特許ウォッチ

公開番号2025089927
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204906
出願日2023-12-04
発明の名称物品陳列ボード
出願人小林製薬株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A47F 5/00 20060101AFI20250609BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】物品陳列ボードと物品を包装箱に同梱した際に、物品の収納スペースを広く確保できる物品陳列ボードの提供を目的とする。
【解決手段】物品陳列ボード1は、ボード本体2の最も上側に位置する第一板状部20Aを除いた板状部20B,20Cにおいて、該板状部20B,20Cの上側に隣り合う板状部20C,20Aとの間の罫線21から該板状部20B,20Cに取り付けられた保持具3までの距離Dが、該板状部20B,20Cの一方面から保持具3の先端33までの高さHよりも短い。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項１】
複数の板状部が罫線を介して上下方向に連接されたボード本体と、
前記板状部の一方面側に物品を保持するための少なくとも一つの保持具と、
を備え、
隣り合う二つの板状部は、前記罫線において前記一方面同士が互いに向かい合う方向に折り曲げ可能であり、
前記保持具は、該保持具の少なくとも一部分が前記一方面から突き出るように前記板状部に取り付けられ、
前記ボード本体の最も上側に位置する第一板状部を除いた板状部において、該板状部の上側に隣り合う板状部との間の罫線から該板状部に取り付けられた前記保持具までの距離Ｄが、該板状部の前記一方面から前記保持具の先端までの高さＨよりも短い、物品陳列ボード。
続きを表示（約 290 文字）【請求項２】
前記ボード本体の前記第一板状部を除いた板状部において、前記距離Ｄは、該板状部の上下方向の長さＬの１／３以下である、請求項１に記載の物品陳列ボード。
【請求項３】
前記ボード本体が前記罫線において折り曲げられた状態で、隣り合う二つの板状部の一方に対する他方の傾斜角度αが７０°以上である、請求項１に記載の物品陳列ボード。
【請求項４】
前記距離Ｄは、前記高さＨの１／５以下である、請求項１に記載の物品陳列ボード。
【請求項５】
前記第一板状部には前記保持具が取り付けられていない、請求項１に記載の物品陳列ボード。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、物品を陳列するための物品陳列ボードに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
物品陳列ボードは、例えば特許文献１に記載されているように、切り目を介して複数の板状部が上下方向に連接されたボード本体と、ボード本体に形成された複数の貫通孔に取り付け可能な複数のフックとを備える。フックは、陳列される物品を保持する保持具である。ボード本体に取り付けられたフックは、ボード本体の一方の板面から水平に突き出ており、物品はフックに吊り下げられることで陳列される。
【０００３】
特許文献１に記載の物品陳列ボードは、切り目において板状部を隣り合う板状部に折り重ねることにより、ボード本体をコンパクトにでき、コンパクトにした複数のボード本体を重ねて包装箱に詰めることで、複数のボード本体を効率よく輸送可能としている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
実用新案登録第３１７０７３１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
物品陳列ボードは、ボード本体及び該ボード本体に取り付けられる複数のフックが一緒に取引相手に輸送される。特許文献１のように、ボード本体に予め複数のフックを取り付けることなく、ボード本体及び複数のフックを別々にして輸送すると、取引相手において複数のフックをボード本体に取り付ける必要があり、取引相手に手間を取らせる。また、物品陳列ボードに陳列される物品を、物品陳列ボードとは別の包装箱で取引相手に輸送すると、輸送コストがかかる。そのため、物品陳列ボードは、複数のフックがボード本体に取り付けられた状態で、かつ、物品陳列ボードに陳列される物品が一緒に包装箱に収納された状態で、輸送されるのが好ましい。
【０００６】
本開示は上記事情に鑑みて、物品陳列ボードと物品を包装箱に同梱した際に、物品の収納スペースを広く確保できる物品陳列ボードの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の物品陳列ボードは、上記課題を解決するため、以下の項１に記載の物品陳列ボードを主題として包含する。
【０００８】
項１．複数の板状部が罫線を介して上下方向に連接されたボード本体と、
前記板状部の一方面側に物品を保持するための少なくとも一つの保持具と、
を備え、
隣り合う二つの板状部は、前記罫線において前記一方面同士が互いに向かい合う方向に折り曲げ可能であり、
前記保持具は、該保持具の少なくとも一部分が前記一方面から突き出るように前記板状部に取り付けられ、
前記ボード本体の最も上側に位置する第一板状部を除いた板状部において、該板状部の上側に隣り合う板状部との間の罫線から該板状部に取り付けられた前記保持具までの距離Ｄが、該板状部の前記一方面から前記保持具の先端までの高さＨよりも短い、物品陳列ボード。
【０００９】
また、本開示の物品陳列ボードは、上記項１に記載の物品陳列ボードの好ましい態様として、以下の項２に記載の物品陳列ボードを包含する。
【００１０】
項２．前記ボード本体の前記第一板状部を除いた板状部において、前記距離Ｄは、該板状部の上下方向の長さＬの１／３以下である、項１に記載の物品陳列ボード。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許