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公開番号
2025061429
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-10
出願番号
2025006719,2018121712
出願日
2025-01-17,2018-06-27
発明の名称
薬剤揮散器
出願人
小林製薬株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
B65D
83/00 20060101AFI20250403BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】揮散体同士がくっつくことを抑制することができる薬剤揮散器を提供する。
【解決手段】薬剤容器2は、揮散体を挿入する開口50を上部に有するとともに内部に液状薬剤の収容空間30を有するものであって、開口50を形作る内壁面51を有する口部を備え、口部の内壁面51には、開口50から挿入された揮散体が嵌まる嵌入部6が周方向に沿って複数設けられている。そして、口部は、その上端に該口部を囲むように設けられる天面部40をさらに備え、前記天面部40の上面は、前記口部の内壁面51と連なるとともに前記開口50に向かうに連れて下降するように傾斜しており、かつ該天面部40の外周縁からは外側周壁部41が垂下している。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
揮散体を挿入する開口を上部に有するとともに内部に液状薬剤の収容空間を有する薬剤容器と、
前記開口から前記薬剤容器に挿入される複数の揮散体と、
を備える薬剤揮散器であって、
前記薬剤容器は、前記開口を形作る内壁面を有する口部を備え、
前記口部の内壁面には、前記開口から挿入された前記揮散体が嵌まる嵌入部が周方向に沿って複数設けられており、
前記口部の内壁面は断面視多角形状を呈しており、前記嵌入部は、前記多角形の角により構成され、
前記口部は、その上端に該口部を囲むように設けられる天面部をさらに備え、
前記天面部の上面は、前記口部の内壁面と連なるとともに前記開口に向かうに連れて下降するように傾斜しており、該天面部の外周縁からは外側周壁部が垂下している、薬剤揮散器。
続きを表示(約 62 文字)
【請求項2】
前記揮散体は、前記液状薬剤との親和性の低い材料で形成されている、請求項1に記載の薬剤揮散器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、芳香剤、消臭剤などの揮散性を有する液状薬剤を揮散させる薬剤揮散器に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
室内や車内などの空間の臭気による不快感をなくし、快適な空間を生み出すために、液状薬剤を自然に揮散させる薬剤揮散器が広く使用されている。この種の薬剤揮散器として、例えば特許文献1には、液状薬剤を収容した薬剤容器内に複数の棒状の揮散体を挿入したものが開示されている。特許文献1の薬剤揮散器は、各揮散体の下端側の一部分が液状薬剤に浸漬する一方で、各揮散体の上端側の一部分は薬剤容器の上部開口から突き出ており、薬剤容器内の液状薬剤を各揮散体により吸い上げて薬剤容器外に揮散することで、芳香効果などを発揮している。
【0003】
薬剤揮散器は、リビングや玄関などの人の目に触れる場所に設置される場合が多く、近年、インテリア性を高めた薬剤揮散器に対するニーズが高まっている。そのため、揮散体にはラタンや植物などの天然素材、造花、樹脂スティックなどが主に用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-124603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
この種の薬剤揮散器は、揮散体が液状薬剤を吸い上げるため、揮散体は液状薬剤により濡れた状態で薬剤容器内に立て掛けられている。しかし、揮散体の表面が濡れていると、揮散体同士がくっつきやすく、複数の揮散体がくっついて密集すると、その分、揮散体の表面積が減少するために液状薬剤の揮散量が低下するうえ、薬剤揮散器のインテリア性が損なわれるという点で改良の余地がある。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、揮散体同士がくっつくことを抑制することができる薬剤揮散器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の薬剤揮散器は、揮散体を挿入する開口を上部に有するとともに内部に液状薬剤の収容空間を有する薬剤容器と、前記開口から前記薬剤容器に挿入される複数の揮散体と、を備える薬剤揮散器であって、前記薬剤容器は、前記開口を形作る内壁面を有する口部を備え、前記口部の内壁面には、前記開口から挿入された前記揮散体が嵌まる嵌入部が周方向に沿って複数設けられており、前記口部の内壁面は断面視多角形状を呈しており、前記嵌入部は、前記多角形の角により構成され、前記口部は、その上端に該口部を囲むように設けられる天面部をさらに備え、前記天面部の上面は、前記口部の内壁面と連なるとともに前記開口に向かうに連れて下降するように傾斜しており、該天面部の外周縁からは外側周壁部が垂下していることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、口部の内壁面に複数の嵌入部が周方向に沿って設けられているので、口部の開口から薬剤容器に挿入した複数の揮散体をそれぞれ嵌入部に嵌めた状態で口部の内壁面に立て掛けることにより、嵌入部によって各揮散体の口部の内壁面に沿った移動を抑制することができる。よって、例えば薬剤容器を移動させたり、揮散体に手が触れるなどしても、揮散体は、口部の内壁面に沿って移動することが規制されているので、揮散体同士がくっついて密集することを抑制することができ、揮散量の低下やインテリア性が損なわれることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態の薬剤揮散器の斜視図である。
図1の薬剤揮散器の平面図である。
本発明の一実施形態の薬剤容器の縦断面図である。
キャップの平面図である。
キャップの底面図である。
嵌入部(凹部)を拡大して示す斜視図である。
嵌入部(凹部)の断面視形状を概略的に示す断面図である。
変形例の嵌入部(凹部)を有するキャップの平面図である。
変形例の嵌入部(凹部)を拡大して示す斜視図である。
突起及び変形例の嵌入部(凹部)の断面視形状を概略的に示す断面図である。
揮散体が嵌入部に嵌まる状態を概略的に例示する断面図である。
揮散体の横断面図である。
揮散体が液状薬剤を吸い上げた時の横断面を概略的に示す断面図である。
変形例の揮散体が液状薬剤を吸い上げた時の横断面を概略的に示す断面図である。
液滴の接触角を説明する説明図である。
変形例の嵌入部(凹部)を有するキャップの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
図1及び図2は、本実施形態の薬剤揮散器1を示している。薬剤揮散器1は、液状薬剤Lを収容する薬剤容器2と、薬剤容器2に挿入される複数の揮散体10とを備えている。複数の揮散体10は、下端側の一部分が薬剤容器2内で液状薬剤Lに浸漬する一方で、上端側の一部分は薬剤容器2上で露出している。薬剤揮散器1は、薬剤容器2内の液状薬剤Lを複数の揮散体10により吸い上げて薬剤容器2外に揮散することで、薬剤揮散器1が設置された周囲の空間に対して液状薬剤の薬効を発揮する。
(【0011】以降は省略されています)
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