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公開番号
2025052807
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161717
出願日
2023-09-25
発明の名称
反射光検出装置および反射光検出方法
出願人
KDDI株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04B
10/071 20130101AFI20250328BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】追加の光学部品や高速なADCを必要とせずに光伝送路における反射光を検出する。
【解決手段】光伝送路における反射光を検出する反射光検出装置であって、前記光伝送路から取得した光信号を電気信号に変換する光/電気信号変換機能部11と、前記電気信号のRF(Radio Frequency)成分の電力を検出するRF電力検出機能部31と、前記検出されたRF成分の電力と第1の基準値とを比較し、反射光が存在するか否かを判定する反射光判定機能部41と、前記反射光判定機能部41により反射光が存在すると判定された場合は、外部に反射光の存在を通知する反射通知機能部51と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光伝送路における反射光を検出する反射光検出装置であって、
前記光伝送路から取得した光信号を電気信号に変換する光/電気信号変換機能部と、
前記電気信号のRF(Radio Frequency)成分の電力を検出するRF電力検出機能部と、
前記検出されたRF成分の電力と第1の基準値とを比較し、反射光が存在するか否かを判定する反射光判定機能部と、
前記反射光判定機能部により反射光が存在すると判定された場合は、外部に反射光の存在を通知する反射通知機能部と、を備えることを特徴とする反射光検出装置。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
光伝送路における反射光を検出する反射光検出装置であって、
前記光伝送路から取得した光信号を電気信号に変換する光/電気信号変換機能部と、
前記電気信号を2方向に分岐する分岐部と、
前記分岐された一方の電気信号から低周波側の帯域の電気信号を抽出するローパスフィルタ部と、
前記低周波側の帯域の電気信号のRF(Radio Frequency)成分の電力を検出する第1RF電力検出機能部と、
前記分岐された他方の電気信号から特定の帯域の電気信号を抽出するバンドパスフィルタ部と、
前記特定の帯域の電気信号のRF成分の電力を検出する第2RF電力検出機能部と、
前記第1RF電力検出機能部が検出したRF成分の電力と前記第2RF電力検出機能部が検出したRF成分の電力とを比較し、反射光が存在するか否かを判定する反射光判定機能部と、
前記反射光判定機能部により反射光が存在すると判定された場合は、外部に反射光の存在を通知する反射通知機能部と、を備えることを特徴とする反射光検出装置。
【請求項3】
光伝送路における反射光を検出する反射光検出装置であって、
前記光伝送路から取得した光信号を電気信号に変換する光/電気信号変換機能部と、
前記電気信号のDC(Direct Current)成分の電力を検出するDC電力検出機能部と、
前記電気信号のRF(Radio Frequency)成分の電力を検出するRF電力検出機能部と、
前記DC成分の電力と第2の基準値とを比較し、前記DC成分の電力が前記第2の基準値未満となる場合は、反射光が存在しているか否かの判定をしない一方、前記DC成分の電力が前記第2の基準値を超える場合は、前記検出されたRF成分の電力と第1の基準値とを比較し、反射光が存在するか否かを判定する反射光判定機能部と、
前記反射光判定機能部により反射光が存在すると判定された場合は、外部に反射光の存在を通知する反射通知機能部と、を備えることを特徴とする反射光検出装置。
【請求項4】
光伝送路における反射光を検出する反射光検出方法であって、
前記光伝送路から取得した光信号を電気信号に変換するステップと、
前記電気信号のRF(Radio Frequency)成分の電力を検出するステップと、
前記検出されたRF成分の電力と第1の基準値とを比較し、反射光が存在するか否かを判定するステップと、
前記判定の結果、反射光が存在する場合は、外部に反射光の存在を通知するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする反射光検出方法。
【請求項5】
光伝送路における反射光を検出する反射光検出方法であって、
前記光伝送路から取得した光信号を電気信号に変換するステップと、
前記電気信号を2方向に分岐するステップと、
前記分岐された一方の電気信号から低周波側の帯域の電気信号を抽出するステップと、
前記低周波側の帯域の電気信号のRF(Radio Frequency)成分の電力を検出するステップと、
前記分岐された他方の電気信号から特定の帯域の電気信号を抽出するステップと、
前記特定の帯域の電気信号のRF成分の電力を検出するステップと、
前記低周波側の帯域の電気信号のRF成分の電力と前記特定の帯域の電気信号のRF成分の電力とを比較し、反射光が存在するか否かを判定するステップと、
前記判定の結果、反射光が存在する場合は、外部に反射光の存在を通知するステップと、を少なくとも含むことを特徴とする反射光検出方法。
【請求項6】
光伝送路における反射光を検出する反射光検出方法であって、
前記光伝送路から取得した光信号を電気信号に変換するステップと、
