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公開番号2025066473
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-23
出願番号2023176116
出願日2023-10-11
発明の名称空気冷却装置の運転方法
出願人栗田工業株式会社
代理人個人,個人
主分類F28F 27/00 20060101AFI20250416BHJP(熱交換一般)
要約【課題】循環水の過濃縮を容易に防止することができる空気冷却装置の運転方法を提供する。
【解決手段】空気が透過する充填材と、該充填材に上方から水を流す給水装置と、該充填材の下方に配置された水受け部材と、該水受け部材からの水が流入する回収容器と、該回収容器に補給水を供給する補給水供給手段と、該回収容器内の水を前記給水装置に送水するための循環ポンプとを有する空気冷却装置を運転する空気冷却装置の運転方法において、該空気冷却装置を循環する水の濃縮度が基準値以上となった場合に、前記循環ポンプを所定時間停止し、前記回収容器から水をオーバーブローさせ、その後、該循環ポンプを再稼働させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
空気が透過する充填材と、該充填材に上方から水を流す給水装置と、該充填材の下方に配置された水受け部材と、該水受け部材からの水が流入する回収容器と、該回収容器に補給水を供給する補給水供給手段と、
該回収容器内の水を前記給水装置に送水するための循環ポンプと
を有する空気冷却装置を運転する空気冷却装置の運転方法において、
該空気冷却装置を循環する水の濃縮度が基準値以上となった場合に、前記循環ポンプを所定時間停止し、前記回収容器から水をオーバーブローさせ、その後、該循環ポンプを再稼働させる制御を行うことを特徴とする空気冷却装置の運転方法。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
前記補給水供給手段はフロート弁装置を備えている請求項1の空気冷却装置の運転方法。
【請求項3】
前記濃縮度を電気伝導度により求める請求項1又は2の空気冷却装置の運転方法。
【請求項4】
電気伝導度を測定する電気伝導度計を前記水受け部材又は水受け部材と前記回収容器との間の流路に設ける請求項3の空気冷却装置の運転方法。
【請求項5】
電気伝導度を測定する電気伝導度計を前記回収容器に設け、測定された電気伝導度に係数を乗じた値に基づいて前記循環ポンプの制御を行う請求項3の空気冷却装置の運転方法。
【請求項6】
前記空気冷却装置は凝縮器の補助冷却装置であり、
該凝縮器の運転時間から空気冷却装置における蒸発量を算出し、これに基づいて濃縮度の上昇速度を算出し、これに基づいて前記循環ポンプの制御を行う請求項1又は2の空気冷却装置の運転方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、空気を冷却する空気冷却装置の運転方法に関する。詳しくは、本発明は、通気性の充填材に空気を透過させると共に該充填材に水を供給し、この水の気化熱によって空気を冷却する空気冷却装置の運転方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
通気性の充填材に空気を透過させると共に該充填材に水を供給し、この水の気化熱によって空気を冷却する空気冷却装置が用いられている(例えば特許文献1,2)。
【0003】
図2は、特許文献1に記載の空気冷却装置を示すものであり、この空気冷却装置は空冷式のチラーの凝縮器3の吸込空気を冷却するように用いられる凝縮器用補助冷却装置である。凝縮器3は、空調機や冷凍機の室外機1のケース2内に配置されている。凝縮器3に通風させるようにファン4が設けられている。ケース2は前面が開放口となっており、この開放口に凝縮器3が配置されている。補助冷却装置は、この凝縮器3に取り込まれる空気を冷却するためのものである。
【0004】
この冷却装置10は、空冷式凝縮器3の前面に対面するように配置された充填材11を有する。この充填材11は、吸い込み空気の流れ方向に所定の厚みを有している。そして、充填材11に上方から給水装置12によって水を流し、充填材11の下部から流れ出る水を水受け部材13、流路14及び回収容器15で回収している。
【0005】
この回収容器15に回収された水は、循環ポンプ16により配管17を介して給水装置12に送水される。給水装置12から充填材11に供給された水は、充填材11を伝わり流れる間に空気と接触して蒸発し、この際の気化熱によって空気が冷却される。
【0006】
この充填材11は複数の波板を間隔をあけて積層状に配設したものであり、波板同士の間に空気流通路が形成されている。
【0007】
回収容器15には、フロート19を有したフロート弁装置(ボールタップ)20が設けられており、水回収容器15内の水位が規定水位となるように補給水が補給される。
【0008】
図3は、特許文献2の空気冷却装置を示すものである。この図3の空気冷却装置では、回収容器15にオーバーブロー管18が接続されていること以外は図2の空気冷却装置と同一の構成となっている。
【0009】
回収容器15内の水位がフロート弁装置20の閉弁水位(フロート19が上昇して弁が閉まる水位)よりも上昇した場合、オーバーブロー管18の上端18aから回収容器15内の水がオーバーブローする。
【0010】
なお、図3では、オーバーブロー管18は、一端が回収容器15の底部に連なり、回収容器15に沿って上方に立ち上がっている。上端18aは、回収容器15内の前記閉弁水位よりも若干上位に位置し、側方に向って開放している。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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