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公開番号
2025056228
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-08
出願番号
2023165676
出願日
2023-09-27
発明の名称
押圧検知用センサ
出願人
北陸電気工業株式会社
代理人
弁理士法人西浦特許事務所
主分類
H01H
13/20 20060101AFI20250401BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】長期間に亘って接触不良や検知ミスが発生し難く且つ寿命が長い圧力検知センサを提供する。
【解決手段】板ばね部8Bの形状と、第1の接触接点部9と第1の固定接点部4の位置関係を、被操作部2に押圧力が加えられているときにのみ第1の接触接点部9が第1の固定接点部4と接触し、被操作部2への押圧力の印加が解除されると第1の接触接点部9が第1の固定接点部4と非接触状態になるように定める。第1の接触接点部9を、押圧部分2Aによって押される板ばね部8Bの被押圧部分8cと板ばね部8Bの基部8Dとの間に配置する。
【選択図】 図4
特許請求の範囲
【請求項1】
一面に開口部を備えたセンサ収納部を有する電気絶縁材料により形成されたケース本体と、
前記センサ収納部の前記開口部を塞ぐように前記センサ収納部に対して移動可能に嵌合された被操作部と、
前記被操作部と前記センサ収納部との間に配置されて、前記被操作部に前記ケース本体に向かう方向の押圧力が印加されると蓄勢され、前記押圧力が解除されると、前記被操作部を原点位置に戻すように放勢する弾性部材と、
前記開口部と対向する前記センサ収納部の底壁部に固定された第1の固定接点部及び第2の固定接点部と、
前記センサ収納部内に配置され、前記被操作部に押圧力が加えられているときに前記第1の固定接点部と接触する第1の接触接点部及び前記第2の固定接点部と常時接触する第2の接触接点部を一体に備えた接点プレートとを具備し、
前記接点プレートは、前記被操作部に前記押圧力が加えられると、前記被操作部に設けられた押圧部分によって押されて変形し且つ前記被操作部への前記押圧力の印加が解除されると元の形状に戻る板ばね部に前記第1の接触接点部を備えており、
前記板ばね部の形状と、前記第1の接触接点部と前記第1の固定接点部の位置関係は、前記被操作部に押圧力が加えられているときにのみ前記第1の接触接点部が第1の固定接点部と接触し、前記被操作部への前記押圧力の印加が解除されると前記第1の接触接点部が第1の固定接点部と非接触状態になるように定められており、
前記第1の接触接点部は、前記押圧部分によって押される前記板ばね部の被押圧部分と前記板ばね部の基部の間の位置に配置されている押圧検知用センサ。
続きを表示(約 790 文字)
【請求項2】
前記押圧部分は、前記センサ収納部の前記底壁部と対向する前記被操作部の裏面の中央部に設けられており、
前記底壁部には、前記押圧部分によって押されて変形する前記板ばね部の前記被押圧部分が入る凹部が形成されている請求項1に記載の押圧検知用センサ。
【請求項3】
前記第1の固定接点部は前記凹部の開口部の外側近傍に設けられている請求項2に記載の押圧検知用センサ。
【請求項4】
前記第1の固定接点部は、前記凹部の前記開口部の縁に沿って並ぶ2つの固定接点からなり、
前記第1の接触接点部は、前記2つの固定接点と対向する2つの接触接点からなる請求項3に記載の押圧検知用センサ。
【請求項5】
前記ケース本体は、樹脂成形品であり、
前記第1の固定接点部及び前記第2の固定接点部は、インサートとして前記ケース本体の前記底壁部にインサート成形されている請求項1に記載の押圧検知用センサ。
【請求項6】
前記接点プレートは、環状本体と、該環状本体の内周側に一体に設けられ且つ前記環状本体の中心に向かって延びる前記板ばね部と、前記板ばね部から前記環状本体の周方向に間隔を開けて前記環状本体の内周側に一体に設けられ且つ前記中心に向かって延びて前記第1の接触接点部を備えた舌状部とを有する接点プレートからなり、
前記センサ収納部の前記底壁部には、前記接点プレートを位置決めするための複数の凸部が一体に設けられている請求項5に記載の押圧検知用センサ。
【請求項7】
前記弾性部材は、前記接点プレートの前記環状本体と当接するコイルスプリングからなり、
前記板ばね部の前記基部及び前記舌状部の基部が、前記コイルスプリングと当接している請求項6に記載の押圧検知用センサ。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、押圧力が加わったか否かを検知する押圧検知用センサに関するものである。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
