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公開番号2025058423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023168342
出願日2023-09-28
発明の名称電気コネクタの接続構造、プラグ、およびレセプタクル
出願人住友電気工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01R 13/6477 20110101AFI20250402BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】高周波特性インピーダンスの不整合を抑制しつつ接続自由度を高めることができる電気コネクタの接続構造を提供する。
【解決手段】電気コネクタの接続構造は、プラグおよびレセプタクルを備える。プラグは、複数の第1導体と、傾斜している第1端面を含むプラグハウジングとを有する。レセプタクルは、複数の第2導体と、傾斜している第2端面を含むレセプタクルハウジングとを有する。第1導体の各先端部は、第1端面において露出し、第2導体の各先端部は、第2端面において露出する。プラグおよびレセプタクルは、第1の接続態様として、第1導体が延在する第1方向と第2導体が延在する第2方向とが交差するように結合可能に構成されている。プラグおよびレセプタクルが第1の接続態様で結合された場合に、第1端面および第2端面が対向すると共に第1導体の各先端部が対応する第2導体の先端部に電気的に接続する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
それぞれが第1方向に沿って延在する複数の第1導体と、前記第1方向に直交する面に対して傾斜している第1端面、および、前記複数の第1導体をそれぞれ収納する複数の第1収納部を含むプラグハウジングとを有するプラグと、
それぞれが第2方向に沿って延在する複数の第2導体と、前記第2方向に直交する面に対して傾斜している第2端面、および、前記複数の第2導体をそれぞれ収納する複数の第2収納部を含むレセプタクルハウジングとを有するレセプタクルと、を備え、
前記複数の第1導体の各先端部は、前記第1端面において露出しており、
前記複数の第2導体の各先端部は、前記第2端面において露出しており、
前記プラグおよび前記レセプタクルは、第1の接続態様として、前記第1方向と前記第2方向とが交差するように、互いに結合可能に構成されており、
前記プラグおよび前記レセプタクルが前記第1の接続態様で互いに結合された場合に、前記第1端面および前記第2端面が対向すると共に前記複数の第1導体の各先端部が前記複数の第2導体のうち対応する第2導体の先端部に電気的に接続する、
電気コネクタの接続構造。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記プラグおよび前記レセプタクルは、第2の接続態様として、前記第1方向が前記第2方向に沿うように結合可能に構成されており、
前記プラグおよび前記レセプタクルが前記第2の接続態様で互いに結合された場合に、前記第1端面および前記第2端面が対向すると共に前記複数の第1導体の各先端部が前記複数の第2導体のうち対応する前記第2導体の前記先端部に電気的に接続する、
請求項1に記載の電気コネクタの接続構造。
【請求項3】
前記プラグハウジングおよび前記レセプタクルハウジングの一方は、第1係合部を更に有し、
前記プラグハウジングおよび前記レセプタクルハウジングの他方は、
前記第1方向および前記第2方向が互いに交差するように前記プラグが前記レセプタクルに結合した場合に、前記第1係合部に係合可能に構成されている第2係合部と、
前記第1方向が前記第2方向に沿うように前記プラグが前記レセプタクルに結合した場合に、前記第1係合部に係合可能に構成されている第3係合部と、を更に有する、
請求項2に記載の電気コネクタの接続構造。
【請求項4】
前記プラグハウジングの前記第1端面は、前記第1方向に直交する面に対して43度以上47度以下で傾斜し、
前記レセプタクルハウジングの前記第2端面は、前記第2方向に直交する面に対して43度以上47度以下で傾斜している、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタの接続構造。
【請求項5】
前記プラグハウジングの前記第1端面が前記第1方向に直交する面に対して傾斜する第1傾斜角度と、前記レセプタクルハウジングの前記第2端面が前記第2方向に対して直交する面に対して傾斜する第2傾斜角度との合計角度が85度以上95度以下である、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタの接続構造。
【請求項6】
前記複数の第1導体は、複数の信号導体と、グランドに接続される複数のグランド導体とを含み、
前記複数の信号導体および前記複数のグランド導体は、前記第1端面において点対称となるように配置されている、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタの接続構造。
【請求項7】
前記複数の第2導体は、前記レセプタクルハウジングの内部において、前記第2方向に沿って延在した後に前記第2方向と交差する第3方向に沿って延在して前記第2端面において露出する、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタの接続構造。
【請求項8】
前記複数の第1導体は、前記プラグハウジングの内部において、前記第1方向に沿って延在した後に前記第1方向と交差する第3方向に沿って延在して前記第1端面において露出する、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタの接続構造。
【請求項9】
それぞれが第3方向に沿って延在する複数の第3導体と、前記第3方向に交差する第1主面および第2主面、ならびに、前記複数の第3導体をそれぞれ収納する複数の第3収納部を含むサブハウジングとを有する介在部材を更に備え、
前記介在部材は、前記プラグが前記レセプタクルに結合した際に、前記介在部材が前記プラグと前記レセプタクルとの間に介在する場合に、前記第1主面が前記第1端面と対向すると共に、前記第2主面が前記第2端面と対向するように構成されており、
前記複数の第3導体は、前記第1主面から前記第2主面まで延在しており、前記プラグが前記レセプタクルに結合した場合に前記複数の第1導体の各先端部を前記複数の第2導体のうち対応する前記第2導体の先端部に電気的に接続するように構成されている、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタの接続構造。
【請求項10】
前記複数の第1導体の各先端部は、前記プラグが前記レセプタクルに結合した場合に前記第1方向に沿って弾性変形可能に構成されている、
