテリパック20の上面図である。
サイドシル4及びサイドフレーム5に固定されたバッテリパック20の外観斜視図である。
クロスメンバ部42に取り付けられたエクステンション部材45の拡大斜視図である。
図5のVII-VII線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の一実施形態の車両について、添付図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、以下の説明において、前後、左右、上下は、運転者から見た方向に従い、図面に車両の前方をFr、後方をRr、左方をL、右方をR、上方をU、下方をD、として示す。なお、左右方向を車幅方向とも称すこともある。
(【0011】以降は省略されています)

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