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公開番号
2025062106
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2025017761,2023000417
出願日
2025-02-05,2018-06-27
発明の名称
ナットウキナーゼを含む食品
出願人
小林製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23L
5/00 20160101AFI20250404BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】本発明の目的は、ナットウキナーゼ及びゼラチンを含みながらも、保存によるゼラチンの分解を抑制できる食品を提供することである。
【解決手段】ナットウキナーゼ及びゼラチンを含む食品において、ビタミンB
1
類、ビタミンB
9
類、ビタミンB
12
類、ビタミンP類、及びビタミンC類よりなる群から選択される少なくとも1種を配合することによって、ゼラチンの分解を抑制できる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)ナットウキナーゼ、(B)ゼラチン、並びに(C)ビタミンB
1
類、ビタミンB
9
類、ビタミンB
12
類、ビタミンP類、及びビタミンC類よりなる群から選択される少なくとも1種を含む、食品
(但し、乳酸菌末、紅麹菌末及びビフィズス菌末を含む場合;並びに、イチョウ葉エキス、DHA、及びEPAを含む場合を除く)
。
続きを表示(約 420 文字)
【請求項2】
前記(C)成分が、チアミン、葉酸、シアノコバラミン、メチルヘスペリジン、及びこれらの塩よりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の食品。
【請求項3】
前記(B)成分で形成されたカプセル皮膜を含むカプセル剤である、請求項1又は2に記載の食品。
【請求項4】
ナットウキナーゼ及びゼラチンを含む食品においてゼラチンの分解を抑制する方法であって、
食品
(但し、乳酸菌末、紅麹菌末及びビフィズス菌末を含む場合;並びに、イチョウ葉エキス、DHA、及びEPAを含む場合を除く)
に、(A)ナットウキナーゼ及び(B)ゼラチンと共に、(C)ビタミンB
1
類、ビタミンB
9
類、ビタミンB
12
類、ビタミンP類、及びビタミンC類よりなる群から選択される少なくとも1種を配合する、ゼラチンの分解抑制方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナットウキナーゼ及びゼラチンを含みながらも、保存によるゼラチンの分解を抑制できる食品に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
血栓症は、血管内に血栓が形成され、循環系における血流が閉塞する病態であり、脳梗塞、心筋梗塞、肺梗塞等の重篤な疾患を発症させる要因になっていることが知られている。従来、血栓症の予防又は治療には、抗血小板剤、抗血液凝固剤、血栓溶解剤等の薬剤の投与によって、血栓の形成を妨げたり、血栓を溶解させたりする方法が用いられている。しかしながら、このような薬剤は、副作用を伴ったり、医師の管理下での服用が必要であったりするため、簡易且つ日常的に摂取できるものではない。
【0003】
一方、日本の伝統食品の1つである納豆は、血栓溶解活性を有するナットウキナーゼが含まれていることが報告されて以来、納豆の健康食品としての価値が見直されている。しかしながら、納豆は、独特の臭いや粘りがあり、納豆を食さない人も多く存在しているのが実情である。そこで、従来、ナットウキナーゼを容易に摂取できるようにするために、ナットウキナーゼをカプセル剤や錠剤等の食品に製剤化したものが開発されている。このようなナットウキナーゼを含む食品は、医師の管理下での服用を必要とせず、簡易且つ日常的に摂取できるので、セルフメディケーションの上でも有益である。
【0004】
また、ナットウキナーゼを含む食品は、摂取容易性等のために、ゼラチン皮膜で被覆された錠剤やカプセルの形態が多く用いられる(例えば、特許文献1等参照)。ナットウキナーゼを含む食品にゲル化剤としてゼラチンを配合してゲル状にしたり、ナットウキナーゼを含む液状食品に増粘剤としてゼラチンを配合して粘性を付与したりすることがある。
【0005】
一方、ナットウキナーゼにはタンパク質分解作用があるので、ナットウキナーゼとゼラチンを含む食品では、保存によってゼラチンがナットウキナーゼによって分解されるという欠点がある。例えば、ゼラチン皮膜で被覆された錠剤やカプセルの場合であれば、このようなゼラチンの分解は、ゼラチン皮膜の割れや内容物の漏れ等を生じさせ、商品価値を著しく低下させてしまう。しかしながら、従来、ナットウキナーゼとゼラチンを含む食品において、保存によるゼラチンの分解を抑制する技術については十分に検討されていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特表2013-521262号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、ナットウキナーゼ及びゼラチンを含みながらも、保存によるゼラチンの分解を抑制できる食品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、ナットウキナーゼ及びゼラチンを含む食品において、ビタミンB
1
類、ビタミンB
9
類、ビタミンB
12
類、ビタミンP類、及びビタミンC類よりなる群から選択される少なくとも1種を配合することによって、ゼラチンの分解を抑制できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0009】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)ナットウキナーゼ、(B)ゼラチン、並びに(C)ビタミンB
1
類、ビタミンB
9
類、ビタミンB
12
類、ビタミンP類、及びビタミンC類よりなる群から選択される少なくとも1種を含む、食品。
項2. 前記(C)成分が、チアミン、葉酸、シアノコバラミン、メチルヘスペリジン、及びこれらの塩よりなる群から選択される少なくとも1種である、項1に記載の食品。
項3. 前記(B)成分で形成されたカプセル皮膜を含むカプセル剤である、項1又は2に記載の食品。
項4. ナットウキナーゼ及びゼラチンを含む食品においてゼラチンの分解を抑制する方法であって、
食品に、(A)ナットウキナーゼ及び(B)ゼラチンと共に、(C)ビタミンB
1
類、ビタミンB
9
類、ビタミンB
12
類、ビタミンP類、及びビタミンC類よりなる群から選択される少なくとも1種を配合する、ゼラチンの分解抑制方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明の食品によれば、ナットウキナーゼ及びゼラチンを含んでいても、ゼラチンの分解を抑制できるので、食品中でゼラチンが担っている機能を安定に維持させることができる。また、本発明の食品が、ゼラチンをカプセル皮膜やコーティング皮膜として含むカプセル剤や錠剤の場合には、開封後に吸湿した状態で保存されても、ゼラチン皮膜の形状を安定に保持し、保存によってゼラチン皮膜の割れや内容物の漏れが生じるのを抑制することができる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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