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公開番号
2025062108
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025017796,2023076903
出願日
2025-02-05,2019-03-29
発明の名称
生体内留置クリップ
出願人
日本ゼオン株式会社
代理人
前田・鈴木国際特許弁理士法人
主分類
A61B
17/122 20060101AFI20250404BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】管腔臓器の外側から蛍光体の発光を視認しやすく、管腔臓器内壁への取付安定性に優れたものとしうる生体内留置クリップを提供すること。
【解決手段】金属板からなり、弾力で略V字状に開脚する一対のアーム板部22と、アーム板部22の各先端部に形成してある爪部23と、を有する生体内留置クリップ1である。アーム板部の少なくとも外面に、励起光の照射により赤色ないし近赤外光を発光する蛍光色素を含む蛍光体が具備してあり、前記蛍光体は、前記蛍光色素を含む高分子材料組成物の押出成形体または射出成形体である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
金属板からなり、弾力で略V字状に開脚する一対のアーム板部と、
前記アーム板部の各先端部に形成してある爪部と、を有する生体内留置クリップであって、
少なくともいずれか一方の前記アーム板部の少なくとも外面に、励起光の照射により赤色ないし近赤外光を発光する蛍光色素を含む蛍光体が具備してあり、
前記蛍光体は、前記蛍光色素を含む高分子材料組成物の押出成形体または射出成形体であることを特徴とする生体内留置クリップ。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
前記蛍光体が、前記アーム板部の内面に具備してある請求項1に記載の生体内留置クリップ。
【請求項3】
前記蛍光体は、前記アーム板部の先端部から前記アーム板部の先端外方に突出する先端突出部を有する請求項1または2に記載の生体内留置クリップ。
【請求項4】
前記先端突出部は、一対の前記アーム板部の各々に具備されている請求項3に記載の生体内留置クリップ。
【請求項5】
前記先端突出部の少なくとも一部は、その側方から前記爪部の延在方向に突出している請求項3または4に記載の生体内留置クリップ。
【請求項6】
前記爪部は、前記先端突出部の少なくとも一部で構成されている請求項3~5のいずれかに記載の生体内留置クリップ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、たとえば内視鏡を利用して管腔内に挿入されて、管腔の外部から位置を視認可能なマーカーとして利用することができる生体内留置クリップに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、食道、胃、大腸等の消化管の癌等の疾患は、主として消化管の粘膜から発生し進行する。同様に、肺癌は、主として気管粘膜から発生し、膀胱癌は、主として膀胱粘膜から発生し進行する。そのため、消化管、気管、膀胱等の管腔臓器の疾患の診断を確定させるには、内視鏡を管腔臓器内に挿入して粘膜を観察し、患部組織を生検することが必須となっている。そして、その確定診断に基づき、患部組織は必要に応じて外科的に切除される。
【0003】
しかしながら、外科的切除術において、外科医は管腔臓器の外側からアプローチするため、患部を直接的に視認することはできない。すなわち、開胸または開腹手術下や腹腔鏡手術下では、肉眼または腹腔鏡で消化管、肺または膀胱を観察した場合、見えるのは粘膜ではなく、消化管漿膜面、気管漿膜面、膀胱腹膜面である。そのため、管腔臓器の外側から観察した場合でも切除域を確定できるように、管腔臓器の内部にマーカーを取り付けることが必要となる。
【0004】
このようなマーカーとして、体内の粘膜に係止するクリップに近接して留置され、近赤外光を発するLEDまたは蛍光発光物質で形成された発光体からなる外科手術用マーカーが提案されている(特許文献1)。
【0005】
しかしながら、上述の外科手術用マーカーにおいて、発光体としてLEDを使用したマーカーは電源の供給を必要とするので装置構成が複雑となり、内視鏡の処置具案内管に通すことができるように、マーカーをコンパクトに形成することが困難である。また、上述の外科手術用マーカーにおいて、蛍光発光物質で形成された発光体を使用するものは、管腔臓器の外側から励起光を照射することにより蛍光を発光するとされており、蛍光を発光させるための電源の供給が不要となっているが、管腔臓器の外側(漿膜側)に出射する蛍光の強度が弱く、実際上、管腔臓器の外側から発光部位を視認することは困難である。
【0006】
上述したような外科手術用マーカーの欠点を改良するものとして、特許文献2では、アーム部を有するクリップ本体とアーム部を閉じることができるようにクリップ本体に締着される筒状部材を備え、筒状部材に粘膜(管腔臓器内壁)を圧迫し、かつ、赤色ないし近赤外光を発光する蛍光色素を含む押圧部を設けた生体圧迫クリップが提案されている。このクリップでは、蛍光色素を含む押圧部が管腔臓器壁を圧迫した状態で管腔臓器内壁に取り付けられるので、管腔臓器壁(特に血液に含まれるヘモグロビン)を透過する際の蛍光の減衰が最小限に留められる結果として、蛍光を管腔臓器の外側から観察した場合でも、発光部位を良好に視認できるとされている。しかしながら、特許文献2に示すクリップでは、蛍光色素を含む樹脂材料でアーム部を閉じるための筒状部材(締め付けリング)を構成しているため、アーム部による管腔臓器内壁への締め付けが緩くなり易く、クリップ本体の取付安定性の向上が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2005-218680号公報
国際公開第2015/182737号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、管腔臓器の外側から蛍光体の発光を視認しやすく、管腔臓器内壁への取付安定性に優れたものとしうる生体内留置クリップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る生体内留置クリップは、
弾力で略V字状に開脚する一対のアーム板部と、
前記アーム板部の各先端部に形成してある爪部と、
一対の前記アーム板部の長手方向に沿って移動可能に前記アーム板部に取り付けられ、前記爪部の方向に移動させることにより、一対の前記アーム板部を閉脚させる締め付けリングと、を有する生体内留置クリップであって、
少なくともいずれか一方の前記アーム板部に、励起光の照射により赤色ないし近赤外光を発光する蛍光色素を含む蛍光体が具備してあることを特徴とする。
【0010】
本発明の生体内留置クリップは、たとえば内視鏡およびクリップ装置などを用いて管腔臓器内まで搬送されて、管腔臓器内壁に取り付られる。クリップを取り付けると、クリップ本体の爪部が管腔臓器内壁に押しつけられ、その押し付けられた管腔臓器内壁の近くにアーム板部に具備された蛍光体が位置することになる。
(【0011】以降は省略されています)
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