TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025089848
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204759
出願日
2023-12-04
発明の名称
化学カイロ、及び冷え改善具
出願人
小林製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61F
7/08 20060101AFI20250609BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本開示の目的は、上腕又は太股に装着されるホルダに収容して用いられる化学カイロであって、ホルダの装着時に違和感を生じさせることがなく、温熱効果の安定性に優れる化学カイロを提供することである。
【解決手段】本開示の化学カイロは、上腕又は太股に装着されるホルダに収容して用いられ、前記化学カイロは、被酸化性金属を含む発熱性組成物が、少なくとも一方の面に透湿性シートを有する収容体に収容されているものであり、前記化学カイロは、発熱開始時における剛性値が4.0~12.0Nであり、前記透湿性シートは、透湿度が400~650g/m
2
・dayである。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
上腕又は太股に装着されるホルダに収容して用いられる化学カイロであって、
前記化学カイロは、被酸化性金属を含む発熱性組成物が、少なくとも一方の面に透湿性シートを有する収容体に収容されているものであり、
前記化学カイロは、発熱開始時における剛性値が4.0~12.0Nであり、
前記透湿性シートは、透湿度が400~650g/m
2
・dayである、化学カイロ。
続きを表示(約 240 文字)
【請求項2】
前記透湿性シートは、曲げ剛性値が1.0~2.0gf・cm
2
/cmである、請求項1に記載の化学カイロ。
【請求項3】
前記収容体は、他方の面に非透湿性シートを有し、前記非透湿性シートは、曲げ剛性値が0.1~1.0gf・cm
2
/cmである、請求項1に記載の化学カイロ。
【請求項4】
請求項1~3のいずれかに記載の化学カイロと、上腕又は太股に装着されるホルダとを含む、手又は足の冷え改善具。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、上腕又は太股に装着されるホルダに収容して用いられる化学カイロに関する。また、本開示は、当該化学カイロと、上腕又は太股に装着されるホルダとを含む、手又は足の冷え改善具に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
ポケットを有し、ポケットに化学カイロ(所謂、使い捨てカイロ)を収容した状態でユーザの身体の一部に装着される化学カイロ用ホルダが知られている。例えば、特許文献1には、上腕に装着される化学カイロ用ホルダが開示されている。
【0003】
また、従来、化学カイロは、簡便に温熱効果が得られるように、手にもって使用するタイプ、ポケットに入れて使用するタイプ、服や皮膚に貼付するタイプ、足底部に配設して使用するタイプ等、適用部位によって様々なものが開発されている。化学カイロとしては、鉄粉等の被酸化性金属粉末が酸素との接触によって酸化熱を発生させる発熱機構を利用し、被酸化性金属粉末を含む発熱性組成物を、通気性を有する収容体に収容したものが汎用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-136500号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上腕又は太股に装着される化学カイロ用ホルダの場合、上腕又は太股は、肘又は膝の曲げ伸ばしに伴って太さや形態が大きく変化するため、前記ホルダのポケットに従来の化学カイロ(手にもって使用するタイプ、ポケットに入れて使用するタイプ、服や皮膚に貼付するタイプ、及び足底部に配設して使用するタイプ等)を収容すると、前記ホルダの装着時(化学カイロの発熱時)に化学カイロに起因する違和感が生じたり、温熱効果が安定しないという問題が生じることがわかった。
【0006】
本開示の目的は、上腕又は太股に装着されるホルダに収容して用いられる化学カイロであって、ホルダの装着時に違和感を生じさせることがなく、温熱効果の安定性に優れる化学カイロを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、化学カイロの発熱開始時における剛性値、及び化学カイロを構成する透湿性シートの透湿度を特定の範囲に調整することにより、ホルダの装着時(化学カイロの発熱時)に違和感を生じさせることがなく、温熱効果の安定性に優れる化学カイロが得られることを見出した。本開示は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0008】
即ち、本開示は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 上腕又は太股に装着されるホルダに収容して用いられる化学カイロであって、
前記化学カイロは、被酸化性金属を含む発熱性組成物が、少なくとも一方の面に透湿性シートを有する収容体に収容されているものであり、
前記化学カイロは、発熱開始時における剛性値が4.0~12.0Nであり、
前記透湿性シートは、透湿度が400~650g/m
2
・dayである、化学カイロ。
項2. 前記透湿性シートは、曲げ剛性値が1.0~2.0gf・cm
2
/cmである、項1に記載の化学カイロ。
項3. 前記収容体は、他方の面に非透湿性シートを有し、前記非透湿性シートは、曲げ剛性値が0.1~1.0gf・cm
2
/cmである、項1又は2に記載の化学カイロ。
項4. 項1~3のいずれかに記載の化学カイロと、上腕又は太股に装着されるホルダとを含む、手又は足の冷え改善具。
【発明の効果】
【0009】
本開示の化学カイロは、上腕又は太股に装着されるホルダのポケットに収容して用いた場合において、肘又は膝の曲げ伸ばしに伴って上腕又は太股の太さや形態が大きく変化しても、その変化に十分に追従でき、上腕又は太股にフィットするため、発熱開始時から発熱終了時まで違和感を生じさせることがなく、また、肘又は膝の曲げ伸ばしに伴ってホルダのポケットを構成する部分の目付および厚さが変化することでポケットの通気度が変化しても、優れた温熱効果安定性を付与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
化学カイロの剛性値の測定方法を示す概略図である。
実施形態の化学カイロ用ホルダの正面図。
図2の化学カイロ用ホルダの背面図。
図2の化学カイロ用ホルダの側面図。
図2の化学カイロ用ホルダが上腕に装着された状態の斜視図。
実施例及び比較例で製造した化学カイロの画像である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
健康器具
4か月前
個人
鼾防止用具
4か月前
個人
白内障治療法
4か月前
個人
脈波測定方法
4か月前
個人
洗井間専家。
3か月前
個人
嚥下鍛錬装置
9日前
個人
矯正椅子
1か月前
個人
バッグ式オムツ
29日前
個人
ホバーアイロン
3か月前
個人
歯の修復用材料
23日前
個人
車椅子持ち上げ器
4か月前
個人
シャンプー
2か月前
個人
陣痛緩和具
9日前
個人
歯の保護用シール
1か月前
三生医薬株式会社
錠剤
4か月前
株式会社八光
剥離吸引管
1か月前
個人
服薬支援装置
3か月前
株式会社結心
手袋
4か月前
株式会社大野
骨壷
13日前
株式会社ニデック
検眼装置
6日前
株式会社松風
口腔用組成物
6日前
個人
形見の製造方法
27日前
株式会社ファンケル
化粧料
4か月前
個人
歯列矯正用器具
4か月前
株式会社ダリヤ
皮膚化粧料
4か月前
株式会社ニデック
眼科装置
29日前
個人
腰用サポーター
4か月前
株式会社ダリヤ
毛髪化粧料
5か月前
株式会社GSユアサ
歩行器
1か月前
個人
高気圧環境装置
1か月前
株式会社コロナ
サウナ装置
2か月前
株式会社ノエビア
美白化粧料
4か月前
クラシエ株式会社
毛髪化粧料
1か月前
株式会社ダリヤ
染毛料組成物
3か月前
クラシエ株式会社
皮膚化粧料
1か月前
株式会社東洋新薬
皮膚外用剤
1か月前
続きを見る
他の特許を見る