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公開番号2025059426
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023169507
出願日2023-09-29
発明の名称ネットワークノード、サーバ、無線デバイス及びプログラム
出願人KDDI株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04W 48/18 20090101AFI20250403BHJP(電気通信技術)
要約【課題】サイドリンク通信で送受信する学習モデルの性能レベルを無線デバイスが判定できる様にする。
【解決手段】移動通信ネットワークのネットワークノードは、サーバからグループに属する複数の無線デバイスにおけるサイドリンク通信の可否の判定要求を受信したことに応答して、前記複数の無線デバイスの内のサイドリンク通信が可能な2つの無線デバイスのペアと、第2学習モデルより性能レベルの高い第1学習モデルを前記サイドリンク通信により前記ペアの前記2つの無線デバイスの間で送受信することが許可されるか否かと、を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を前記サーバに送信する送信手段と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
移動通信ネットワークのネットワークノードであって、
サーバからグループに属する複数の無線デバイスにおけるサイドリンク通信の可否の判定要求を受信したことに応答して、前記複数の無線デバイスの内のサイドリンク通信が可能な2つの無線デバイスのペアと、第2学習モデルより性能レベルの高い第1学習モデルを前記サイドリンク通信により前記ペアの前記2つの無線デバイスの間で送受信することが許可されるか否かと、を判定する判定手段と、
前記判定手段による判定結果を前記サーバに送信する送信手段と、
を備えている、ネットワークノード。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記判定手段は、前記サイドリンク通信が可能な前記2つの無線デバイスの前記ペアを、前記複数の無線デバイスの位置に基づき判定し、前記第1学習モデルを前記サイドリンク通信により前記ペアの前記2つの無線デバイスの間で送受信することが許可されるか否かを、前記複数の無線デバイスの移動速度に基づき判定する、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項3】
前記サーバは、近接サービス(PrоSe)を提供するためのサーバである、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項4】
前記ネットワークノードは、ネットワークデータ分析機能を実装する、請求項1に記載のネットワークノード。
【請求項5】
1つ以上のプロセッサを有する装置の前記1つ以上のプロセッサで実行されると、前記装置を請求項1から4のいずれか1項に記載のネットワークノードとして機能させるプログラム。
【請求項6】
移動通信ネットワークのネットワークノードと通信可能なサーバであって、
グループに属する複数の無線デバイスにおけるサイドリンク通信の可否の判定を前記ネットワークノードに要求する要求手段と、
前記ネットワークノードから、前記複数の無線デバイスの内のサイドリンク通信が可能な2つの無線デバイスのペアと、第2学習モデルより性能レベルの高い第1学習モデルを前記サイドリンク通信により前記ペアの前記2つの無線デバイスの間で送受信することが許可されるか否かと、を示す情報を受信する受信手段と、
を備えている、サーバ。
【請求項7】
前記複数の無線デバイスそれぞれの無線デバイスに、サイドリンク通信が可能な他の無線デバイスを示す情報と、前記他の無線デバイスとの前記サイドリンク通信により、前記他の無線デバイスとの間で前記第1学習モデルを送受信することが許可されるか否かを前記無線デバイスが判定するための判定情報と、を送信する送信手段をさらに備えている、請求項6に記載のサーバ。
【請求項8】
前記複数の無線デバイスそれぞれの前記無線デバイスは、前記無線デバイスが受信した前記判定情報と前記他の無線デバイスが受信した前記判定情報の両方が第1の値である場合、前記他の無線デバイスとの前記サイドリンク通信により、前記他の無線デバイスとの間で前記第1学習モデルを送受信することが許可されていると判定し、前記無線デバイスが受信した前記判定情報と前記他の無線デバイスが受信した前記判定情報の内の少なくとも一方が前記第1の値ではない場合、前記他の無線デバイスとの前記サイドリンク通信により、前記他の無線デバイスとの間で前記第1学習モデルを送受信することが許可されていないと判定する、請求項7に記載のサーバ。
【請求項9】
前記ネットワークノードは、ネットワークデータ分析機能を実装する、請求項6に記載のサーバ。
