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公開番号
2025064243
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-17
出願番号
2023173842
出願日
2023-10-05
発明の名称
空気中微生物濃度制御システム、及び空気中微生物濃度制御装置
出願人
国立大学法人宇都宮大学
,
スパテクノ株式会社
代理人
弁理士法人秀和特許事務所
主分類
A61L
9/14 20060101AFI20250410BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】簡易な構成で畜舎内の空気中微生物濃度を適切な値に制御することが可能な技術を提供する。
【解決手段】家畜を飼育する畜舎内のエアロゾル濃度に係る出力信号を出力するセンサと、薬液を霧化して前記畜舎内に放出する薬液噴霧手段と、少なくとも前記センサが出力する前記出力信号に基づいて、前記薬液噴霧手段による前記薬液の放出を制御する制御手段と、を有する、空気中微生物濃度制御システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
家畜を飼育する畜舎内のエアロゾル濃度に係る出力信号を出力するセンサと、
薬液を霧化して前記畜舎内に放出する薬液噴霧手段と、
少なくとも前記センサが出力する前記出力信号に基づいて、前記薬液噴霧手段による前記薬液の放出を制御する制御手段と、
を有する、空気中微生物濃度制御システム。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記畜舎内の相対湿度を測定する相対湿度測定手段をさらに有しており、
前記制御手段は、前記畜舎内の相対湿度に関する情報も用いて、前記薬液噴霧手段による前記薬液の放出を制御する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の空気中微生物濃度制御システム。
【請求項3】
前記制御手段は、前記センサの出力値が所定の判定閾値を超えた場合に、所定の時間、前記薬液の放出を行うように前記薬液噴霧手段を制御する、
ことを特徴とする、請求項1に記載の空気中微生物濃度制御システム。
【請求項4】
前記判定閾値は、予め前記センサの出力値と前記畜舎内のエアロゾル濃度又は前記畜舎内の空気中微生物量との相関関係に基づいて決定される、
ことを特徴とする、請求項3に記載の空気中微生物濃度制御システム。
【請求項5】
前記薬液噴霧手段は、
前記薬液を貯留する貯留槽と、
前記貯留槽に貯留された前記薬液を超音波振動子により霧化させる霧化手段と、
前記畜舎内の天井近傍に延びる配管及び前記配管に設けられる複数のミスト噴出孔を有するミスト噴出手段と、を備える
ことを特徴とする、請求項1に記載の空気中微生物濃度制御システム。
【請求項6】
オゾンを生成するオゾン発生器をさらに有しており、
前記薬液は、少なくとも水と前記オゾンとを混合して作られる水溶液である、
ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか一項に記載の空気中微生物濃度制御システム。
【請求項7】
家畜を飼育する畜舎内のエアロゾル濃度に係る指標情報を取得する指標情報取得手段と、
薬液を霧化して前記畜舎内に放出する薬液噴霧手段と、
少なくとも前記指標情報に基づいて、前記薬液噴霧手段による前記薬液の放出を制御する制御手段と、
を有する、空気中微生物濃度制御装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、畜産の分野に関し、特に、家畜を飼育する畜舎内の空気中微生物濃度を制御するシステム及び装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
畜産において生産性を向上させるためには、畜舎内で飼育している家畜にとって適切な環境を提供しなければならない。畜舎内空気の衛生環境の要因には、空気中(浮遊)微生物が含まれており、空気中微生物は家畜の疾病に関わっている。即ち、病原性微生物は感染動物や汚染媒介物を介して伝播するほか、エアロゾルを介して空気伝播すると考えられ、例えば非特許文献1では空気中微生物濃度とエアロゾル濃度との相関関係が検証されている。
【0003】
近年、産性向上を目的として行われてきた畜産の大規模化・集約化に伴い、多様な疾病の常在化や感染症の発生リスクが増大するなどの問題が生じている。これに対して、従来から、消毒液をミスト状にして高圧で畜舎内に噴霧する技術が提案されている(例えば、特許文献1)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-34025号公報
【非特許文献】
【0005】
名出貴紀、池口厚男、中久保亮、石田三佳、宮崎綾子、鈴木亨、鈴木孝子、高木道浩、「閉鎖型離乳豚舎内の空気中微生物濃度とエアロゾル濃度の関係」、農業施設、農業施設学会、2015年3月、46巻1号 p.1-8
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の特許文献1の技術では、畜舎を複数のブロック単位に分割した際に、消毒液の噴霧範囲をブロック単位で切り替え制御することが提案されているものの、従来の消毒液の噴霧は例えば時間経過によるON/OFF切り替えなど、空気中微生物の多寡とは無関係に行われていた。
【0007】
しかしながら、畜舎内のエアロゾル濃度(空気中微生物濃度)は、家畜の行動によって影響を受けるため、時間によるON/OFF制御では畜舎内の空気中微生物濃度を適切に制御できない。即ち、従来は、空気中微生物濃度低減、或いは制御といった観点からは、必ずしも適切に消毒液の噴霧が行われていない、といった問題があった。
【0008】
上記のような問題点に鑑み、本発明は、簡易な構成で畜舎内の空気中微生物濃度を適切な値に制御することが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の構成を採用する。即ち、
家畜を飼育する畜舎内のエアロゾル濃度に係る出力信号を出力するセンサと、
薬液を霧化して前記畜舎内に放出する薬液噴霧手段と、
少なくとも前記センサが出力する前記出力信号に基づいて、前記薬液噴霧手段による前記薬液の放出を制御する制御手段と、
を有する、空気中微生物濃度制御システムである。
【0010】
なお、上記において「エアロゾル濃度に係る出力信号」とは、例えば、エアロゾル質量濃度またはエアロゾル個数濃度など、濃度そのものを示す値であってもよいし、エアロゾル質量濃度またはエアロゾル個数濃度との相関関係に基づいて関連付けられた他の出力値(例えば、フォトインタラプタの出力としての電圧値)であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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