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公開番号2025063431
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-16
出願番号2023172616
出願日2023-10-04
発明の名称電動弁
出願人株式会社不二工機
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類F16K 31/04 20060101AFI20250409BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】比較的容易に組み立てられるにも関わらず、流体漏れ等を抑制できる電動弁を提供する。
【解決手段】電動弁は、弁座11eを備えた弁本体10と、雄ねじ部21bを備え、モータにより回転駆動される弁軸21と、弁本体10に取り付けられるガイドステム15と、弁軸21に保持された弁ホルダ23と弁ホルダ23に固定された弁体24と、嵌合部15eが嵌合する円筒状の被嵌合部29eおよび円筒状のホルダ基部29aを備え、ホルダ基部29aが弁本体10内に配置されたシールホルダ29と、を有し、弁体24は、貫通孔24dを有し、前記ホルダ基部29aの外周と前記弁本体10の内周との間がシールされており、前記ホルダ基部29aの内周と前記弁ホルダ23の外周との間に、環状シール体ORが配置され、嵌合部15eと被嵌合部29eとの径方向の隙間Aは、ホルダ基部29aの外周と前記弁本体10の内周との隙間Bよりも小さい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
弁座を備えた弁本体と、
雄ねじ部を備え、モータにより回転駆動される弁軸と、
前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部および円筒状の嵌合部を備え、前記弁本体に取り付けられるガイドステムと、
前記弁軸に保持された弁ホルダと、
前記弁ホルダに固定され、前記弁座に対して接離可能な弁体と、
前記嵌合部が嵌合する円筒状の被嵌合部および円筒状のホルダ基部を備え、前記ホルダ基部が前記弁本体内に配置されたシールホルダと、を有し、
前記弁体は、前記ホルダ基部を挟んで弁軸側の空間と、反弁軸側の空間とを連通する開閉可能な貫通孔を有し、
前記ホルダ基部の外周と前記弁本体の内周との間がシールされており、
前記ホルダ基部の内周と前記弁ホルダの外周との間に、環状シール体が配置され、
前記嵌合部と前記被嵌合部との径方向の隙間Aは、前記ホルダ基部の外周と前記弁本体の内周との隙間Bよりも小さい、
ことを特徴とする電動弁。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
前記環状シール体は、前記シールホルダ側に配置されたO-リングと、前記弁ホルダ側に配置された、前記O-リングより摩擦係数が小さい摺動部材とからなる、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項3】
前記シールホルダは、前記ホルダ基部から径方向外側に延在するホルダフランジ部を有し、前記ホルダフランジ部が前記弁本体の端部に固定される、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項4】
前記弁本体の端部には、前記モータのロータが収容されるキャンの端部が固定されており、前記ホルダフランジ部の外縁が、前記キャンに対して隙間をあけて固定される、
ことを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
【請求項5】
前記被嵌合部は、前記ホルダフランジ部の径方向内側に形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の電動弁。
【請求項6】
前記弁本体の軸線に交差する方向に沿って前記弁本体内に挿通された配管の先端が、前記シールホルダに当接する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。
【請求項7】
前記嵌合部と前記被嵌合部とは、締り嵌めの関係で嵌合する、
ことを特徴とする請求項1に記載の電動弁。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電動弁に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
モータ駆動型の電動弁は、ステッピングモータにより回転駆動される弁軸の雄ねじ部を弁本体に設けられた雌ねじ孔に螺合させてなるねじ機構を有する。このねじ機構により、弁軸を軸線回りに回転させつつ軸線方向に変位させ、弁体と弁座の隙間を増減させて流量を制御している。
【0003】
例えば特許文献1に、開弁時の流量を確保すべく比較的大きい内径の弁座を有する電動弁が開示されている。かかる電動弁において、筒状保持部材の内側に弁体が摺動可能に嵌合しており、弁体に配置されたシール部材により筒状保持部材と弁体との間をシールしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-130271号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、弁本体に配設された弁座と弁体は、互いに対応するテーパ面を有しており、弁体が着座するときはテーパ面同士が密着して閉弁動作が行われる。したがって、筒状保持部材と弁座との同軸性が確保されていないと、弁座に弁体が着座した際に弁体と筒状保持部材との間に偏心が生じ、それによりシール部材から流体漏れが生じるおそれがある。このため、組立時に筒状保持部材と弁座との同軸性を確保する工程が重要になるが、それにより組立に手間がかかる。
【0006】
そこで本発明は、比較的容易に組み立てられるにも関わらず、流体漏れ等を抑制できる電動弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の電動弁は、
弁座を備えた弁本体と、
雄ねじ部を備え、モータにより回転駆動される弁軸と、
前記雄ねじ部に螺合する雌ねじ部および円筒状の嵌合部を備え、前記弁本体に取り付けられるガイドステムと、
前記弁軸に保持された弁ホルダと、
前記弁ホルダに固定され、前記弁座に対して接離可能な弁体と、
前記嵌合部が嵌合する円筒状の被嵌合部および円筒状のホルダ基部を備え、前記ホルダ基部が前記弁本体内に配置されたシールホルダと、を有し、
前記弁体は、前記ホルダ基部を挟んで弁軸側の空間と、反弁軸側の空間とを連通する開閉可能な貫通孔を有し、
前記ホルダ基部の外周と前記弁本体の内周との間がシールされており、
前記ホルダ基部の内周と前記弁ホルダの外周との間に、環状シール体が配置され、
前記嵌合部と前記被嵌合部との径方向の隙間Aは、前記ホルダ基部の外周と前記弁本体の内周との隙間Bよりも小さい、
ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、比較的容易に組み立てられるにも関わらず、流体漏れ等を抑制できる電動弁を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明の実施形態に係る電動弁を示す縦断面図であり、閉弁状態で示す。
図2は、本発明の実施形態に係る電動弁を示す縦断面図であり、中間開弁状態で示す。
図3は、本発明の実施形態に係る電動弁を示す縦断面図であり、完全開弁状態で示す。
図4は、図3に示す電動弁の弁室付近を拡大して示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明にかかる実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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