TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025063568
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-16
出願番号
2023172900
出願日
2023-10-04
発明の名称
軽度不調改善用経口組成物
出願人
大正製薬株式会社
代理人
弁理士法人 井手・小野国際特許事務所
主分類
A23L
33/105 20160101AFI20250409BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】摂取することにより軽度不調症状改善効果が得られる経口組成物を提供すること。
【解決手段】ピペリンを有効成分として含有する軽度不調症状改善用の経口組成物。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ピペリンを有効成分として含有することを特徴とする、軽度不調症状改善用の経口組成物。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
軽度不調症状が睡眠の質の低下である請求項1記載の経口組成物。
【請求項3】
軽度不調症状がストレスである請求項1記載の経口組成物。
【請求項4】
軽度不調症状が眼精疲労である請求項1記載の経口組成物。
【請求項5】
軽度不調症状が便秘である請求項1記載の経口組成物。
【請求項6】
軽度不調症状が肩及び/または腰の凝りである請求項1記載の経口組成物。
【請求項7】
ピペリンの一日当たりの摂取量が30~270μgである請求項1記載の経口組成物。
【請求項8】
ピペリンがコショウ科植物に由来する、請求項1に記載の経口組成物。
【請求項9】
飲食品組成物である請求項1~8に記載の経口組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軽度不調症状改善効果を有する経口組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、睡眠負債、ストレス過多等、個人が主観的に感じる軽度な心身不調(以下、「軽度不調」という。)を原因とする、就業時の労働生産性の低下(プレゼンティーイズム)や経済損失が起きることが問題視されている。一方、心身不調がなく幸福度が高い労働者は生産性や創造性が高いことが明らかになっており、個々人の生産性を向上させて経済損失を減らすために、心身不調を改善し、活力ある健康長寿社会を形成していくことが喫緊の課題となっている。
【0003】
最近では、軽度不調状態を手軽に評価できるよう、軽度不調スコアを算出する方法(特許文献1)が開発されており、軽度不調スコアを参考にしながら、自分に合う軽度不調改善のための行動(運動や健康食品の摂取など)につなげる取り組みが進められている。
【0004】
ヒハツ(英名:Long pepper)は東南アジアに分布するコショウ科の植物で ある。ヒハツ抽出物にはピペリンが含まれ、様々な作用を有することが知られているが、例えば特許文献2ではピペリンがアンジオテンシンにより誘導される血圧上昇を抑制することが示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-157474 号公報
特許第6862688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、摂取することにより軽度不調症状改善効果が得られる経口組成物の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、軽度不調症状改善効果を有する素材について鋭意検討を行った結果、ピペリンが軽度不調症状改善効果を有することを見出し、本発明を完成した。
【0008】
すなわち、本発明は、下記(1)~(8)に係るものである。
(1)ピペリンを有効成分として含有する軽度不調症状改善用の経口組成物。
(2)軽度不調症状が睡眠の質の低下である(1)記載の経口組成物。
(3)軽度不調症状がストレスである(1)に記載の経口組成物。
(4)軽度不調症状が眼精疲労である(1)記載の経口組成物。
(5)軽度不調症状が便秘である(1)記載の経口組成物。
(6)軽度不調症状が肩及び/または腰の凝りである(1)記載の経口組成物。
(7)ピペリンの一日当たりの摂取量が30~270μgである(1)記載の経口組成物。
(8)ピペリンがコショウ科植物に由来する、(1)に記載の経口組成物。
(9)飲食品組成物である(1)~(8)に記載の経口組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明の組成物は、摂取することにより、睡眠の質の低下、ストレス、肩や腰のこり、便秘、眼精疲労などの軽度不調症状を改善することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
ピペリンを含む被験食品を摂取した際の、目の疲れ、肩や腰の凝りに関するVASアンケートスコアを示した図である。スコアが高いほど、健康状態が良いことを示している。(++:開始時(0W)に対して、有意な差があり(p < 0.05)、Paired t-test)
ピペリンを含む被験食品およびプラセボ品を摂取した際の、眠るまでの時間の開始時(0W)からの変化量を示した図である。スコアが低いほど、早く眠れたことを示している。(**:プラセボに対して、有意な差があり(p < 0.05)、*:プラセボに対して、有意傾向あり(p < 0.1)、Welch's t-test)
ピペリンを含む被験食品およびプラセボ品を摂取した際の、怒りを感じる頻度の開始時(0W)からの変化量を示した図である。スコアが高いほど、怒りを感じる頻度が多いことを示している。(**:プラセボに対して、有意な差があり(p < 0.05)、*:プラセボに対して、有意傾向あり(p < 0.1)、Welch's t-test)
ピペリンを含む被験食品およびプラセボ品を摂取した際の、イライラしている頻度の開始時(0W)からの変化量を示した図である。スコアが高いほど、イライラしている頻度が多いことを示している。(**:プラセボに対して、有意な差があり(p < 0.05)、*:プラセボに対して、有意傾向あり(p < 0.1)、Welch's t-test)
ピペリンを含む被験食品およびプラセボ品を摂取した際の、便通の頻度の開始時(0W)からの変化量を示した図である。スコアが高いほど、便通が良いことを示している。(*:プラセボに対して、有意傾向あり(p < 0.1)、Welch's t-test)
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
大正製薬株式会社
軽度不調改善用経口組成物
16日前
大正製薬株式会社
外用医薬組成物
2か月前
他の特許を見る