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公開番号
2025089779
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204635
出願日
2023-12-04
発明の名称
錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤
出願人
小林製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/02 20060101AFI20250609BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本開示の目的は、イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種と、メントールとを含みながらも、打錠成型時にスティッキングの発生を抑制でき、かつ錠剤に成形した際に錠剤の硬度低下を抑制できる錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤を提供することである。
【解決手段】本開示の錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤は、(A)イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)メントールと、(C)メジアン径が150~400μmである炭酸塩とを含むことを特徴とする。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)メントールと、(C)メジアン径が150~400μmである炭酸塩とを含む、錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記構造異性体が、チモールである、請求項1に記載の錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤。
【請求項3】
口腔内装着器具洗浄剤が、義歯洗浄剤である、請求項1又は2に記載の錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤。
【請求項4】
(A)イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種と、(B)メントールと、(C)メジアン径が150~400μmである炭酸塩とを含む原料混合物を打錠工程に供する、錠剤状の口腔内装着器具洗浄剤の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、口腔内装着器具のヌメリを容易に除去でき、打錠成型時にスティッキングの発生を抑制でき、かつ錠剤に成形した際に錠剤の硬度低下を抑制できる錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
義歯等の口腔内装着器具は、細菌、バイオフィルム、その他沈着物等が付着しやすく、洗浄せずに放置しておくと、口臭の原因になるだけでなく、歯周病等の口腔内疾患を誘発する一因になることがある。そのため、口腔ケアの一環として、口腔内装着器具を洗浄し清潔に保つことが不可欠である。口腔内装着器具に付着した細菌や汚れは、ブラシによる清掃では十分に除去できないため、洗浄剤による洗浄が重要である。
【0003】
洗浄剤による口腔内装着器具の洗浄は、一般に、洗浄剤を水に投入して調製された洗浄水に口腔内装着器具を浸漬放置する方法で行われている。従来、口腔内装着器具洗浄剤には界面活性剤及び発泡剤(炭酸化合物と酸)が配合されており、水に投入した際に界面活性化作用による化学的洗浄力と発泡作用による物理的洗浄力を発揮させ、洗浄効果が高まるように設計されている。しかしながら、口腔内装着器具に付着したバイオフィルムなどは、界面活性剤や発泡剤の作用では十分に除去できないため、口腔内装着器具洗浄剤で洗浄しでも口腔内装着器具に多く残存し、ヌメリの一因になっている。
【0004】
従来、口腔内装着器具に付着したバイオフィルムを除去するために、漂白剤を配合した口腔内装着器具洗浄剤が使用されている。
【0005】
また、プロテアーゼ、セルラーゼ、β1,3-グルカナーゼ、リパーゼ、ムタナーゼ等の酵素を義歯洗浄剤に配合することによって、義歯に付着したバイオフィルムの除去効果を付与できることも知られている(例えば、特許文献1~4参照)。また、特許文献5には、(A)エチレンオキサイド平均付加モル数が10~20で、アルキル基の炭素数が12~20であるポリオキシエチレンアルキルエーテル、(B)プロテアーゼ、及び(C)カチオン性殺菌剤を含有する義歯洗浄用液体組成物は、デンチャーバイオフィルムに対して優れた除去力と殺菌力を発揮することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭63-101313号公報
特開昭58-134014号公報
特開昭57-142910号公報
特開昭51-38415号公報
特開2008-179615号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかし、漂白剤又は酵素を配合した口腔内装着器具洗浄剤であっても、バイオフィルムの除去効果は十分ではなく、バイオフィルムなどに起因する口腔内装着器具のヌメリを十分に除去することはできなかった。このように、漂白剤又は酵素を配合した口腔内装着器具洗浄剤では、口腔内装着器具のヌメリの除去効果には限界がある。また、口腔内装着器具洗浄剤のバリエーションの拡大の観点から、口腔内装着器具のヌメリを容易に除去するための新しい製剤技術の開発が求められていた。
【0008】
本発明者は、口腔内装着器具のヌメリを除去するための新しい製剤技術について検討を行ったところ、口腔内装着器具洗浄剤に、イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種と、メントールとを組み合わせて配合することにより、意外にも、口腔内装着器具のヌメリを容易に除去できることを見出した。
【0009】
しかし、口腔内装着器具洗浄剤に、イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種と、メントールとを組み合わせて配合すると、当該口腔内装着器具洗浄剤の打錠成型において、錠剤中の成分同士の結合力が低下して、スティッキング(杵や臼に原料の一部が付着し、錠剤の一部が剥がれる事象)が発生し易くなったり、当該口腔内装着器具洗浄剤を錠剤に成形した際に、十分な硬度が得られず、僅かな衝撃で錠剤に欠け又は割れが発生しやすくなるという新たな課題に直面した。
【0010】
本開示の目的は、イソプロピルメチルフェノール及びその構造異性体からなる群より選択される少なくとも1種と、メントールとを含みながらも、打錠成型時にスティッキングの発生を抑制でき、かつ錠剤に成形した際に錠剤の硬度低下を抑制できる錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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