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公開番号2025097042
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023213095
出願日2023-12-18
発明の名称外用組成物
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A61K 8/68 20060101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本開示の課題は、ヘパリン類似物質及びアラントインを含み、非密封条件での保管による外観性状の変化を抑制できる外用組成物を提供することである。
【解決手段】(A)ヘパリン類似物質、(B)アラントイン、(C)グリチルリチン酸、その誘導体、及びそれらの塩よりなる群から選択される少なくとも1種、並びに(D)セラミド2を含有する、外用乳化組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)ヘパリン類似物質、(B)アラントイン、(C)グリチルリチン酸、その誘導体、及びそれらの塩よりなる群から選択される少なくとも1種、並びに(D)セラミド2を含有する、外用組成物。
続きを表示(約 77 文字)【請求項2】
乳化製剤である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項3】
クリーム剤である、請求項2に記載の外用組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、ヘパリン類似物質及びアラントインを含み、非密封条件での保管による外観性状の変化を抑制できる外用組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ヘパリン類似物質は、保湿作用や血行促進作用等を有することが知られており、外用組成物の成分として使用されている。また、アラントインには、組織修復賦活作用、抗炎症作用、鎮痒作用等があり、外用組成物の成分として使用されている。
【0003】
近年、外用組成物に対する機能性の向上が強く求められるようになっており、ヘパリン類似物質とアラントインの機能性に着目し、これらの成分を併用することにより機能性を向上させた外用組成物についても提案されている。例えば、特許文献1には、ヘパリン類似物質と、アラントインと、非イオン性界面活性剤とを含む外用組成物は、それらの相乗効果によりメラニン産生抑制効果が発揮され、皮膚への色素の沈着とを抑制、防止、予防、又は改善することができることが報告されている。また、特許文献2には、ヘパリン類似物質とアラントインとパンテノールとを含む外用医薬組成物は、角層細胞への正常な分化を促進し、角層を構成する角層細胞の面積を増大させ、角層の構造および機能を正常化し得ることが報告されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-84337号公報
特開2011-231128号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
外用組成物を実用化するには、その有効性だけでなく、製剤安定性についても十分に配慮する必要がある。本発明者は、ヘパリン類似物質及びアラントインを含む外用組成物について、様々な観点から検討を進めたところ、製剤安定性の点で問題があることを知得した。具体的には、ヘパリン類似物質及びアラントインを含む外用組成物を非密封条件で保管すると、外観性状の変化(成分の分離やそれに伴う外観変化)が生じることを知得した。通常、外用組成物は密封状態で保管されるが、使用者が容器の蓋を閉め忘れることもあるため、非密封条件で保管されても外観性状を安定に維持できることが望まれる。
【0006】
そこで、本開示は、ヘパリン類似物質及びアラントインを含み、非密封条件での保管による外観性状の変化を抑制できる外用組成物を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、外用組成物において、ヘパリン類似物質及びアラントインと共に、グリチルリチン酸類とセラミド2を含有させることにより、非密封条件での保管による外観性状の変化を抑制できることを見出した。本開示は、かかる知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0008】
即ち、本開示は、下記に掲げる態様の外用組成物を提供する。
項1.(A)ヘパリン類似物質、(B)アラントイン、(C)グリチルリチン酸、その誘導体、及びそれらの塩よりなる群から選択される少なくとも1種、並びに(D)セラミド2を含有する、外用組成物。
項2.乳化製剤である、請求項1に記載の外用組成物。
項3.クリーム剤である、請求項2に記載の外用組成物。
【発明の効果】
【0009】
本開示によればヘパリン類似物質及びアラントインを含む外用組成物において、非密封条件での保管による外観性状の変化を抑制し、優れた製剤安定性を備えさせ得る製剤処方が提供される。外用組成物は、使用者が不注意により容器の蓋を閉め忘れて非密封条件で保管される状況が生じ得るが、本開示の外用組成物は、非密封条件で保管されても外観性状の変化を抑制できるので、このような不適切な保管状態になっても、外観性状の変化を抑制できる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本開示の外用組成物は、(A)ヘパリン類似物質、(B)アラントイン、(C)グリチルリチン酸、その誘導体、及びそれらの塩よりなる群から選択される少なくとも1種、並びに(D)セラミド2を含有することを特徴とする。以下、本開示の外用組成物について詳述する。なお、本開示において、数値範囲に関する記載「X~Y」は、X以上Y以下の範囲を指す。
(【0011】以降は省略されています)

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