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公開番号
2025066291
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-23
出願番号
2023175771
出願日
2023-10-11
発明の名称
コンクリート表面用塗料及びコンクリート亀裂検出方法
出願人
日本特殊塗料株式会社
代理人
主分類
C09D
201/00 20060101AFI20250416BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】コンクリートに発生する亀裂の検出を容易にするための塗料と、その検出方法の開発。
【解決手段】鉄元素を60質量%以上含有し、粒径のうち最大長径が0.2mm以下である鉄粉末を、塗料100質量部に対し10質量%~300質量%含むコンクリート表面用塗料。コンクリート表面に、前記記載のコンクリート表面用塗料を塗装し、コンクリート表面に発生した亀裂に、前記の塗装塗膜が追従して亀裂を発生したことにより、水が塗膜内部の鉄粉末と反応して赤錆を発生することで、コンクリート表面に発生した亀裂を塗膜亀裂部の赤錆により検出する方法。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート表面に塗装する塗料であって、鉄元素を60質量%以上含有し、粒径のうち最大長径が0.2mm以下である鉄粉末を、塗料100質量部に対し10質量%~300質量%含むことを特徴とするコンクリート表面用塗料。
続きを表示(約 300 文字)
【請求項2】
コンクリート表面に塗装する塗料であって、鉄元素を60質量%以上含有し、粒径のうち最大長径が0.2mm以下である鉄粉末を、コンクリート構造物に塗装する該塗料調合の際に該塗料に投入、攪拌分散し、コンクリート表面に塗装することを特徴とするコンクリート表面用塗料。
【請求項3】
コンクリート表面に、請求項1または請求項2に記載のコンクリート表面用塗料を塗装し、コンクリート表面に発生した亀裂に、前記の塗装塗膜が追従して亀裂を発生したことにより、水が塗膜内部の鉄粉末と反応して赤錆を発生することで、コンクリート表面に発生した亀裂を塗膜亀裂部の赤錆により検出する方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート構造物用塗料及びコンクリート亀裂検出方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリート構造物の多くは、強度、剛性を確保するために内部に鉄筋を有する鉄筋コンクリート構造を有する。コンクリートに亀裂が発生し、この亀裂が内部に及ぶ場合には、外側から水が浸入し、鉄筋に錆を発生させ、鉄筋の強度を低下させる虞れがある。このため、コンクリートに亀裂が発生しても内部に水を侵入させないように、亀裂に追従して塗膜が伸びる塗料をコンクリート表面に塗装する等の対策を実施している。
【0003】
しかし、こうした対策にもかかわらず、コンクリート保護塗膜にも亀裂が生じることを完全に防ぐことは困難である。このため、コンクリートを保護しつつ表面の亀裂を検出しようとする発明がある。コンクリートのひび割れへの追従性能が0.50mm以上の柔軟性塗膜を形成し、この塗膜の上に、ひび割れへの追従性能が0.20mm以下の硬質性塗膜を形成するという発明である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-035827号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記発明によれば、柔軟性塗膜によりコンクリート表面を保護しつつ、硬質性塗膜のひび割れを早期に検出することにより、適切にコンクリート表面を保護しようとするものである。
【0006】
そこで本発明は、前記発明の硬質性塗膜の如き亀裂の検出を、更に容易化しうるコンクリート表面用塗料、及びコンクリートの亀裂検出方法を開発することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、以下の構成により上記課題を解決できることを見出した。
【0008】
<1>
コンクリート表面に塗装する塗料であって、鉄元素を60質量%以上含有し、粒径のうち最大長径が0.2mm以下である鉄粉末を、塗料100部に対し10質量%~300質量%含むことを特徴とするコンクリート表面用塗料。
<2>
コンクリート表面に塗装する塗料であって、鉄元素を60質量%以上含有し、粒径のうち最大長径が0.2mm以下である鉄粉末を、コンクリート構造物に塗装する該塗料調合の際に該塗料に投入、攪拌分散し、コンクリート表面に塗装することを特徴とするコンクリート表面用塗料。
<3>
コンクリート表面に、請求項1または請求項2に記載のコンクリート表面用塗料を塗装し、コンクリート表面に発生した亀裂に、前記の塗装塗膜が追従して亀裂を発生したことにより、水が塗膜内部の鉄粉末と反応して赤錆を発生することで、コンクリート表面に発生した亀裂を塗膜亀裂部の赤錆により検出する方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によるコンクリート表面用塗料は、鉄粉末を特定割合配合することにより、塗膜に亀裂が発生した場合には、塗膜の亀裂部に水分が侵入し、侵入した水分と鉄粉末に含まれる鉄イオンが反応して赤錆を生成する。赤錆は視認が非常に容易であるため、コンクリート表面を遠方から双眼鏡、望遠鏡等の手段を用いて観察することで亀裂を発見検出する、ドローンに搭載したカメラ等により亀裂を発見検出することが可能である。従来コンクリート表面に亀裂が発生したとしても、これを早期に検出することは困難であったが、コンクリート表面の亀裂を早期に検出することが可能になることで、各種のコンクリート構造物の補修必要箇所が早期に判明し、速やかにコンクリート構造物を補修工事し、良好な状態に維持することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係るコンクリート表面用塗料及び同亀裂検出方法について説明する。以下の実施形態における各構成及びそれらの組み合わせは例であり、本発明は実施形態によって限定されることはない。
本明細書において、「~」とはその前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む意味で使用される。
(【0011】以降は省略されています)
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