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公開番号2025092719
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2025061485
出願日2025-04-02
発明の名称顆粒用又は錠剤用組成物
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 36/234 20060101AFI20250612BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、漢方エキスを含む固形製剤の摩損を抑制する製剤技術を提供することを目的とする。
【解決手段】葛根湯加川きゅう辛夷エキス及び麗沢通気湯加辛夷エキスからなる群より選択される漢方エキスを含む漢方エキス製剤にメントールを配合することで、顆粒又は錠剤として製剤された際の摩損度が低減する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
葛根湯加川きゅう辛夷エキス及び麗沢通気湯加辛夷エキスからなる群より選択される漢方エキスと、メントールとを含む、顆粒用又は錠剤用組成物。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
前記漢方エキスの総量100重量部当たり、前記メントールを0.01重量部以上含む、請求項1に記載の組成物。
【請求項3】
前記メントールの含有量が0.01重量%以上である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項4】
前記漢方エキスの総量が30重量%以上である、請求項1又は2に記載の組成物。
【請求項5】
さらに糖類を含む、請求項1又は2に記載の組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、漢方エキスを含有する顆粒用又は錠剤用組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般的に、顆粒剤及び錠剤といった固形製剤は、造粒及び/又は成形された剤型であることから、当該剤型とするための添加剤を必要とする。漢方エキス製剤も同様に、当該剤型に製剤するための添加剤を必要とする。一方、漢方エキス製剤は1日の有効成分用量が大きいことから、通常の合成医薬品に比べて1回服用量が非常に大きい。このため、服用性を担保しながら有効量の漢方エキスを配合する必要上、漢方エキス製剤に配合できる添加剤の割合には限界がある。顆粒剤及び錠剤に配合される添加剤の中には、当該製剤に所望の機械的特性を付与するものがあるが、漢方エキス製剤の場合、添加剤の配合量の限界により、所望の機械的特性を十分に備えることは困難である。
【0003】
当該機械的特性の1つとして、摩損の抑制が挙げられる。特許文献1には、漢方エキスを含む固形製剤の摩損を抑制するために、漢方生薬エキスと共に、糖類、結晶セルロース、崩壊剤を所定の分量で配合することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2012-001473号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術は、摩損度の向上に寄与する成分の総量が多く、組成上の制限も大きい。また、造粒物が、ふるい分け時に摩損により生産ロスが起こりやすい点に鑑みると、強力な打錠圧で成形された錠剤だけでなく、造粒物の段階でも摩損が抑制されることが望まれる。このため、漢方エキスを含む固形製剤の摩損を抑制する新たな製剤技術が望まれる。
【0006】
そこで本発明は、漢方エキスを含む固形製剤の摩損を抑制する製剤技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は鋭意検討の結果、葛根湯加川きゅう辛夷エキス及び/又は麗沢通気湯加辛夷エキスを含む漢方エキス製剤にメントールを配合することで、顆粒又は錠剤として製剤された際の摩損度が低減することを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0008】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 葛根湯加川きゅう辛夷エキス及び麗沢通気湯加辛夷エキスからなる群より選択される漢方エキスと、メントールとを含む、顆粒用又は錠剤用組成物。
項2. 前記漢方エキスの総量100重量部当たり、前記メントールを0.01重量部以上含む、項1に記載の組成物。
項3. 前記メントールの含有量が0.01重量%以上である、項1又は2に記載の組成物。
項4. 前記漢方エキスの総量が30重量%以上である、項1~3のいずれかに記載の組成物。
項5. さらに糖類を含む、項1~4のいずれかに記載の組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、漢方エキスを含む固形製剤の摩損を抑制する製剤技術が提供される。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の顆粒用又は錠剤用組成物は、葛根湯加川きゅう辛夷エキス及び麗沢通気湯加辛夷エキスからなる群より選択される漢方エキス(以下において、「所定の漢方エキス」とも記載する。)とメントールとを含むことを特徴とする。以下、本開示の組成物について詳述する。本明細書において、2つの数値と「~」とにより示される数値範囲は、当該2つの数値を下限値及び上限値として含むものとする。例えば、2~15重量%との表記は、2重量%以上15重量%以下を意味する。
(【0011】以降は省略されています)

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