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公開番号
2025109947
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-25
出願番号
2025085211,2021067880
出願日
2025-05-21,2021-04-13
発明の名称
口腔用組成物
出願人
小林製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/37 20060101AFI20250717BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明の目的は、サリチル酸及び/又はその誘導体の溶解性が向上している口腔用組成物を提供することである。
【解決手段】サリチル酸及び/又はその誘導体と水溶性金属化合物を含有する口腔用組成物は、サリチル酸及び/又はその誘導体の溶解性が向上しており、サリチル酸及び/又はその誘導体の不溶化に起因する白濁を抑制できる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)サリチル酸及び/又はその誘導体、並びに(B)水溶性金属化合物を含有し、
前記サリチル酸の誘導体が、サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、スルホサリチル酸、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸チタン、サリチル酸2-エチルヘキシル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸フェニル、及びサリチル酸アミドからなる群より選択される少なくとも1種であり、
練歯磨剤である、口腔用組成物(ただし、チモール、糖アルコール及びアネトールを含有するものを除く)。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記(B)成分が、水溶性アルカリ金属塩及び/又は水溶性アルミニウム塩である、請求項1に記載の口腔用組成物。
【請求項3】
前記(B)成分が、サッカリンナトリウム、アスパラギン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、硝酸カリウム、及び乳酸アルミニウムよりなる群から選択される少なくとも1種である、請求項1又は2に記載の口腔用組成物。
【請求項4】
前記(A)成分の含有量が0.001~1重量%である、請求項1~3のいずれかに記載の口腔用組成物。
【請求項5】
前記(B)成分の含有量が0.001~1重量%である、請求項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
【請求項6】
口腔用組成物(ただし、チモール、糖アルコール及びアネトールを含有するものを除く)におけるサリチル酸及び/又はその誘導体の溶解性を向上させる方法であって、
口腔用組成物に、(A)サリチル酸及び/又はその誘導体と、(B)水溶性金属化合物を配合し、
前記サリチル酸の誘導体が、サリチル酸メチル、サリチル酸エチル、スルホサリチル酸、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸チタン、サリチル酸2-エチルヘキシル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸フェニル、及びサリチル酸アミドからなる群より選択される少なくとも1種であり、
前記口腔用組成物が、練歯磨剤である、溶解性の向上方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、サリチル酸及び/又はその誘導体の溶解性が向上している口腔用組成物に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
サリチル酸及びその誘導体(以下、サリチル酸類)は、消炎鎮痛作用があることが知られており、歯磨剤や洗口剤等の口腔用組成物に広く使用されている。従来、サリチル酸類を含む口腔用組成物の製剤技術について種々報告されている。例えば、特許文献1には、サリチル酸誘導体と、特定のN-置換-p-メンタン-3-カルボキサミド類を含む口腔用組成物は、優れた香味及び保存安定性を備え得ることが記載されている。
【0003】
一方、サリチル酸類は、水に溶解し難く、口腔用組成物に配合すると、十分に溶解できずに白濁が生じるという欠点がある。従来、サリチル酸類を含む口腔用組成物の白濁を抑制するために、撹拌時間の増大、加熱処理の追加、界面活性剤の添加等、製造条件又は製剤処方上の工夫が行われている。しかしながら、製造工程における撹拌時間の増大や加熱処理の追加は、製造時間や製造コストの増大を招き、更に界面活性剤の添加は、口腔用組成物の味に悪影響を及ぼしたり、口腔用組成物の殺菌作用の低下を引き起こしたりすることがある。そこで、簡易な手法で、口腔用組成物中でサリチル酸類を簡便な手法で溶解させる製剤技術の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-40538号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、サリチル酸及び/又はその誘導体の溶解性が向上している口腔用組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、口腔用組成物において、サリチル酸及び/又はその誘導体と共に水溶性金属化合物を含有させることにより、サリチル酸及び/又はその誘導体の溶解性を向上させて、常温でもサリチル酸及び/又はその誘導体を簡便に溶解させることが可能になり、サリチル酸及び/又はその誘導体の不溶化に起因する白濁を抑制できることを見出した。本発明は、かかる知見に基づいて、更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0007】
即ち、本発明は、以下に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)サリチル酸及び/又はその誘導体、並びに(B)水溶性金属化合物を含有する、口腔用組成物。
項2. 前記(B)成分が、水溶性アルカリ金属塩及び/又は水溶性アルミニウム塩である、項1に記載の口腔用組成物。
項3. 前記(B)成分が、サッカリンナトリウム、アスパラギン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、モノフルオロリン酸ナトリウム、硝酸カリウム、及び乳酸アルミニウムよりなる群から選択される少なくとも1種である、項1又は2に記載の口腔用組成物。
項4. 前記(A)成分の含有量が0.001~1重量%である、項1~3のいずれかに記載の口腔用組成物。
項5. 前記(B)成分の含有量が0.001~1重量%である、項1~4のいずれかに記載の口腔用組成物。
項6. 口腔用組成物におけるサリチル酸及び/又はその誘導体の溶解性を向上させる方法であって、
口腔用組成物に、(A)サリチル酸及び/又はその誘導体と、(B)水溶性金属化合物を配合する、溶解性の向上方法。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、口腔用組成物に、サリチル酸及び/又はその誘導体と共に水溶性金属化合物を含有させるという簡便な手法により、サリチル酸及び/又はその誘導体の溶解性を向上させ、サリチル酸及び/又はその誘導体の不溶化に起因する白濁を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
各種液剤(実施例1~10、比較例1~4、参考例1)の外観を撮影した画像である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
1.口腔用組成物
本発明の口腔用組成物は、サリチル酸及び/又はその誘導体((A)成分と表記することもある)、並びに水溶性金属化合物((B)成分と表記することもある)を含有することを特徴とする。以下、本発明の口腔用組成物について詳述する。
(【0011】以降は省略されています)
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