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公開番号
2025073914
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-13
出願番号
2023185100
出願日
2023-10-27
発明の名称
外用組成物
出願人
小林製薬株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/31 20060101AFI20250502BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】本発明は、ワセリンを50重量%以上含有する外用組成物において、ワセリンの経時的離漿を抑制できる新たな処方を提供することを目的とする。
【解決手段】(A)50重量%以上のワセリンと、(B)ジフェンヒドラミンとを含有する外用組成物は、ワセリンの経時的離漿を抑制できる。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)50重量%以上のワセリンと、(B)ジフェンヒドラミンとを含有する外用組成物。
続きを表示(約 350 文字)
【請求項2】
さらに(C)HLB5.0以下の非イオン性界面活性剤を含む、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項3】
前記(A)成分100重量部に対する前記(B)成分の含有量が、0.1重量部以上である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項4】
前記(A)成分100重量部に対する前記(C)成分の含有量が、0.2重量部以上である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項5】
前記(A)成分100重量部当たりの液状油の含有量が10重量部以下である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項6】
油中水型乳化組成物である、請求項1に記載の外用組成物。
【請求項7】
非ステロイド製剤である、請求項1に記載の外用組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、50重量%以上のワセリンを含み、優れた離漿抑制性を有する外用組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
外用剤に使用される油性基剤の中でも、ワセリンは、低刺激性、皮膚の被覆効果による保護効果又は薬物の皮膚透過性等に優れているため、特に汎用が高い。ワセリンの被覆効果を十分に発現させるには、外用組成物におけるワセリンの配合量を高めることが有効である。一方で、ワセリンは、経時的に離漿が生じることも知られている。ワセリンを含む外用剤に離漿が生じると、外用剤の品質に対する安心感が損なわれる原因となる。
【0003】
ワセリンを含む外用剤の離漿を抑制する方法として、特許文献1に、架橋型アルキルポリエーテル変性シリコーンで液状油をゲル化したペースト状オイル組成物をワセリン等の半固形状の油脂と混合する技術が開示されており、特許文献2に、ワセリンなどの油脂にゴムエラストマーを加熱溶融又は膨潤混和する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2005-015407号公報
特開2006-335734号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ワセリンの経時的離漿によりもたらされる外用剤の品質に対する安心感の毀損は、ワセリン含有量が50重量%以上となる配合において特に顕著となる。
【0006】
特許文献1の技術では、離漿を抑制するために配合するペースト状オイル組成物を大量に配合することが必要であり、50重量%以上という高濃度でワセリンを配合する処方へ適用することができない。また、特許文献2の技術では、ゴムエラストマーの配合に、加熱溶融又は膨潤混和といった工程が必要となり、製造が煩雑である。
【0007】
そこで、本発明の目的は、ワセリンを50重量%以上含有する外用組成物において、ワセリンの経時的離漿を抑制できる新たな処方を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者は、前記課題を解決すべく鋭意検討を行ったところ、予想外なことに、ワセリンを50重量%以上含有する外用組成物にジフェンヒドラミンを配合することによって、ワセリンの経時的離承を抑制できることを見出した。さらに予想外なことに、ワセリンを50重量%以上含有する外用組成物にジフェンヒドラミンとHLB5.0以下の非イオン性界面活性剤とを組み合わせて配合することによって、ワセリンの経時的離承をより一層抑制できることを見出した。本発明は、これらの知見に基づいて更に検討を重ねることにより完成したものである。
【0009】
即ち、本開示は、下記に掲げる態様の発明を提供する。
項1. (A)50重量%以上のワセリンと、(B)ジフェンヒドラミンとを含有する外用組成物。
項2. さらに(C)HLB5.0以下の非イオン性界面活性剤を含む、項1に記載の外用組成物。
項3. 前記(A)成分100重量部に対する前記(B)成分の含有量が、0.1重量部以上である、項1又は2に記載の外用組成物。
項4. 前記(A)成分100重量部に対する前記(C)成分の含有量が、0.2重量部以上である、項1~3のいずれかに記載の外用組成物。
項5. 前記(A)成分100重量部当たりの液状油の含有量が10重量部以下である、項1~4のいずれかに記載の外用組成物。
項6. 油中水型乳化組成物である、項1~5のいずれかに記載の外用組成物。
項7. 非ステロイド製剤である、項1~6のいずれかに記載の外用組成物。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、ワセリンを50重量%以上含有する外用組成物において、ワセリンの経時的離漿を抑制できる。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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