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公開番号2025057136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-09
出願番号2023166817
出願日2023-09-28
発明の名称ネットワーク装置、無線システム、データ収集方法及びコンピュータプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04W 24/10 20090101AFI20250402BHJP(電気通信技術)
要約【課題】UEのApp-Dの収集の効率やQoS制御などの向上を図る。
【解決手段】NWDAFに要求されたネットワークデータ分析に関係するユーザ端末装置からアプリケーションレイヤデータを取得するアプリケーションレイヤデータ要求を受信するApp-D要求受信部と、AMFに対して、アプリケーションレイヤデータの転送を指示する第1のNASメッセージをユーザ端末装置へ送信するNASメッセージ送信要求を送信するNASメッセージ送信要求送信部と、第1のNASメッセージに応じてユーザ端末装置から転送されたアプリケーションレイヤデータをAMFから受信するApp-D受信部と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
ＮＷＤＡＦ（Network Data Analytics Function）に要求されたネットワークデータ分析に関係するユーザ端末装置からアプリケーションレイヤデータを取得するアプリケーションレイヤデータ要求を受信するＡｐｐ－Ｄ要求受信部と、
ＡＭＦ（Access and Mobility Management Function）に対して、アプリケーションレイヤデータの転送を指示する第１のＮＡＳ（Non-Access-Stratum）メッセージを前記ユーザ端末装置へ送信するＮＡＳメッセージ送信要求を送信するＮＡＳメッセージ送信要求送信部と、
前記第１のＮＡＳメッセージに応じて前記ユーザ端末装置から転送されたアプリケーションレイヤデータを前記ＡＭＦから受信するＡｐｐ－Ｄ受信部と、
を備えるネットワーク装置。
続きを表示（約 2,700 文字）【請求項２】
前記ＮＡＳメッセージ送信要求は、前記ユーザ端末装置が接続する無線アクセスネットワークが参照する前記第１のＮＡＳメッセージのＩＥ（Information Element）のＱｏＳ識別子に利用可能なＱｏＳ情報を含む、
請求項１に記載のネットワーク装置。
【請求項３】
ＡＭＦ（Access and Mobility Management Function）を有するネットワーク装置において、
アプリケーションレイヤデータの転送を指示する第１のＮＡＳ（Non-Access-Stratum）メッセージをユーザ端末装置へ送信するＮＡＳメッセージ送信部と、
前記ユーザ端末装置から送信されたＮＡＳメッセージであって前記第１のＮＡＳメッセージに応じて前記ユーザ端末装置から転送されるアプリケーションレイヤデータを含む第２のＮＡＳメッセージを受信するＮＡＳメッセージ受信部と、
を備えるネットワーク装置。
【請求項４】
前記第１のＮＡＳメッセージに関するＮＡＳシグナリングのＩＥ（Information Element）として、前記ユーザ端末装置が接続する無線アクセスネットワークが参照するＱｏＳ識別子が設けられた、
請求項３に記載のネットワーク装置。
【請求項５】
ＮＷＤＡＦ（Network Data Analytics Function）に要求されたネットワークデータ分析に関係するユーザ端末装置からアプリケーションレイヤデータを取得するアプリケーションレイヤデータ要求を受信するＡｐｐ－Ｄ要求受信部と、
ＡＭＦ（Access and Mobility Management Function）に対して、アプリケーションレイヤデータの転送を指示する第１のＮＡＳ（Non-Access-Stratum）メッセージを前記ユーザ端末装置へ送信するＮＡＳメッセージ送信要求を送信するＮＡＳメッセージ送信要求送信部と、
前記第１のＮＡＳメッセージに応じて前記ユーザ端末装置から転送されたアプリケーションレイヤデータを前記ＡＭＦから受信するＡｐｐ－Ｄ受信部と、
前記ＮＡＳメッセージ送信要求に応じて前記第１のＮＡＳメッセージを前記ユーザ端末装置へ送信し、前記ユーザ端末装置から送信されたＮＡＳメッセージであって前記第１のＮＡＳメッセージに応じて前記ユーザ端末装置から転送されるアプリケーションレイヤデータを含む第２のＮＡＳメッセージを受信する前記ＡＭＦと、
