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公開番号2025109552
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-25
出願番号2024003513
出願日2024-01-12
発明の名称メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人フェリシテ弁理士法人
主分類G06T 9/00 20060101AFI20250717BHJP(計算;計数)
要約【課題】サブメッシュごとに細分割回数が異なる場合でも補正を行うこと。
【解決手段】本発明に係るメッシュ復号装置200において、境界補正部208は、細分割頂点計算制御信号が「1」のとき、細分割頂点の境界情報の計算をスキップし、アトラスビットストリーム内に格納されている境界情報のみに基づきサブメッシュの境界補正を行う。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
メッシュ復号装置であって、
アトラスビットストリームを復号して第1制御情報を生成して出力するように構成されているアトラスデータ復号部と、
基本メッシュビットストリームを入力として基本メッシュ及び第2制御情報を生成して出力するように構成されている基本メッシュ復号部と、
前記第1制御情報と前記第2制御情報と前記基本メッシュを入力として細分割メッシュ及び細分割頂点法線を出力するように構成されている細分割部と、
前記第1制御情報と変位量と前記細分割メッシュと前記細分割頂点法線とを入力として復号メッシュを生成するように構成されているメッシュ復号部と、
前記第1制御情報と前記復号メッシュとを入力して境界補正復号メッシュを出力するように構成されている境界補正部とを備え、
前記境界補正部は、細分割頂点計算制御信号が「1」のとき、細分割頂点の境界情報の計算をスキップし、アトラスビットストリーム内に格納されている境界情報のみに基づきサブメッシュの境界補正を行うことを特徴とするメッシュ復号装置。
続きを表示(約 930 文字)【請求項2】
メッシュ復号方法であって、
アトラスビットストリームを復号して第1制御情報を生成して出力する工程Aと、
基本メッシュビットストリームを入力として基本メッシュ及び第2制御情報を生成して出力する工程Bと、
前記第1制御情報と前記第2制御情報と前記基本メッシュを入力として細分割メッシュ及び細分割頂点法線を出力する工程Cと、
前記第1制御情報と変位量と前記細分割メッシュと前記細分割頂点法線とを入力として復号メッシュを生成する工程Dと、
前記第1制御情報と前記復号メッシュとを入力して境界補正復号メッシュを出力する工程Eとを有し、
前記工程Eにおいて、細分割頂点計算制御信号が「1」のとき、細分割頂点の境界情報の計算をスキップし、アトラスビットストリーム内に格納されている境界情報のみに基づきサブメッシュの境界補正を行うことを特徴とするメッシュ復号方法。
【請求項3】
コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、
前記メッシュ復号装置は、
アトラスビットストリームを復号して第1制御情報を生成して出力するように構成されているアトラスデータ復号部と、
基本メッシュビットストリームを入力として基本メッシュ及び第2制御情報を生成して出力するように構成されている基本メッシュ復号部と、
前記第1制御情報と前記第2制御情報と前記基本メッシュを入力として細分割メッシュ及び細分割頂点法線を出力するように構成されている細分割部と、
前記第1制御情報と変位量と前記細分割メッシュと前記細分割頂点法線とを入力として復号メッシュを生成するように構成されているメッシュ復号部と、
前記第1制御情報と前記復号メッシュとを入力して境界補正復号メッシュを出力するように構成されている境界補正部とを備え、
前記境界補正部は、細分割頂点計算制御信号が「1」のとき、細分割頂点の境界情報の計算をスキップし、アトラスビットストリーム内に格納されている境界情報のみに基づきサブメッシュの境界補正を行うことを特徴とするプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、メッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1では、メッシュを大まかな情報を表す基本メッシュと詳細な情報を表す変位量に分けて復号しており、映像コーデックによって変位量を復号している。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0003】
Khaled Mammou, Jungsun Kim, Alexis Tourapis, Dimitri Podborski, Krasimir Kolarov, “[V-CG] Apple’s Dynamic Mesh Coding CfP Response,” ISO/IEC JTC 1/SC 29/WG 7 m59281, April 2022.
