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公開番号
2025052808
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-07
出願番号
2023161718
出願日
2023-09-25
発明の名称
共重合体、撥液剤、撥液組成物、硬化樹脂及び物品
出願人
株式会社ネオス
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C08F
220/24 20060101AFI20250328BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】耐熱性の高い撥液剤を提供すること。
【解決手段】下記(A)~(C)
(A)パーフルオロエーテル部分及びアミド結合を含有する(メタ)アクリレート系モノマー
(B)エポキシ基含有(メタ)アクリレート系モノマー
(C)水酸基含有(メタ)アクリレート系モノマー
を含むモノマーの共重合体。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
下記(A)~(C)
(A)パーフルオロエーテル部分及びアミド結合を含有する(メタ)アクリレート系モノマー
(B)エポキシ基含有(メタ)アクリレート系モノマー
(C)水酸基含有(メタ)アクリレート系モノマー
を含むモノマーの共重合体。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記パーフルオロエーテル部分及びアミド結合を含有する(メタ)アクリレート系モノマーが下記(A1)で表される請求項1に記載の共重合体。
JPEG
2025052808000019.jpg
47
170
[式中、R
1
は水素又はメチル基を示す。
R
2
は、炭素原子数1~10の二価の飽和脂肪族炭化水素基(該飽和脂肪族炭化水素基は直鎖型でも分岐型でも良く、エーテル結合(-O-)又はエステル結合(-CO-O-または-O-CO-)を有していても良い)を示す。
nは0~10の整数を示す。]
【請求項3】
前記パーフルオロエーテル部分及びアミド結合を含有する(メタ)アクリレート系モノマーの分子量が400~2200である、請求項1に記載の共重合体。
【請求項4】
フッ素含有率が5~40質量%である、請求項1に記載の共重合体。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の共重合体を含む撥液剤。
【請求項6】
溶剤に溶解されてなる、請求項5に記載の撥液剤。
【請求項7】
熱硬化性樹脂に添加して使用される、請求項5に記載の撥液剤。
【請求項8】
熱硬化性樹脂と請求項5に記載の撥液剤を含む撥液組成物。
【請求項9】
請求項8に記載の撥液組成物の硬化物である撥液性硬化樹脂。
【請求項10】
請求項9に記載の撥液性硬化樹脂を含む物品。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、共重合体、当該共重合体を含む撥液剤、当該撥液剤を含む撥液組成物、当該撥液組成物の硬化物である硬化樹脂及び当該撥液性硬化樹脂を含む物品に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ディスプレイ用の画素や配線、カラーフィルタ、バイオチップなどのデバイスを、インクジェットに代表される印刷技術で製造するためには、予め基板をフォトリソグラフィー法によりマイクロメートルスケールで撥液性領域と親液性領域にパターニングすることが求められる。撥液性領域を得るために、例えばUV硬化樹脂組成物、カラーレジストなどに撥液剤が添加される。
【0003】
しかしながら、硬化樹脂組成物、カラーレジストなどに高性能の撥液剤を添加するとカラーレジストに濁りが生じたり、レジスト表面にハジキが生じたりする不具合があった。
【0004】
特許文献1の開示される含フッ素オリゴマーをUV硬化樹脂組成物、カラーレジストなどに添加した場合には、上記の濁りやハジキが生じることはないが、撥液性が不十分である。
【0005】
かかる状況の下、本発明者らは、水酸基含有フッ素系ポリマーと少なくとも1種のイソシアネート基含有(メタ)アクリレート系モノマーを反応させてなるウレタン系反応生成物から構成される撥液剤であって、前記水酸基含有フッ素系ポリマーは、下記(A)~(C)のモノマーを共重合して得られるものである、撥液剤を開発した(特許文献2)(A)パーフルオロエーテル部分を含有する少なくとも1種の(メタ)アクリレート系モノマー;(B)少なくとも1種の水酸基含有(メタ)アクリレート系モノマー;(C)少なくとも1種の(メタ)アクリレート系モノマー。当該撥液剤をUV硬化樹脂又はカラーレジストに添加した組成物を基板などに塗布し、硬化させた場合、UV硬化樹脂又はカラーレジストに含まれる硬化成分と本発明の撥液剤が反応して得られる硬化膜などの硬化樹脂に撥液性を付与することができる。しかし、当該撥液剤は、耐熱性という観点では十分でない場合もあり、より耐熱性が高い撥液剤の開発が望まれている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5997998号
特開2021-187961
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、耐熱性の高い撥液剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる状況の下、本発明者らは鋭意検討した結果、下記(A)~(C)
(A)パーフルオロエーテル部分及びアミド結合を含有する(メタ)アクリレート系モノマー
(B)エポキシ基含有(メタ)アクリレート系モノマー
(C)水酸基含有(メタ)アクリレート系モノマー
を含むモノマーの共重合体を用いることにより上記課題を解決し得ることを見出した。本発明は、かかる新規の知見に基づくものである。従って、本発明は以下の項を提供する:
項1.下記(A)~(C)
(A)パーフルオロエーテル部分及びアミド結合を含有する(メタ)アクリレート系モノマー
(B)エポキシ基含有(メタ)アクリレート系モノマー
(C)水酸基含有(メタ)アクリレート系モノマー
を含むモノマーの共重合体。
【0009】
項2.前記パーフルオロエーテル部分及びアミド結合を含有する(メタ)アクリレート系モノマーが下記(A1)で表される項1に記載の共重合体。
JPEG
2025052808000001.jpg
47
170
[式中、R
1
は水素又はメチル基を示す。
R
2
は、炭素原子数1~10の二価の飽和脂肪族炭化水素基(該飽和脂肪族炭化水素基は直鎖型でも分岐型でも良く、エーテル結合(-O-)又はエステル結合(-CO-O-または-O-CO-)を有していても良い)を示す。
nは0~10の整数を示す。]
【0010】
項3.前記パーフルオロエーテル部分及びアミド結合を含有する(メタ)アクリレート系モノマーの分子量が400~2200である、項1又は2に記載の共重合体。
(【0011】以降は省略されています)
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