前記電気信号のDC(Direct Current)成分の電力を検出するステップと、
前記電気信号のRF(Radio Frequency)成分の電力を検出するステップと、
前記DC成分の電力と第2の基準値とを比較し、前記DC成分の電力が前記第2の基準値未満となる場合は、反射光が存在しているか否かの判定をしない一方、前記DC成分の電力が前記第2の基準値を超える場合は、前記検出されたRF成分の電力と第1の基準値とを比較し、反射光が存在するか否かを判定するステップと、
前記判定の結果、反射光が存在する場合は、外部に反射光の存在を通知するステップと、を、を少なくとも含むことを特徴とする反射光検出方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光伝送路における反射光を検出する反射光検出装置および反射光検出方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
光伝送路の通信品質は、光伝送路内の反射、装置の故障、受光電力の低下など、種々の原因で劣化するため、それぞれについて対策が求められている。このうち、光伝送路で多重反射が生じた場合、復調後の信号品質が劣化してしまうことから、これを防止するため、一般的にOTDR(Optical Time Domain Reflectometer)を利用して、反射の有無を事前に検査する技術が知られている。しかしながら、検査を終えた後はOTDRを外し、別の装置や光パッチケーブルなどを接続することになるため、この方法では検査後に装置を接続するなどして、新たに生じてしまった反射点(例えば、光受信機等への接続が甘いために空隙が生じ、反射が発生するなど)を検出することはできない。よって、系内の反射の有無を系構築後にも判定できるように、信号を復調する最終段である光受信機内に反射を検出する機能を実装することが望ましい。
【0003】
光受信機等に反射を検出する機能を実装した例として、例えば以下の文献のような構成が挙げられる。特許文献1には、複数の光部品を組合せて構成した光信号処理装置の内部で発生した反射光を検出し通知する技術が開示されている。この技術では、光切替デバイスが、反射モニタ機能を有する複数個の反射モニタ部を備え、反射モニタ部が、光切替デバイスに入力された光信号のある経路における反射光を検出し、反射モニタ機能を利用することにより、反射光の経路における反射位置を特定する。
【0004】
また、特許文献2には、複数の光加入者装置をパッシブダブルスター構成で収容する光加入者収容装置における光コネクタの嵌合等の異常を監視する技術が開示されている。この技術では、光加入者収容装置の送信信号処理部が、光加入者装置に送出する下り信号を生成し、電気/光変換部により下り光信号として、光カプラより光ファイバの伝送路を介して光加入者装置に向けてに送出する。また、光カプラから分岐された光信号は、光/電気変換部で電気信号に変換され、受信信号処理部および反射信号検出部に送出される。反射信号検出部は、通常状態では受信しないタイミングで光信号が受信されるか否かを検出し、異常なタイミングで光信号が受信される場合には警報信号を出力する。光加入者収容装置から送信した光信号が光加入者収容装置、光分岐器および光加入者装置の光コネクタ等における反射信号を検出して警報信号を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4676099号明細書
特開2000-304647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1記載の技術では、光学的な装置を追加することで反射を検出しているため、追加の光学部品が必要となる。しかしながら、一般的に電気的な部品と比べると光学的な部品は需要が限られているため、量産効果によるコスト低下が期待できない。このため、特許文献1の構造では機能の追加により装置コストが大幅に増加してしまう。
【0007】
また、特許文献2では、電気的に反射を検出しているため、特許文献1よりも装置コストを抑制できる可能性がある。しかしながら、多重反射点間距離が十分長い場合は問題ないが、非常に短い距離で多重反射が生じている場合(例えば、空隙により反射が生じている場合など)にも対応するためには、非常に高速で高価なADC(Analog-to-Digital Converter)を用意する必要がある。
【0008】
従って、装置コストを抑制するためには、追加の光学部品や高速なADCが不要な反射検出機能を実装する必要がある。
【0009】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、追加の光学部品や高速なADCを必要とせずに光伝送路における反射光を検出することができる反射光検出装置および反射光検出方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の反射光検出装置は、光伝送路における反射光を検出する反射光検出装置であって、前記光伝送路から取得した光信号を電気信号に変換する光/電気信号変換機能部と、前記電気信号のRF(Radio Frequency)成分の電力を検出するRF電力検出機能部と、前記検出されたRF成分の電力と第1の基準値とを比較し、反射光が存在するか否かを判定する反射光判定機能部と、前記反射光判定機能部により反射光が存在すると判定された場合は、外部に反射光の存在を通知する反射通知機能部と、を備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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