【請求項10】
前記サーバは、近接サービス(PrоSe)を提供するためのサーバである、請求項6に記載のサーバ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、無線デバイス間での学習モデルの送受信技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
非特許文献1は、移動通信ネットワークにアクセス可能な無線デバイス(WD)において機械学習により生成された学習モデルを利用する様々なアプリケーションを開示している。さらに、非特許文献1は、事前にグループ化されたWD間で学習モデルを送受信することも開示している。
【0003】
非特許文献2は、WD間でデータを送受信する近接サービス(ProSe)のためのシステムを開示している。非特許文献2によると、2つのWDは、当該2つのWDを接続する無線リンクである"サイドリンク"を介して、移動通信ネットワークを介することなくデータを送受信することができる。さらに、非特許文献2は、サイドリンクの品質の劣化等に応じて、2つのWD間の通信を、サイドリンクを介しての通信から移動通信ネットワークを介しての通信に切り替えることも開示している。以下の説明において、2つのWDが当該2つのWDを接続するサイドリンクを介して行う通信を"サイドリンク通信"と表記し、当該2つのWDが移動通信ネットワークを介して行う通信を"NW経由通信"と表記する。
【0004】
非特許文献3は、機械学習によって生成された学習モデルが、当該学習モデルの生成に使用された学習データに関する情報を含むことを開示している。したがって、学習データがWDの位置情報等のプライバシ情報を含む場合、学習モデルにもプライバシ情報が含まれることになる。なお、学習モデルに含まれるプライバシ情報と当該学習モデルの性能レベルは一般的にトレードオフの関係にある。つまり、学習モデルに含まれるプライバシ情報が少なくなる様にする程、当該学習モデルの性能レベルは低くなる。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP(登録商標)TR 22.876 V19.0.0,2023年6月
3GPP(登録商標)TS 23.304 V18.2.0,2023年6月
Nasr,Milad,Reza Shokri,and Amir Houmansadr,"Comprehensive privacy analysis of deep learning",Proceedings of IEEE Symposium on Security and Privacy,2018年
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
たとえば、性能レベルは高いが多くのプライバシ情報を含む第1学習モデルをWD間で送受信する場合、NW経由通信ではなく、サイドリンク通信を利用する方がセキュリティの観点からは好ましい。一方、サイドリンク通信を利用できず、NW経由通信を使用する場合、第1学習モデルより性能レベルは劣るがプライバシ情報の含有量が第1学習モデルよりも少ない第2学習モデルを転送することが好ましい。
【0007】
しかしながら、サイドリンク通信により第1学習モデルを転送している間に当該サイドリンク通信の品質が劣化してNW経由通信に切り替わることも生じ得る。したがって、第1WDが、サイドリンク通信が可能である第2WDに学習モデルを送信する際、第1学習モデルを送信するのか、当該サイドリンク通信の品質劣化によるNW経由通信への切り替わりを考慮して第2学習モデルを送信するかを判定できる仕組みを導入することが好ましい。
【0008】
本開示は、サイドリンク通信で送受信する学習モデルの性能レベルを無線デバイスが判定できる技術を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示の一態様によると、移動通信ネットワークのネットワークノードは、サーバからグループに属する複数の無線デバイスにおけるサイドリンク通信の可否の判定要求を受信したことに応答して、前記複数の無線デバイスの内のサイドリンク通信が可能な2つの無線デバイスのペアと、第2学習モデルより性能レベルの高い第1学習モデルを前記サイドリンク通信により前記ペアの前記2つの無線デバイスの間で送受信することが許可されるか否かと、を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果を前記サーバに送信する送信手段と、を備えている。
【発明の効果】
【0010】
本開示によると、サイドリンク通信で送受信する学習モデルの性能レベルを無線デバイスが判定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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