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公開番号2025059806
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170123
出願日2023-09-29
発明の名称リンクアダプテーション方法及び装置
出願人KDDI株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 72/231 20230101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】移動体通信システムにおける無線端末の移動速度に応じて無線アクセスリンクのMCSを適切に設定できるリンクアダプテーション方法及び装置を提供する。
【解決手段】無線基地局から無線端末へOFDM-CSI-RSを送信し、無線端末から無線基地局へOTFS-SRSを送信し、無線端末が前記OFDM-CSI-RSを受信してCQIを判定し、無線基地局が前記OTFS- SRSを受信してドップラーシフトを推定し、無線端末から無線基地局へ前記CQIをフィードバックし、無線基地局が前記フィードバックされたCQI及びドップラーシフトに基づいて無線アクセスリンクのMCSを決定し、無線基地局は前記決定したMCSを無線端末へ通知する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
移動体通信システムにおける無線アクセスリンクのリンクアダプテーション方法において、
無線基地局から無線端末へOFDM変調された参照信号を送信し、
無線端末から無線基地局へOTFS変調された参照信号を送信し、
無線端末が前記OFDM変調された参照信号を受信して無線アクセスリンクのチャネル品質情報を判定し、
無線基地局が前記OTFS変調された参照信号を受信してドップラーシフトを推定し、
無線端末から無線基地局へ前記チャネル品質情報をフィードバックし、
前記無線基地局が前記フィードバックされたチャネル品質情報及びドップラーシフトの推定結果に基づいて無線アクセスリンクのMCSを決定し、
前記無線基地局が前記決定したMCSを前記無線端末へ通知することを特徴とするリンクアダプテーション方法。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記無線基地局は、ドップラー周波数とドップラーインデックスとの対応関係を設定したルックアップテーブルを具備し、
前記無線基地局は、前記ドップラーシフトとしてドップラー周波数を推定し、
前記無線基地局は、前記推定したドップラー周波数を前記ルックアップテーブルに適用してドップラーインデックスを判断することを特徴とする請求項1に記載のリンクアダプテーション方法。
【請求項3】
前記無線基地局は、チャネル品質情報,ドップラーインデックス及びMCSの対応関係を設定するルックアップテーブルを具備し、
前記ドップラーインデックスを前記ルックアップテーブルに適用してMCSを決定することを特徴とする請求項2に記載のリンクアダプテーション方法。
【請求項4】
前記無線基地局は、チャネル品質情報、MCS及びドップラーシフト基準値の対応関係を設定したルックアップテーブルを具備し、
前記推定したドップラーシフトが前記受信したチャネル品質情報に対応するドップラーシフト基準値を超えていると、当該推定したドップラーシフトに対応するMCSを無線アクセスリンクのMCSに決定することを特徴とする請求項1に記載のリンクアダプテーション方法。
【請求項5】
前記OFDM変調された参照信号がOFDM-CSI-RSであり、前記OTFS変調された参照信号がOTFS- SRSでり、前記チャネル品質情報がCQIであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のリンクアダプテーション方法。
【請求項6】
移動体通信システムの無線基地局における無線アクセスリンクのリンクアダプテーション装置において、
無線端末へOFDM変調された参照信号を送信する手段と、
無線端末からOTFS変調された参照信号を受信する手段と、
無線端末が前記OFDM変調された参照信号を受信して判定したチャネル品質情報のフィードバックを受信する手段と、
前記OTFS変調された参照信号を受信してドップラーシフトを推定する手段と、
前記フィードバックされたチャネル品質情報及び推定したドップラーシフトに基づいて無線アクセスリンクのMCSを決定する手段と、
前記決定したMCSを前記無線端末へ通知する手段とを具備したことを特徴とするリンクアダプテーション装置。
【請求項7】
前記OFDM変調された参照信号がOFDM-CSI-RSであり、前記OTFS変調された参照信号がOTFS- SRSであり、前記チャネル品質情報がCQIであることを特徴とする請求項6に記載のリンクアダプテーション装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、移動体通信システムにおけるリンクアダプテーション方法及び装置に係り、特に、移動体通信システムにおける無線端末の移動速度に応じて無線アクセスリンクのMCS(Modulation and Coding Scheme)を設定するリンクアダプテーション方法及び装置に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
第 4・第5世代の移動体通信サービスで使われている直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式は、高いスペクトル効率とマルチパスフェージングに対する優れた耐性を備えている。また、上記のサービスでは通信端末の通信品質に応じてMCSを切り替えるリンクアダプテーションが用いられ、通信品質の指標として信号対干渉および雑音電力比(SINR)、あるいはそれらと対応関係のあるCQI (Channel Quality Indicator)が用いられている。
【0003】
直交時間周波数空間(OTFS:Orthogonal Time Frequency Space)伝送は、異なるドップラーシフトに起因する時間的変化に対応可能な伝送方式として注目を集めている。
【0004】
特許文献1には、OTFS変調通信システムとOFDMを用いるLTEシステムとの同時運用に関する技術が開示されている。
【0005】
非特許文献1には、スパース性がある環境におけるOTFSとOFDMとの公平な比較が示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
WO2019/241436 A1
【非特許文献】
【0007】
IEEE, OTFS vs. OFDM in the Presence of Sparsity: A FairComparison
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
図2は、OFDM及びOTFSの変調方式毎のスループットをドップラー周波数ごとに比較した図であり、OFDMには、高速移動の環境においてドップラーシフトの影響によりデータ通信品質が不安定となり、通信の信頼性が低下するという問題がある。
【0009】
このとき、無線アクセスリンクのMCSをドップラーシフトの影響に応じて適応的に切り替えることができれば改善の可能性があるものの、OFDM 変調方式ではCQIにDoppler Shift 情報が含まれない。したがって、定期的にドップラーシフトに応じたMCSを設定する必要がある。
【0010】
本発明の目的は、上記の技術課題を解決し、MCSをドップラーシフトの影響に応じて適応的に切り替えることができるリンクアダプテーション方法及び装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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