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公開番号2025060017
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170496
出願日2023-09-29
発明の名称半導体素子の製造方法及び製造装置、砥石及びその製造方法
出願人日亜化学工業株式会社
代理人弁理士法人豊栖特許事務所
主分類H01L 21/304 20060101AFI20250403BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】歩留まりを改善した半導体素子の製造方法及び製造装置、砥石及びその製造方法を提供する。
【解決手段】半導体素子の製造方法によれば、基板STを準備する工程と、前記基板STの主面を、砥石11で研削する工程と、を含み、前記砥石11は、砥粒と、結合材と、フィラーを含み、前記フィラーは珪藻土を含む。これにより、フィラーが内部を構成する溶融物に入り込んで収縮を低減することで、高品質な砥石11が得られ、半導体素子の製造方法の歩留まりを改善できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
半導体素子の製造方法であって、
基板を準備する工程と、
前記基板の主面を、砥石で研削する工程と、
を含み、
前記砥石は、砥粒と、結合材と、フィラーを含み、
前記フィラーは珪藻土を含む、半導体素子の製造方法。
続きを表示(約 870 文字)【請求項2】
請求項1に記載の半導体素子の製造方法であって、
前記フィラーは、不溶性の多孔質系の脆性材料である半導体素子の製造方法。
【請求項3】
請求項1に記載の半導体素子の製造方法であって、
前記珪藻土は、前記砥粒の粒径よりも小さな細孔を複数備える、半導体素子の製造方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体素子の製造方法であって、
前記基板はサファイアである半導体素子の製造方法。
【請求項5】
請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体素子の製造方法であって、
前記半導体素子は発光ダイオードである半導体素子の製造方法。
【請求項6】
請求項1~3のいずれか一項に記載の半導体素子の製造方法であって、
前記砥粒はダイヤモンド又はcBNである半導体素子の製造方法。
【請求項7】
円板状の保持部材と、前記保持部材の円周部分に配置される複数の砥石と、を備える研削用工具であって、
各砥石は、砥粒と、結合材と、フィラーと、を含み、
前記フィラーは珪藻土を含む、研削用工具。
【請求項8】
研削用工具に用いられる砥石であって、
前記砥石は、砥粒と、結合材と、フィラーを含み、
前記フィラーは珪藻土を含む、砥石。
【請求項9】
半導体素子の製造方法に用いる砥石の製造方法であって、
原材料として、砥粒、結合材、フィラー、助剤を準備する工程と、
前記原材料を混合する工程と、
前記混合した原材料を金型内に配置し、成形して中間体を得る工程と、
前記中間体を焼成する工程と、
を含む砥石の製造方法であって、
前記フィラーは、珪藻土を含む、砥石の製造方法。
【請求項10】
請求項9に記載の砥石の製造方法であって、
前記原材料は、更に気孔材を含む、砥石の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、半導体素子の製造方法及び製造装置、砥石及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
LED等の半導体素子の製造に際しては、サファイア基板などのウエハを、砥石で研削している。このような砥石を構成する砥粒には従来、ダイヤモンドやシリカなどが用いられてきた(例えば特許文献1)。半導体素子のコスト削減などの観点から、更なる歩留まりの改善が求められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-175774号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の一形態の課題は、歩留まりを改善した半導体素子の製造方法及び製造装置、砥石及びその製造方法を提供することにある。また他の形態の課題は、砥石の研削性能と収縮という相反する特性の両立を図った半導体素子の製造方法及び製造装置、砥石及びその製造方法を提供することにある。なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるものではない。また本開示の一形態は、これらの課題の全てを解決する必要はないものとする。さらに、明細書、図面、請求項等の記載から、これら以外の課題を抽出することも可能である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一形態に係る半導体素子の製造方法によれば、基板を準備する工程と、前記基板の主面を、砥石で研削する工程と、を含み、前記砥石は、砥粒と、結合材と、フィラーを含み、前記フィラーは珪藻土を含む。
【0006】
本開示の他の一形態に係る研削用工具によれば、円板状の保持部材と、前記保持部材の円周部分に配置される複数の砥石と、を備える研削用工具であって、各砥石は、砥粒と、結合材と、フィラーと、を含み、前記フィラーは珪藻土を含む。
【0007】
本開示の他の一形態に係る砥石によれば、前記研削用工具に用いられる砥石であって、前記砥石は、砥粒と、結合材と、フィラーを含み、前記フィラーは珪藻土を含む。
【0008】
本開示の他の一形態に係る砥石の製造方法によれば、半導体素子の製造方法に用いる砥石の製造方法であって、原材料として、砥粒、結合材、フィラー、助剤を準備する工程と、前記原材料を混合する工程と、前記混合した原材料を金型内に配置し、成形して中間体を得る工程と、前記中間体を焼成する工程と、を含み、前記フィラーは、珪藻土を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示の一形態に係る半導体素子の製造方法によれば、フィラーが内部を構成する溶融物に入り込んで収縮を低減することで、高品質な砥石が得られ、半導体素子の製造方法の歩留まりを改善できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態1に係る研削装置を示す模式側面図である。
図1の研削用工具を示す斜め下方から見た斜視図である。
砥石の原材料を示す外観写真及びSEM写真である。
砥石のSEM写真である。
図4をより拡大したSEM写真である。
図6Aは焼成前の砥石(中間体)、図6Bは焼成後の実施例2に係る砥石、図6Cは焼成後の実施例1に係る砥石、図6Dは焼成後の比較例3に係る砥石を、それぞれ示す写真である。
実施例1、比較例1~2に係る砥石の研削比を示すグラフである。
フィラーの配合量と研削比、熱収縮量の関係を示すグラフである。
図9Aは比較例2に係る砥石の焼成後の状態を示す模式断面図、図9Bは図9Aのフィラーを除去後の状態を示す模式断面図である。
実施例1に係る砥石の焼成後の状態を示す模式断面図である。
実施例1、比較例1の砥石の研削挙動の推移を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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