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公開番号
2025134040
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-11
出願番号
2025120170,2021067881
出願日
2025-07-17,2021-04-13
発明の名称
口腔用組成物
出願人
小林製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/34 20060101AFI20250904BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明の目的は、フェノール化合物を含みながらも、口腔内に適用した際に知覚される刺激が抑制されている口腔用組成物を提供することである。
【解決手段】口腔用組成物において、フェノール化合物と共にモノテルペンを含有させることにより、フェノール化合物に起因する刺激を抑制できる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
フェノール化合物、及びモノテルペンを含有する、口腔用組成物。
続きを表示(約 440 文字)
【請求項2】
前記フェノール化合物が、チモール及び/又はパラオキシ安息香酸エステルである、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
前記モノテルペンが、カンフル及び/又はメントールである、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
前記フェノール化合物の総量1重量部当たり、前記モノテルペンが0.01~100重量部含まれる、請求項1~3のいずれかに記載の口腔用組成物。
【請求項5】
前記フェノール化合物の含有量が0.001~5重量%である、請求項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
【請求項6】
前記モノテルペン化合物の含有量が0.001~5重量%である、請求項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
【請求項7】
フェノール化合物を含む口腔用組成物の刺激を抑制する方法であって、
口腔用組成物に、フェノール化合物及びモノテルペンを配合する、刺激抑制方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フェノール化合物を含み、口腔内に適用した際に知覚される刺激が抑制されている口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
チモール(2-イソプロピル-5-メチルフェノール)は、バイオフィルムに浸透して殺菌作用を示すことが知られており、歯磨剤や洗口剤等の口腔用組成物に広く使用されている。また、パラオキシ安息香酸エステルは、防腐剤として口腔用組成物に広く使用されている。従来、チモールやパラオキシ安息香酸エステル等のフェノール化合物を含む口腔用組成物の製剤技術について種々報告されている。例えば、特許文献1には、チモールやパラオキシ安息香酸エステル等のフェノール系殺菌剤と、アニオン性界面活性剤と、非イオン性界面活性剤とを含有し、アニオン性界面活性剤に対する非イオン性界面活性剤の重量比が0.1~3であり、且つ、組成物中の水分含量が40重量%以下である口腔用組成物は、フェノール系殺菌剤の容器吸着を防止し、フェノール系殺菌剤の経日安定性が向上することが記載されている。
【0003】
一方、チモールやパラオキシ安息香酸エステル等のフェノール化合物を含む口腔用組成物では、口腔内に適用した際に刺激が生じ、使用感を低下させるという欠点がある。従来、フェノール化合物を含む口腔用組成物の刺激性を低減する手法としては、サッカリンナトリウム、ステビア抽出物、エリスリトール等の甘味料を味覚マスキング剤として配合する方法が知られている。しかしながら、このような味覚マスキング剤を配合した口腔用組成物では、甘みが呈され、必ずしも満足できる使用感を得ることはできない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平11-322554号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、フェノール化合物を含みながらも、口腔内に適用した際に知覚される刺激が抑制されている口腔用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、口腔用組成物において、フェノール化合物と共にモノテルペンを含有させることにより、フェノール化合物に起因する刺激を抑制できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0007】
即ち、本発明は、以下に掲げる態様の発明を提供する。
項1. フェノール化合物、及びモノテルペンを含有する、口腔用組成物。
項2. 前記フェノール化合物が、チモール及び/又はパラオキシ安息香酸エステルである、項1に記載の口腔用組成物。
項3. 前記モノテルペンが、カンフル及び/又はメントールである、項1又は2に記載の口腔用組成物。
項4. 前記フェノール化合物の総量1重量部当たり、前記モノテルペンが0.01~100重量部含まれる、項1~3のいずれかに記載の口腔用組成物。
項5. 前記フェノール化合物の含有量が0.001~5重量%である、項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
項6. 前記モノテルペン化合物の含有量が0.001~5重量%である、項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
項7. フェノール化合物を含む口腔用組成物の刺激を抑制する方法であって、
口腔用組成物に、フェノール化合物及びモノテルペンを配合する、刺激抑制方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、口腔用組成物にフェノール化合物と共にモノテルペンを含有させることにより、口腔内に適用した際にフェノール化合物の刺激を抑制でき、優れた使用感を与えることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
1.口腔用組成物
本発明の口腔用組成物は、フェノール化合物、及び並びにモノテルペンを含有することを特徴とする。以下、本発明の口腔用組成物について詳述する。
【0010】
[フェノール化合物]
本発明の口腔用組成物は、フェノール化合物を含有する。本明細書において、フェノール化合物とは、フェノール骨格を有する化合物の総称である。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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