請求項1または請求項2に記載の電気コネクタの接続構造。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気コネクタの接続構造、プラグ、およびレセプタクルに関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、並列に配置された複数の導線を備えた電気コネクタが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-069166号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載された電気コネクタの接続構造では、電気コネクタに収納される複数の導線が、異なる態様の端子や接触部を介して、相手側電気コネクタの電極パッドに接続されている。このように導通経路に導線の形態と異なる部分が存在すると、当該部分において高周波特性インピーダンスの不整合を生じさせてしまうことがある。また、特許文献1に記載された電気コネクタの接続構造では、電気コネクタの導線と相手側電気コネクタの電極パッドとが同じ方向(水平方向)に延在した状態で電気コネクタ同士が接続されている。しかしながら、電気コネクタの導体と相手側電気コネクタの導体とが異なる方向(例えば互いに直交する方向)に延在した状態で電気コネクタ同士を接続したいといった要望がある。
【0005】
本開示は、高周波特性インピーダンスの不整合を抑制しつつ接続自由度を高めることができる、電気コネクタの接続構造、プラグ、およびレセプタクルを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る電気コネクタの接続構造は、プラグおよびレセプタクルを備える。プラグは、それぞれが第1方向に沿って延在する複数の第1導体と、第1方向に直交する面に対して傾斜している第1端面、および、複数の第1導体をそれぞれ収納する複数の第1収納部を含むプラグハウジングと、を有する。レセプタクルは、それぞれが第2方向に沿って延在する複数の第2導体と、第2方向に直交する面に対して傾斜している第2端面、および、複数の第2導体をそれぞれ収納する複数の第2収納部を含むレセプタクルハウジングと、を有する。複数の第1導体の各先端部は、第1端面において露出している。複数の第2導体の各先端部は、第2端面において露出している。プラグおよびレセプタクルは、第1の接続態様として、第1方向と第2方向とが交差するように、互いに結合可能に構成されている。プラグおよびレセプタクルが第1の接続態様で互いに結合された場合に、第1端面および第2端面が対向すると共に複数の第1導体の各先端部が複数の第2導体のうち対応する第2導体の先端部に電気的に接続する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、高周波特性インピーダンスの不整合を抑制しつつ接続自由度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、一実施形態に係る電気コネクタの接続構造を示す斜視図であり、プラグとレセプタクルとがL字状に接続された第1接続状態を示す。
図2は、図1に示すII-II線に沿った接続構造の第1接続状態を示す断面図である。
図3は、図1に示すレセプタクルを示す斜視図である。
図4は、図2に示す電線及び導体の一例を示す斜視図である。
図5は、一実施形態に係る電気コネクタの接続構造を示す斜視図であり、プラグとレセプタクルとが直線状に接続された第2接続状態を示す。
図6は、図5に示すVI-VI線に沿った接続構造の第2接続状態を示す断面図である。
図7は、第1変形例に係る電気コネクタの接続構造を示す断面図であり、プラグとレセプタクルとがL字状に接続された第1接続状態を示す。
図8の(a)部は、第1変形例における導体の先端部の一例を示す斜視図であり、図8の(b)部は、第1変形例における導体の先端部の別の例を示す斜視図である。
図9は、第2変形例に係る電気コネクタの接続構造を示す斜視図であり、プラグとレセプタクルとがL字状に接続された第1接続状態を示す。
図10は、図9に示すX-X線に沿った接続構造の第1接続状態を示す断面図である。
図11は、第2変形例に係る電気コネクタの接続構造の第2接続状態を示す断面図である。
図12は、第3変形例に係る電気コネクタの接続構造の第1接続状態を示す断面図である。
図13は、第4変形例に係る電気コネクタの接続構造の第1接続状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に、本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
[1]一実施形態に係る電気コネクタの接続構造は、プラグおよびレセプタクルを備える。プラグは、それぞれが第1方向に沿って延在する複数の第1導体と、第1方向に直交する面に対して傾斜している第1端面、および、複数の第1導体をそれぞれ収納する複数の第1収納部を含むプラグハウジングと、を有する。レセプタクルは、それぞれが第2方向に沿って延在する複数の第2導体と、第2方向に直交する面に対して傾斜している第2端面、および、複数の第2導体をそれぞれ収納する複数の第2収納部を含むレセプタクルハウジングと、を有する。複数の第1導体の各先端部は、第1端面において露出している。複数の第2導体の各先端部は、第2端面において露出している。プラグおよびレセプタクルは、第1の接続態様として、第1方向と第2方向とが交差するように、互いに結合可能に構成されている。プラグおよびレセプタクルが第1の接続態様で互いに結合された場合に、第1端面および第2端面が対向すると共に複数の第1導体の各先端部が複数の第2導体のうち対応する第2導体の先端部に電気的に接続する。
【0010】
この電気コネクタの接続構造では、複数の第1導体の各先端部が第1端面において露出すると共に、複数の第2導体の各先端部が第2端面において露出している。そして、複数の第1導体の各先端部が複数の第2導体のうち対応する第2導体の先端部に電気的に接続している。この電気コネクタの接続構造によれば、導通経路に導線の形態と異なる部分が存在しなくなり、高周波特性インピーダンスの不整合を抑制することができる。また、この電気コネクタの接続構造によれば、プラグおよびレセプタクルは、第1方向と第2方向とが交差するように、互いに結合可能に構成されている。プラグおよびレセプタクルが互いに結合された場合に、第1端面および第2端面が対向すると共に複数の第1導体の各先端部が複数の第2導体のうち対応する第2導体の先端部に電気的に接続する。かかる構成によれば、第1導体と第2導体とが異なる方向に延在した状態でプラグおよびレセプタクルを接続することができ、接続自由度を高めることができる。よって、この電気コネクタによれば、高周波特性インピーダンスの不整合を抑制しつつ接続自由度を高めることができる。
(【0011】以降は省略されています)

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