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公開番号2025059742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170027
出願日2023-09-29
発明の名称マイクロスイッチおよび圧力応動スイッチ
出願人株式会社鷺宮製作所
代理人個人,個人,個人
主分類H01H 21/28 20060101AFI20250403BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】本発明は、動作の信頼性が高いマニュアルリセット型マイクロスイッチおよび圧力応動スイッチを提供することを目的とする。
【解決手段】マイクロスイッチ1は、回動軸15まわりの進行方向aおよび退行方向bに回動するレバー16と、レバー16の回動に伴い反転動作する可動接点42と、固定接点41と、リセット部材70と、を備える。レバー16の回動の範囲には、レバー16が進行方向aに向かって通過する場合に反転動作を生じる第1反転位置と、レバー16が退行方向bに向かって通過する場合に反転動作を生じる第2反転位置と、が含まれる。リセット部材70は、第1反転位置を進行方向aに通過した後に退行方向bに向かうレバー16の回動を第1反転位置と第2反転位置との間で規制する規制位置P1と、退行方向bに向かうレバー16を第2反転位置を通過するまで回動させるリセット位置P2と、に変位可能である。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
回動軸まわりの進行方向および退行方向に回動するレバーと、前記レバーの回動に伴い反転動作する可動接点と、前記可動接点が導通可能な一対の固定接点と、前記レバーの回動方向の位置を規定する規定部と、を備えるマイクロスイッチであって、
前記レバーの回動の範囲には、前記レバーが前記進行方向に向かって通過する場合に前記反転動作を生じる第1反転位置と、前記レバーが前記退行方向に向かって通過する場合に前記反転動作を生じる第2反転位置と、が含まれ、
前記規定部は、前記第1反転位置を前記進行方向に通過した後に前記退行方向に向かう前記レバーの回動を前記第1反転位置と前記第2反転位置との間で規制する規制位置と、前記退行方向に向かう前記レバーを前記第2反転位置を通過するまで回動させるリセット位置と、に変位可能に設けられていることを特徴とするマイクロスイッチ。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記規定部は、前記レバーの前記回動方向の位置を規定するリセット板と、前記リセット板を軸方向に進退移動させるリセット軸と、を備え、
前記リセット位置は、前記軸方向一方側に位置し、前記規制位置は、前記軸方向他方側に位置していることを特徴とする請求項1に記載のマイクロスイッチ。
【請求項3】
前記リセット軸を前記軸方向他方側に付勢する付勢手段を備え、
前記付勢手段の付勢力に抗して前記リセット軸を前記軸方向一方側に押込むことで前記規定部は前記リセット位置に変位可能であり、
前記リセット軸を押込まない状態では、前記規定部が前記規制位置に位置することを特徴とする請求項2に記載のマイクロスイッチ。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載のマイクロスイッチを搭載したことを特徴とする圧力応動スイッチ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マイクロスイッチおよび圧力応動スイッチに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、マニュアルリセット機構を備えるマイクロスイッチが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のマイクロスイッチ(サーマルリレー)では、特許文献1の第1図に示すように、固定接点としてのNO接点(9)と、NC接点(10)と、の間に可動接点(5)が設けられ、可動接点(5)は、可動接点板(14)に支持されている。可動接点板(14)は、反転ばね(13)を介して調整板(12)に接続されている。調整板(12)の近傍には、締め付けにより調整板(12)を板厚方向に押圧可能な調整ねじ(11)が配置されている。このマイクロスイッチでは、調整ねじ(11)の締め付け量を調整することで、調整板(12)を変位させ、これによって生じる反転ばね(13)の反転力を調整して可動接点板(14)のリセット位置を調整している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭53-149869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述のマイクロスイッチでは、調整板(12)の付勢力と、反転ばね(13)の反転力との、力の釣り合いに依存してリセット位置が決まるため、調整板(12)の寸法のばらつきや反転ばね(13)の寸法のばらつきなどによっては、可動接点(5)の状態が定まらないことが考えられる。また、マイクロスイッチに作用する振動等の影響により調整板(12)の締め付け量がずれることも考えられる。このため、意図しないオートリセットが生じることや、逆にリセットできない等、マニュアルリセット機構を正確に動作させることが困難となる。
【0005】
本発明は、動作の信頼性が高いマニュアルリセット型マイクロスイッチおよび圧力応動スイッチを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明のマイクロスイッチは、回動軸まわりの進行方向および退行方向に回動するレバーと、前記レバーの回動に伴い反転動作する可動接点と、前記可動接点が導通可能な一対の固定接点と、前記レバーの回動方向の位置を規定する規定部と、を備えるマイクロスイッチであって、前記レバーの回動の範囲には、前記レバーが前記進行方向に向かって通過する場合に前記反転動作を生じる第1反転位置と、前記レバーが前記退行方向に向かって通過する場合に前記反転動作を生じる第2反転位置と、が含まれ、前記規定部は、前記第1反転位置を前記進行方向に通過した後に前記退行方向に向かう前記レバーの回動を前記第1反転位置と前記第2反転位置との間で規制する規制位置と、前記退行方向に向かう前記レバーを前記第2反転位置を通過するまで回動させるリセット位置と、に変位可能に設けられていることを特徴とする。
【0007】
このような本発明によれば、規定部の位置を変位させることでレバーの回動方向の位置を規定することができ、レバーの回動方向の位置に応じて可動接点の位置を規定することができる。このため、規定部の位置に応じて規制位置を正確に決めるとともに、規制位置から退行方向へのレバーの回動を規制した状態を正確に維持することができ、可動接点の反転動作を正確に管理することができる。これは、特許文献1に示す従来のマイクロスイッチのように、力の釣り合いに依存ししてリセット機構を動作させる構造と異なる。すなわち、本構成は、調整板(12)や反転ばね(13)の寸法のばらつきなどによって、可動接点(5)の状態が定まらず、また振動等の影響により調整板(12)の締め付け量がずれる構造とは異なり、規定部の位置を管理することでリセット機構を正確に動作させることができる。このため、本構成によれば、意図しないオートリセットを防ぐとともに、必要な場合は確実にリセットの動作をさせることができる。したがって、動作の信頼性が高いマニュアルリセット型マイクロスイッチを提供することができる。
【0008】
また、前記規定部は、前記レバーの前記回動方向の位置を規定するリセット板と、前記リセット板を軸方向に進退移動させるリセット軸と、を備え、前記リセット位置は、前記軸方向一方側に位置し、前記規制位置は、前記軸方向他方側に位置していることが好ましい。このような構成によれば、リセット軸を軸方向に進退移動させることで、リセット板を規制位置とリセット位置とに容易に変位させることができる。
【0009】
また、前記リセット軸を前記軸方向他方側に付勢する付勢手段を備え、前記付勢手段の付勢力に抗して前記リセット軸を前記軸方向一方側に押込むことで前記規定部は前記リセット位置に変位可能であり、前記リセット軸を押込まない状態では、前記規定部が前記規制位置に位置することが好ましい。このような構成によれば、リセット軸を軸方向一方側に押圧することで、リセット板をリセット位置に変位させ、リセット軸の押圧を中止することで付勢手段の付勢力によりリセット板を規制位置に自動的に変位させ、規制位置に位置させることができる。
【0010】
また、本発明の圧力応動スイッチは、上記いずれかに記載のマイクロスイッチを搭載したことを特徴とする。この構成によれば、動作の信頼性が高いマニュアルリセット型マイクロスイッチを用いて圧力応動スイッチを構成することができる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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