TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025122196
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-20
出願番号2025090642,2022114724
出願日2025-05-30,2017-03-10
発明の名称便器用衛生製品
出願人小林製薬株式会社
代理人個人,個人
主分類A47K 13/30 20060101AFI20250813BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約【課題】本発明の目的は、便器のボウル部を衛生的な状態にする効果に優れた便器用衛生製品を提供することである。
【解決手段】便器の便蓋2のボウル部3側に、便器のボウル部の衛生化に有効な薬剤成分を放出させる薬剤組成物1を設置し、当該便蓋2を閉めた状態にすると、当該薬剤組成物1から放出された薬剤成分が便器のボウル部3に行き渡り、ボウル部を効果的に衛生化できる。この薬剤成分は、25℃における蒸気圧が1×10-7Pa以上である揮散性薬剤成分である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
開閉可能な便蓋を有する便器に使用される便器用衛生製品であって、
薬剤成分を放出させる薬剤組成物を含み、
前記薬剤成分が、25℃における蒸気圧が1×10
-7
Pa以上である揮散性薬剤成分であり、
前記便蓋のボウル部側に設置される、便器用衛生製品。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
前記揮散性薬剤成分が、洗浄成分、抗菌成分、香料成分、及び消臭成分よりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1に記載の便器用衛生製品。
【請求項3】
前記揮散性薬剤成分が、香料成分である、請求項1に記載の便器用衛生製品。
【請求項4】
前記薬剤組成物が、薬剤成分、及び/又は薬剤成分の発生源を含有する、請求項1~3のいずれかに記載の便器用衛生製品。
【請求項5】
前記薬剤組成物が、当該薬剤組成物を収容する収容部と、当該薬剤組成物から薬剤成分を容器外に放出するための放出部を有する容器に収容されている、請求項1~4のいずれかに記載の便器用衛生製品。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、開閉可能な便蓋を有する便器に使用される便器用衛生製品に関する。より具体的には、本発明は、便蓋のボウル部側に設置され、薬剤成分をボウル部側に放出させることにより、便器のボウル部を衛生的な状態にすることができる便器用衛生製品に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
家庭や商業施設等において、トイレを衛生的な状態に保つことは、居住者や使用者等の健康維持はもちろん、快適で気分よく生活する上で重要である。
【0003】
トイレを衛生的な状態にする製品(便器用衛生製品)の一つとして、便器用の洗浄剤が知られている。便器用の洗浄剤の中でも、擦り洗い等の手間を減らして簡便に洗浄を行えるものとして、フラッシュ水に希釈して使用されるタイプの便器用洗浄剤が知られている。このような便器用洗浄剤は、便器の手洗い部、貯水タンク、リム部、ボウル部等に設置され、フラッシュ水に便器用洗浄剤を希釈させて便器のボウル部に流水させることによりボウル部を洗浄できるようになっている。しかしながら、フラッシュ水に希釈して使用されるタイプの便器用洗浄剤では、便器のボウル部においてフラッシュ水が通過する部分でしか洗浄作用が発揮できず、フラッシュ水が通過しない部分では洗浄作用を期待できないという点で改善が求められている。
【0004】
また、便器用衛生製品の一つとして、便器用の芳香・消臭剤も知られている。このような芳香・消臭剤は、通常はトイレ内に設置して使用され、トイレの空間内の空気を快適にする効果を奏するようになっている。しかしながら、このような便器用の芳香・消臭剤は、トイレの空間に芳香や消臭効果を付与できるようにトイレ内に設置して使用されるため、トイレの主要な悪臭発生源である便器のボウル部に対して直接的に適用芳香・消臭作用を示すことができず、効果が限定的であった。また、従来、フラッシュ水に希釈して使用される便器用洗浄剤に香料や消臭成分を配合し、フラッシュ水で希釈して、便器のボウル部に対して直接的に芳香・消臭作用を発揮できるものも知られている。しかしながら、前述の通り、フラッシュ水で希釈して使用する態様では、ボウル部においてフラッシュ水が通過しない部分では、所期の効果が付与されず、限定的な効果しか期待できない。
【0005】
