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公開番号2025099802
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216742
出願日2023-12-22
発明の名称歯間清掃具
出願人小林製薬株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A61C 15/04 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】線材を歯間に挿し入れる際に、線材を歯間に挿し入れやすい歯間清掃具を提供する。
【解決手段】歯間清掃具1は、ヘッド部3と、ハンドル部2とを備える。ヘッド部3は、ハンドル部2に接続され、第1方向に沿って延びる連結部32と、連結部32のハンドル部2側の端部から第2方向に延びる第1支持部311と、連結部32のハンドル部2とは反対側の端部から第2方向に延びる第2支持部312と、第1支持部311と第2支持部312とに架けられた線材4と、を有する。第1支持部311に対し、方向D1に沿って力を加えた際に1mm変位したときの力をA[N]とし、第2支持部312に対し、方向D2に沿って力を加えた際に1mm変位したときの力をB[N]とすると、A/Bが1.15以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
ヘッド部と、
前記ヘッド部から第１方向に沿って突き出るハンドル部と、
を備え、
前記ヘッド部は、
前記ハンドル部に接続され、前記第１方向に沿って延びる連結部と、
前記第１方向における前記連結部のハンドル部側の端部から前記第１方向に交差する第２方向に延びる第１支持部と、
前記第１方向における前記連結部のハンドル部とは反対側の端部から前記第２方向に延びる第２支持部と、
前記第１支持部と前記第２支持部とに架けられた線材と、
を有し、
前記第１支持部に対し、前記第１方向における、前記第１支持部から前記第２支持部に向かう方向に沿って力を加えた際に１ｍｍ変位したときの力をＡ［Ｎ］とし、前記第２支持部に対し、前記第１方向における、前記第２支持部から前記第１支持部に向かう方向に沿って力を加えた際に１ｍｍ変位したときの力をＢ［Ｎ］とすると、Ａ／Ｂが１．１５以下である、
歯間清掃具。
続きを表示（約 160 文字）【請求項２】
前記ヘッド部は、Ａ＋Ｂが６．７５［Ｎ］以下となるように形成されている、
請求項１に記載の歯間清掃具。
【請求項３】
前記連結部と前記第１支持部との入隅部の曲率半径は、前記連結部と前記第２支持部との入隅部の曲率半径よりも小さい、
請求項１又は請求項２に記載の歯間清掃具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、歯間清掃具に関する。
続きを表示（約 1,200 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１には、従来の歯間清掃具が記載されている。特許文献１に記載の歯間清掃具は、間隔をおいて配置される一対の支持片と、手で把持可能なハンドル部と、一対の支持片の間で延びた線材と、を備えている。
【０００３】
ユーザは、歯間清掃具を使用する際、ハンドルを把持し、歯間に線材を挿し入れた状態で、歯間清掃具を横方向に移動させることで、歯間を清掃することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１７－０５６０６３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
ところで、歯間清掃具において、一対の支持片の撓みにくさに差が大きすぎると、線材を歯間に挿し入れる際に、歯間清掃具を横方向に沿って移動させながら挿入してゆくと、押す場合と引く場合とのいずれかが大きく撓むようなことが起こり得る。この場合、線材を歯間に挿し入れる際に、線材を歯間に挿し入れにくいという問題がある。
【０００６】
本開示は、上記事情に鑑みてなされ、線材を歯間に挿し入れる際に、線材を歯間に挿し入れやすい歯間清掃具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
本開示の歯間清掃具は、上記課題を解決するため、以下の項１に記載の歯間清掃具を主題として包含する。
【０００８】
項１．ヘッド部と、
前記ヘッド部から第１方向に沿って突き出るハンドル部と、を備え、
前記ヘッド部は、
前記ハンドル部に接続され、前記第１方向に沿って延びる連結部と、
前記第１方向における前記連結部のハンドル部側の端部から前記第１方向に交差する第２方向に延びる第１支持部と、
前記第１方向における前記連結部のハンドル部とは反対側の端部から前記第２方向に延びる第２支持部と、
前記第１支持部と前記第２支持部とに架けられた線材と、を有し、
前記第１支持部に対し、前記第１方向における、前記第１支持部から前記第２支持部に向かう方向に沿って力を加えた際に１ｍｍ変位したときの力をＡ［Ｎ］とし、前記第２支持部に対し、前記第１方向における、前記第２支持部から前記第１支持部に向かう方向に沿って力を加えた際に１ｍｍ変位したときの力をＢ［Ｎ］とすると、Ａ／Ｂが１．１５以下である、歯間清掃具。
【０００９】
また、本開示の歯間清掃具は、上記項１に記載の歯間清掃具の好ましい態様として、以下の項２に記載の歯間清掃具を包含する。
【００１０】
項２．前記ヘッド部は、Ａ＋Ｂが６．７５［Ｎ］以下となるように形成されている、項１に記載の歯間清掃具。
（【００１１】以降は省略されています）

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