押圧検知用センサの代表的なものとしては、乗り物の助手席または後部座席に人が座っているか否かを検知するいわゆる着座センサがある。着座センサは、助手席または後部座席のシートの内部に配置されて、助手席または後部座席に人が座ったときにシートに加わる押圧力を検知する。
【0003】
中国実用新案登録第CN213734901号公報(特許文献1)の図1乃至図5には、従来の押圧検知用センサの一例の分解斜視図が開示されている。以下の背景技術の説明では、特許文献1の図1乃至図5に示された符号を利用して説明する。この特許文献1の図1乃至図5に示された従来の押圧検知用センサは、一面に開口部を有する電気絶縁材料により形成されたケース本体1と、ケース本体1の開口部を塞ぐようにケース本体に対して摺動可能に嵌合された被操作部2と、被操作部2とケース本体1との間に配置されて、被操作部2にケース本体1に向かう方向の押圧力が印加されると蓄勢され、押圧力が解除されると、被操作部2を原点位置に戻すように放勢する弾性部材4と、開口部と対向するケース本体1の底壁部に固定された第1の固定接点部及び第2の固定接点部(8)と、ケース本体1内に配置され、被操作部2に押圧力が加えられているときに第1の固定接点部(8)と接触する第1の接触接点部及び第2の固定接点部(8)と常時接触する第2の接触接点部を一体に備えた接点プレート3を具備している。接点プレート3は、被操作部2に押圧力が加えられると、被操作部2に設けられた押圧部分9(図3~図5)によって押されて変形し且つ被操作部2への押圧力の印加が解除されると元の形状に戻る板ばね部10に第1の接触接点部を備えている。第1の接触接点部は、押圧部分9によって押される板ばね部10の被押圧部分または被押圧部分の近傍に配置されている。
【0004】
またEP3526806号公報(特許文献2)には、被操作部の復帰に皿状バネを利用し、第1の接触接点部を、被操作部に設けた押圧部分によって押される板ばね部の被押圧部分に配置した従来の押圧検知用センサが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
中国実用新案登録第CN213734901号公報
EP3526806B号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に記載の押圧検知用センサでは、第1の接触接点部が、被操作部2の押圧部分9によって押される板ばね部10の被押圧部分または被押圧部分の近傍に配置されており、被操作部2の押圧部分9からの直接的な押圧力を衝撃と共に、第1の接触接点部が受けるために、第1の接触接点部の摩耗と変形が発生し易い。そのため接点部の接触不良が発生し易く、また寿命が短くなる問題が発生する。
【0007】
また特許文献2の押圧検知用センサでも、特許文献1の押圧検知用センサと同様の問題が発生する。
【0008】
本発明の目的は、長期間に亘って接触不良や検知ミスが発生し難く且つ寿命が長い圧力検知センサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の押圧検知用センサは、一面に開口部1aを有するセンサ収納部1Aを有する電気絶縁材料により形成されたケース本体1と、ケース本体1の開口部1aを塞ぐようにケース本体1に対して移動可能に嵌合された被操作部2と、被操作部2とセンサ収納部1Aとの間に配置されて、被操作部2にケース本体に向かう方向の押圧力が印加されると蓄勢され、押圧力が解除されると、被操作部2を原点位置に戻すように放勢する弾性部材(3)と、開口部1aと対向するセンサ収納部1Aの底壁部1bに固定された第1の固定接点部4及び第2の固定接点部5と、センサ収納部1A内に配置され、被操作部2に押圧力が加えられているときに第1の固定接点部4と接触する第1の接触接点部9及び第2の固定接点部5と常時接触する第2の接触接点部10を一体に備えた接点プレート8とを具備する。接点プレート8は、被操作部2に押圧力が加えられると、被操作部2に設けられた押圧部分2Aによって押されて変形し且つ被操作部2への押圧力の印加が解除されると元の形状に戻る板ばね部8Bに第1の接触接点部9を備えている。板ばね部8Bの形状と、第1の接触接点部9と第1の固定接点部4の位置関係は、被操作部2に押圧力が加えられているときにのみ第1の接触接点部9が第1の固定接点部4と接触し、被操作部2への押圧力の印加が解除されると第1の接触接点部9が第1の固定接点部4と非接触状態になるように定められている。そして本発明においては、第1の接触接点部9は、押圧部分2Aによって押される板ばね部8Bの被押圧部分8cと板ばね部8Bの基部8Dとの間に配置されている。
【0010】
本発明によれば、被操作部に加わる押圧力が直接に第1の接触接点部9に加わることがなく、板ばね部8Bの変形による緩衝を介して第1の接触接点部9と第1の固定接点部4に押圧力の分力が加わるため、第1の接触接点部9の摩耗や変形が少なく、長寿命化を実現できる。
(【0011】以降は省略されています)
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