を備える無線システム。
【請求項６】
前記ＮＡＳメッセージ送信要求は、前記ユーザ端末装置が接続する無線アクセスネットワークが参照する前記第１のＮＡＳメッセージのＩＥ（Information Element）のＱｏＳ識別子に利用可能なＱｏＳ情報を含む、
請求項５に記載の無線システム。
【請求項７】
前記第１のＮＡＳメッセージに関するＮＡＳシグナリングのＩＥ（Information Element）として、前記ユーザ端末装置が接続する無線アクセスネットワークが参照するＱｏＳ識別子が設けられた、
請求項５又は６のいずれか１項に記載の無線システム。
【請求項８】
無線システムが実行するデータ収集方法であって、
ＮＷＤＡＦ（Network Data Analytics Function）に要求されたネットワークデータ分析に関係するユーザ端末装置からアプリケーションレイヤデータを取得するアプリケーションレイヤデータ要求を受信するＡｐｐ－Ｄ要求受信ステップと、
ＡＭＦ（Access and Mobility Management Function）に対して、アプリケーションレイヤデータの転送を指示する第１のＮＡＳ（Non-Access-Stratum）メッセージを前記ユーザ端末装置へ送信するＮＡＳメッセージ送信要求を送信するＮＡＳメッセージ送信要求送信ステップと、
前記ＡＭＦが、前記ＮＡＳメッセージ送信要求に応じて前記第１のＮＡＳメッセージを前記ユーザ端末装置へ送信するＮＡＳメッセージ送信ステップと、
前記ＡＭＦが、前記ユーザ端末装置から送信されたＮＡＳメッセージであって前記第１のＮＡＳメッセージに応じて前記ユーザ端末装置から転送されるアプリケーションレイヤデータを含む第２のＮＡＳメッセージを受信するＮＡＳメッセージ受信ステップと、
前記第１のＮＡＳメッセージに応じて前記ユーザ端末装置から転送されたアプリケーションレイヤデータを前記ＡＭＦから受信するＡｐｐ－Ｄ受信ステップと、
を含むデータ収集方法。
【請求項９】
コンピュータに、
ＮＷＤＡＦ（Network Data Analytics Function）に要求されたネットワークデータ分析に関係するユーザ端末装置からアプリケーションレイヤデータを取得するアプリケーションレイヤデータ要求を受信するＡｐｐ－Ｄ要求受信ステップと、
ＡＭＦ（Access and Mobility Management Function）に対して、アプリケーションレイヤデータの転送を指示する第１のＮＡＳ（Non-Access-Stratum）メッセージを前記ユーザ端末装置へ送信するＮＡＳメッセージ送信要求を送信するＮＡＳメッセージ送信要求送信ステップと、
前記第１のＮＡＳメッセージに応じて前記ユーザ端末装置から転送されたアプリケーションレイヤデータを前記ＡＭＦから受信するＡｐｐ－Ｄ受信ステップと、
を実行させるためのコンピュータプログラム。
【請求項１０】
ＡＭＦ（Access and Mobility Management Function）を実現するコンピュータに、
アプリケーションレイヤデータの転送を指示する第１のＮＡＳ（Non-Access-Stratum）メッセージをユーザ端末装置へ送信するＮＡＳメッセージ送信ステップと、
前記ユーザ端末装置から送信されたＮＡＳメッセージであって前記第１のＮＡＳメッセージに応じて前記ユーザ端末装置から転送されるアプリケーションレイヤデータを含む第２のＮＡＳメッセージを受信するＮＡＳメッセージ受信ステップと、
を実行させるためのコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、ネットワーク装置、無線システム、データ収集方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示（約 2,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、「3rd Generation Partnership Project」で標準化されている第５世代移動通信システム（５Ｇシステム）が知られている（例えば、非特許文献１－４参照）。図９は、５Ｇシステムの概略のアーキテクチャを示す図である。図９において、５Ｇシステムは、ＵＥ（User Equipment）やＲＡＮ（Radio Access Network）やＣＮ（Core Network）などから構成される。