このように、従来の便器用衛生製品では、便器のボウル部に対する衛生化の点では、効果が限定的であり、便器のボウル部を衛生的な状態にする効果が高い製品の開発が望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、便器のボウル部を衛生的な状態にする効果に優れた便器用衛生製品を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者等は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、従来の便器用衛生製品とは使用態様が全く異なるものを採用することによって、前記課題を解決できることを見出した。具体的には、本発明者等は、便器の便蓋のボウル部側に、便器のボウル部の衛生化に有効な薬剤成分を放出させる薬剤組成物を設置し、当該便蓋を閉めた状態にすると、当該薬剤組成物から放出された薬剤成分が便器のボウル部に行き渡り、ボウル部を効果的に衛生化できることを見出した。更に、本発明者等は、薬剤成分として揮散性薬剤を使用することによって、薬剤組成物から薬剤成分をガス状で放出することができ、便器のボウル部の表面全面、リム部(裏面部を含む)、及びリム部の内部(通水部)にまで薬剤成分が行き渡り、より一層効果的に便器を衛生的な状態にできることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0008】
即ち、本発明は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. 開閉可能な便蓋を有する便器に使用される便器用衛生製品であって、
薬剤成分を放出させる薬剤組成物を含み、
前記便蓋のボウル部側に設置される、便器用衛生製品。
項2. 前記薬剤成分が、洗浄成分、抗菌成分、香料成分、及び消臭成分よりなる群から選択される少なくとも1種である、項1に記載の便器用衛生製品。
項3. 前記薬剤成分が、揮散性薬剤成分である、項1又は2に記載の便器用衛生製品。項4. 前記薬剤組成物が、薬剤成分、及び/又は薬剤成分の発生源を含有する、項1~3のいずれかに記載の便器用衛生製品。
項5. 前記薬剤組成物が、当該薬剤組成物を収容する収容部と、当該薬剤組成物から薬剤成分を容器外に放出するための放出部を有する容器に収容されている、項1~4のいずれかに記載の便器用衛生製品。
【発明の効果】
【0009】
本発明の便器用衛生製品によれば、便器のボウル部を衛生化する薬剤成分を便器のボウル部に行き渡らせることができるので、便器を衛生的な状態にすることができる。特に、薬剤成分として揮散性薬剤を使用した場合には、便器のボウル部の表面全面、リム部(裏面部を含む)、及びリム部の内部(通水部)にまで薬剤成分を行き渡らせることができるので、より一層効果的に便器を衛生的な状態にすることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の便器用衛生製品を便器の便蓋のボウル部側に設置した態様(便蓋が開いている状態)を示す模式図である。
本発明の便器用衛生製品を便器の便蓋のボウル部側に設置した態様(便蓋が閉まっている状態)を示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

小林製薬株式会社
揮散装置
25日前
小林製薬株式会社
錠剤状の口腔内装着器具洗浄剤
23日前
小林製薬株式会社
発泡錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤
1か月前
小林製薬株式会社
ヒドロキシクエン酸誘導体又はその塩
18日前
小林製薬株式会社
アプリケーションプログラム、システム、及び管理方法
20日前
小林製薬株式会社
アプリケーションプログラム、システム、及び管理方法
20日前
小林製薬株式会社
歯間清掃具
10日前
小林製薬株式会社
香り特定システム、香り特定方法、及び香り特定プログラム
1か月前
小林製薬株式会社
口腔用組成物
3日前
小林製薬株式会社
口腔用組成物
1か月前
小林製薬株式会社
便器用衛生製品
25日前
小林製薬株式会社
ゼラチン含有組成物及びその利用
1か月前
小林製薬株式会社
ゼラチン含有組成物及びその利用
1か月前
小林製薬株式会社
ナトリウム・グルコース共輸送体2阻害剤、及び尿を介したグルコースの排出促進剤
1か月前
小林製薬株式会社
香り特定システム、香り特定方法、及び香り特定プログラム
1か月前
個人
家具
2か月前
個人
椅子
24日前
個人
自助箸
4か月前
個人
掃除機
6か月前
個人
耳拭き棒
8か月前
個人
乾燥器具
12か月前
個人
ハンガー
5か月前
個人
6か月前
個人
屋外用箒
5か月前
個人
掃除道具
6か月前
個人
3か月前
個人
体洗い具
8か月前
個人
掃除用具
1か月前
個人
省煙消臭器
6か月前
個人
開閉トング
4か月前
個人
片手代替具
9か月前
個人
エコ掃除機
9か月前
個人
物品
27日前
個人
組立式棚板
5か月前
個人
収納型額縁
11か月前
個人
掃除シート
7か月前
続きを見る