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公開番号2025039643
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2025000122,2020113273
出願日2025-01-06,2020-06-30
発明の名称点眼型洗眼用組成物
出願人小林製薬株式会社
代理人弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類A61K 31/19 20060101AFI20250313BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】本発明は、抗ヒスタミン剤を含有していない点眼型洗眼用組成物でありながらも、効果的に眼の異物感を改善できる点眼型洗眼用組成物を提供すること、また、眼の異物感の改善方法を提供することを目的とする。
【解決手段】清涼化剤を含有し、抗ヒスタミン剤を含有しない、点眼型洗眼用組成物。抗ヒスタミン剤を含有しない点眼型洗眼用組成物に、清涼化剤を配合する、点眼型洗眼用組成物の眼の異物感の改善方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
清涼化剤、ならびに、グリチルリチン酸、その誘導体及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、抗ヒスタミン剤を含有しない、点眼型洗眼用組成物
(但し、アスパラギン酸及び/又はその塩を含有する点眼型洗眼用組成物を除く)。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、点眼型洗眼用組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、洗眼用カップ(アイカップ)を用いた洗眼方法が知られており、該方法の一例として、洗眼用カップに洗眼液を適量(例えば5mL程)注ぎ、次いで、該カップを片側の眼周辺に押し当てて該カップ内の洗眼液と眼とを接触させ、数回まばたきを行うことにより洗眼する方法が挙げられる。しかし、該方法は、洗眼用カップが必須であり、携帯性に欠けるといった問題がある。
【0003】
また、前記方法とは異なる洗眼方法として、洗眼液を眼に直接点眼して洗眼する方法が知られている。該方法は、洗眼用カップが不要であるため携帯性に優れている。しかし、このような点眼して洗眼する方法では、洗眼用カップを用いる前記方法と比較して、眼に適用する洗眼液の量が少なくなり、洗眼効果が不十分となるおそれがある。また、ほこりや花粉等の異物は、眼の異物感、かゆみ等の一因にもなる。
【0004】
そこで、従来、例えば、かゆみ等を抑制する抗ヒスタミン剤を含む点眼剤や洗眼液が多く存在し、このような点眼剤や洗眼液は、かゆみを抑制しながら異物感を軽減する点で有用であるとされている(特許文献1)。一方、抗ヒスタミン剤は、涙液量の減少、一時的な口渇、眠気等の副作用を有することが知られており、抗ヒスタミン剤に対する感受性が高い人などにおいては、その使用が制限されることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2011-246449号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで、本発明は、抗ヒスタミン剤を含有していない点眼型洗眼用組成物でありながらも、効果的に眼の異物感を改善できる点眼型洗眼用組成物を提供すること、また、眼の異物感の改善方法を提供すること等を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、前記課題に鑑み鋭意検討を行ったところ、抗ヒスタミン剤を含有しない点眼型洗眼用組成物に、清涼化剤を配合することにより、眼の異物感を改善できることを見出した。本発明は該知見に基づき更に検討を重ねた結果完成されたものであり、次に掲げるものである。
項1.清涼化剤を含有し、抗ヒスタミン剤を含有しない、点眼型洗眼用組成物。
項2.更に、グリチルリチン酸、その誘導体及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、項1に記載の点眼型洗眼用組成物。
項3.更に、トコフェロール、その誘導体及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種を含有する、項1または2に記載の点眼型洗眼用組成物。
項4.増粘剤、アミノ酸塩及び第4級アンモニウム化合物系防腐剤からなる群より選択される少なくとも1種を含有しない、項1~3のいずれかに記載の点眼型洗眼用組成物。
項5.1眼あたり、1回に3~8滴点眼される、項1~4のいずれかに記載の点眼型洗眼用組成物。
項6.抗ヒスタミン剤を含有しない点眼型洗眼用組成物に、清涼化剤を配合する、点眼型
洗眼用組成物の眼の異物感の改善方法。
項7.前記点眼型洗眼用組成物に、更に次の(1)及び(2)からなる群より選択される少なくとも1種を配合する、項6に記載の方法、
(1)グリチルリチン酸、その誘導体及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種、
(2)トコフェロール、その誘導体及びこれらの塩からなる群より選択される少なくとも1種。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、点眼型洗眼用組成物において、抗ヒスタミン剤を配合していないにもかかわらず、清涼化剤を配合することにより、効果的に眼の異物感を改善することができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明についてより詳細に説明する。
【0010】
本発明は、清涼化剤を含有し、抗ヒスタミン剤を含有しない、点眼型洗眼用組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)

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