【０００３】
ＣＮは、制御プレーン（Control plane：C-plane）のＮＦ（Network Function）である例えばＡＭＦ（Access and Mobility Management Function）、ＵＤＭ（Unified Data Management）及びＮＷＤＡＦ（Network Data Analytics Function）等から構成される。５Ｇシステムでは、ＮＷＤＡＦが５ＧＣ（5G Core Network）のＮＦ等からデータを収集して解析を行う。例えば、ＵＥ（User Equipment）のＡｐｐ－Ｄ（Application Layer Data）を収集してネットワーク分析が行われる。
【０００４】
非特許文献３には、ＵＥのＡｐｐ－Ｄを収集する方法として、C-planeを用いるＡｐｐ－Ｄ収集方法が記載されている。非特許文献２には、ＵＥのＡｐｐ－Ｄを収集する方法として、ユーザプレーン（User plane：U-plane）を用いるＡｐｐ－Ｄ収集方法が記載されている。
【０００５】
また、非特許文献４には、ＮＡＳ（Non-Access-Stratum）メッセージやＡｐｐ－ＭＲ（Application Layer Measurement Report）などのＲＲＣ（Radio Resource Control）レイヤにおける扱いが記載されている。例えば、複数種類のＳＲＢ（Signaling Radio Bearer）の使い分け方などが記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【０００６】
3GPP, TS 23.501, V18.2.2, 2023-07
3GPP, TS 23.288, V18.2.0, 2023-06
3GPP, TS 23.405, V18.3.0, 2023-06
3GPP, TS 23.331, V17.5.0, 2023-06
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
しかし、非特許文献３に記載されたC-planeを用いるＡｐｐ－Ｄ収集方法では、ＲＡＮにおいて解釈不要のメッセージがＲＡＮで解釈され変換される必要があり、効率が悪い。また、非特許文献２に記載されたU-planeを用いるＡｐｐ－Ｄ収集方法では、オペレータ管理のドメイン（domain）の外部に存在するＤＮ（Data Network）を経由する経路を用いてＡｐｐ－Ｄが収集されるので、エンドツーエンド（end-to-end）におけるＱｏＳ（Quality of Service）制御ができない。
【０００８】
また、非特許文献４に記載された複数種類のＳＲＢの使い分け方では、ＮＡＳメッセージ等の優先付けにおいて不十分な場合があった。
【０００９】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、ＵＥのＡｐｐ－Ｄの収集の効率やＱｏＳ制御などの向上を図ることにある。
【課題を解決するための手段】
【００１０】
本発明の一態様は、ＮＷＤＡＦ（Network Data Analytics Function）に要求されたネットワークデータ分析に関係するユーザ端末装置からアプリケーションレイヤデータを取得するアプリケーションレイヤデータ要求を受信するＡｐｐ－Ｄ要求受信部と、ＡＭＦ（Access and Mobility Management Function）に対して、アプリケーションレイヤデータの転送を指示する第１のＮＡＳ（Non-Access-Stratum）メッセージを前記ユーザ端末装置へ送信するＮＡＳメッセージ送信要求を送信するＮＡＳメッセージ送信要求送信部と、前記第１のＮＡＳメッセージに応じて前記ユーザ端末装置から転送されたアプリケーションレイヤデータを前記ＡＭＦから受信するＡｐｐ－Ｄ受信部と、を備えるネットワーク装置である。
本発明の一態様は、上記のネットワーク装置において、前記ＮＡＳメッセージ送信要求は、前記ユーザ端末装置が接続する無線アクセスネットワークが参照する前記第１のＮＡＳメッセージのＩＥ（Information Element）のＱｏＳ識別子に利用可能なＱｏＳ情報を含む、ネットワーク装置である。
（【００１１】以降は省略されています）

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