TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025120489
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-08-15
出願番号2025101546,2019121692
出願日2025-06-17,2019-06-28
発明の名称ゼラチン含有組成物及びその利用
出願人小林製薬株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類C11B 9/00 20060101AFI20250807BHJP(動物性または植物性油,脂肪,脂肪性物質またはろう;それに由来する脂肪酸;洗浄剤;ろうそく)
要約【課題】本発明は、高温下であってもゼラチンと香料の分散性が向上された組成物を提供することを目的とする。
【解決手段】酢酸ヘキシルと乳酸カルシウムとを含有し、酢酸ヘキシル1質量部に対して乳酸カルシウムが10質量部以下である、ゼラチン含有組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
酢酸ヘキシルと乳酸カルシウムとゼラチンとを含有し、酢酸ヘキシル1質量部に対して乳酸カルシウムが0.7~7.5質量部であり、ゼラチン100質量部に対して乳酸カルシウムが0.7~25質量部であり、ゼラチン100質量部に対して酢酸ヘキシルが1~6質量部である、ゼラチン含有組成物。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
ゼラチン含有組成物において、酢酸ヘキシルと乳酸カルシウムとを、酢酸ヘキシル1質量部に対して乳酸カルシウムを0.7~7.5質量部、ゼラチン100質量部に対して乳酸カルシウムを0.7~25質量部、ゼラチン100質量部に対して酢酸ヘキシルを1~6質量部で含有させることを特徴とする、ゼラチン含有組成物における、酢酸ヘキシルの分散性向上方法。
【請求項3】
下記の工程(1)及び(2)を含む、酢酸ヘキシルと乳酸カルシウムとゼラチンとを含有するゼラチン含有組成物の製造方法:
(1)ゼラチンと水とを混合して混合物1を調製する工程、
(2)該混合物1と酢酸ヘキシルと乳酸カルシウムとを混合する工程、
ここで、該ゼラチン含有組成物中、酢酸ヘキシル1質量部に対して乳酸カルシウムが0.7~7.5質量部であり、ゼラチン100質量部に対して乳酸カルシウムが0.7~25質量部であり、ゼラチン100質量部に対して酢酸ヘキシルが1~6質量部である。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ゼラチン含有組成物及びその利用に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
ゼラチンは、人体に対して毒性がなく安価であり、ゼリー形成能、増粘性等に優れている。このため、ゼラチンは、医薬や食品等の分野において広く使用されている。
【0003】
通常、ゼラチンは水で膨潤させてから使用する。例えば、特許文献1には、ゼラチンを含有するソフトキャンディの製法が開示されており、予め水で膨潤したゼラチンを他の成分と混合してソフトキャンディを製造したことが開示されている。
【0004】
しかし、このようにゼラチンは水で膨潤させてから使用するため、香料といった油系成分とは非常に混ざりにくい。そこで、これらの混合を容易にするために界面活性剤が用いられている。しかし、界面活性剤を使用した場合であっても、ゼラチンと油系成分とを均一に分散させることは難しく、特に、夏の自動車内等の高温下では均一に分散させておくことが一層困難になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2015-204832号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、高温下であってもゼラチンと香料の分散性が向上された組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題に鑑み鋭意検討を行ったところ、ゼラチンを含有する組成物において、乳酸カルシウムと、香料である酢酸ヘキシルとを特定の割合で併用することにより、高温下であるにもかかわらず、該組成物における酢酸ヘキシルの分散性を向上できることを見出した。本発明は該知見に基づき更に検討を重ねた結果完成されたものであり、次に掲げるものである。
【0008】
項1.酢酸ヘキシルと乳酸カルシウムとを含有し、酢酸ヘキシル1質量部に対して乳酸カルシウムが10質量部以下である、ゼラチン含有組成物。
項2.前記組成物中、ゼラチン100質量部に対して乳酸カルシウムが30質量部以下である、項1に記載のゼラチン含有組成物。
項3.前記組成物中、ゼラチン100質量部に対して酢酸ヘキシルが6質量部以下である、項1または2に記載のゼラチン含有組成物。
項4.ゼラチン含有組成物において、酢酸ヘキシルと乳酸カルシウムとを、酢酸ヘキシル1質量部に対して乳酸カルシウムを10質量部以下で含有させることを特徴とする、ゼラチン含有組成物における、酢酸ヘキシルの分散性向上方法。
項5.50℃以上の環境下での酢酸ヘキシルの分散性向上方法である、項4に記載の方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ゼラチンを含有する組成物において、酢酸ヘキシルの分散性を向上す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、試験例における分散性評価の基準となる図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

関連特許

小林製薬株式会社
芳香器
2日前
小林製薬株式会社
洗浄剤組成物
2日前
小林製薬株式会社
アロマランプ
2日前
小林製薬株式会社
アロマランプ
2日前
小林製薬株式会社
眼科用組成物
17日前
小林製薬株式会社
発泡錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤
19日前
小林製薬株式会社
発泡錠剤用の口腔内装着器具洗浄剤
19日前
小林製薬株式会社
口腔用組成物
1か月前
小林製薬株式会社
鼻腔洗浄用組成物
23日前
小林製薬株式会社
月経前肌荒れ改善剤
12日前
小林製薬株式会社
腹圧性尿失禁改善剤
15日前
小林製薬株式会社
ナットウキナーゼを含む経口組成物
15日前
小林製薬株式会社
ナットウキナーゼを含む経口組成物
15日前
小林製薬株式会社
尿路機能改善用組成物及び膀胱血流改善用組成物
17日前
小林製薬株式会社
尿意ストレス予防または緩和用組成物及び睡眠改善用組成物
17日前
小林製薬株式会社
細菌性膣症の抑制剤、細菌性膣症関連細菌のオートインデューサー-2阻害剤、細菌性膣症関連細菌のバイオフィルム形成の抑制剤、細菌性膣症関連細菌に対する抗菌薬抗菌力の増強剤、及び当該抗菌力の増強方法
9日前
個人
植物油溶剤抽出システム
1か月前
三商株式会社
食器用洗剤組成物
10日前
長谷川香料株式会社
香味付与剤
1か月前
伯東株式会社
銅系配管の洗浄方法
10日前
花王株式会社
衣料用液体洗浄剤
8日前
花王株式会社
界面活性剤組成物
16日前
花王株式会社
衣料用液体洗浄剤
8日前
川研ファインケミカル株式会社
固形洗浄剤組成物
9日前
株式会社日本触媒
インクジェット印刷装置用洗浄液
2か月前
花王株式会社
硬質表面用液体洗浄剤組成物
8日前
株式会社イチネンケミカルズ
スラッジ洗浄剤
1か月前
小林製薬株式会社
洗浄剤組成物
2日前
サンスター技研株式会社
離毛用水性組成物
2日前
株式会社アルボース
台所用液体洗浄剤組成物
1か月前
株式会社カネカ
油脂の製造方法
17日前
ライオンケミカル株式会社
洗浄剤組成物
2か月前
シヤチハタ株式会社
電子供与物可視化キット及び電子供与物可視化方法
1か月前
花王株式会社
漂白洗浄剤組成物及びカビ汚れの漂白洗浄方法
1か月前
株式会社コープクリーン
粉末洗浄剤組成物
19日前
花王株式会社
液体洗浄剤組成物及び液体洗浄剤組成物の臭気低減方法
2か月前
続きを見る