Google Draco、2022年5月26日アクセス[Online]、https://google.github.io/draco
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、既存の手法では、サブメッシュごとに細分割回数が異なる場合、細分割境界を補正することができないという問題点があった。 そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、サブメッシュごとに細分割回数が異なる場合でも補正を行うことができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の特徴は、メッシュ復号装置であって、アトラスビットストリームを復号して第1制御情報を生成して出力するように構成されているアトラスデータ復号部と、基本メッシュビットストリームを入力として基本メッシュ及び第2制御情報を生成して出力するように構成されている基本メッシュ復号部と、前記第1制御情報と前記第2制御情報と前記基本メッシュを入力として細分割メッシュ及び細分割頂点法線を出力するように構成されている細分割部と、前記第1制御情報と変位量と前記細分割メッシュと前記細分割頂点法線とを入力として復号メッシュを生成するように構成されているメッシュ復号部と、前記第1制御情報と前記復号メッシュとを入力して境界補正復号メッシュを出力するように構成されている境界補正部とを備え、前記境界補正部は、細分割頂点計算制御信号が「1」のとき、細分割頂点の境界情報の計算をスキップし、アトラスビットストリーム内に格納されている境界情報のみに基づきサブメッシュの境界補正を行うことを要旨とする。
【0006】
本発明の第2の特徴は、メッシュ復号方法であって、アトラスビットストリームを復号して第1制御情報を生成して出力する工程Aと、基本メッシュビットストリームを入力として基本メッシュ及び第2制御情報を生成して出力する工程Bと、前記第1制御情報と前記第2制御情報と前記基本メッシュを入力として細分割メッシュ及び細分割頂点法線を出力する工程Cと、前記第1制御情報と変位量と前記細分割メッシュと前記細分割頂点法線とを入力として復号メッシュを生成する工程Dと、前記第1制御情報と前記復号メッシュとを入力して境界補正復号メッシュを出力する工程Eとを有し、前記工程Eにおいて、細分割頂点計算制御信号が「1」のとき、細分割頂点の境界情報の計算をスキップし、アトラスビットストリーム内に格納されている境界情報のみに基づきサブメッシュの境界補正を行うことを要旨とする。
【0007】
本発明の第3の特徴は、コンピュータを、メッシュ復号装置として機能させるプログラムであって、前記メッシュ復号装置は、アトラスビットストリームを復号して第1制御情報を生成して出力するように構成されているアトラスデータ復号部と、基本メッシュビットストリームを入力として基本メッシュ及び第2制御情報を生成して出力するように構成されている基本メッシュ復号部と、前記第1制御情報と前記第2制御情報と前記基本メッシュを入力として細分割メッシュ及び細分割頂点法線を出力するように構成されている細分割部と、前記第1制御情報と変位量と前記細分割メッシュと前記細分割頂点法線とを入力として復号メッシュを生成するように構成されているメッシュ復号部と、前記第1制御情報と前記復号メッシュとを入力して境界補正復号メッシュを出力するように構成されている境界補正部とを備え、前記境界補正部は、細分割頂点計算制御信号が「1」のとき、細分割頂点の境界情報の計算をスキップし、アトラスビットストリーム内に格納されている境界情報のみに基づきサブメッシュの境界補正を行うことを要旨とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、サブメッシュごとに細分割回数が異なる場合でも補正を行うことができるメッシュ復号装置、メッシュ復号方法及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、一実施形態に係るメッシュ処理システム1の構成の一例を示す図である。
図2は、一実施形態に係るメッシュ復号装置200の機能ブロックの一例を示す図である。
図3は、第1実施形態におけるAVEのシンタックスの構成の一例を示す図である。
図4は、第1実施形態におけるAFMIのシンタックスの構成の一例を示す図である。
図5は、Zipperingのシンタックスの構成の一例を示す図である。
図6は、基本メッシュ復号部202で復号されたサブメッシュの一例を示す図である。
図7は、zp_border_submesh_idx及びzp_border_vertex_idxの一例である。
図8は、基本メッシュの一例を示す図である。
図9は、細分割メッシュの一例を示す図である。
図10は、境界補正の方法を模式的に表した図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態における構成要素は、適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組み合わせを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、以下の実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
(【0011】以降は省略されています)

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