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公開番号
2025047502
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-03
出願番号
2023156025
出願日
2023-09-21
発明の名称
ハニカム担体、及び排ガス浄化方法
出願人
株式会社キャタラー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B01J
35/57 20240101AFI20250326BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】本発明は、ハニカム体と外筒との分離を抑制することができるハニカム担体を提供することを目的とする。
【解決手段】ハニカム担体であって、上記ハニカム担体10が、金属製の波板と平板とを重ね合わせて巻回されたハニカム体110、及び上記ハニカム体を収容している外筒120を有し、上記波板と上記平板とが、上記ハニカム体のガス流出側端部110bの第1のろう付け固定領域111において、ろう付けにより互いに固定されており、上記ハニカム体110と上記外筒120とが、上記ハニカム担体のガス流出側端部10bの第2のろう付け固定領域121において、ろう付けにより互いに固定されており、上記第1のろう付け固定領域の軸方向長さ111aが、上記第2のろう付け固定領域の軸方向長さ121aの1.2倍以下である、ハニカム担体。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
ハニカム担体であって、
前記ハニカム担体が、金属製の波板と平板とを重ね合わせて巻回されたハニカム体、及び前記ハニカム体を収容している外筒を有し、
前記波板と前記平板とが、前記ハニカム体のガス流出側端部の第1のろう付け固定領域において、ろう付けにより互いに固定されており、
前記ハニカム体と前記外筒とが、前記ハニカム担体のガス流出側端部の第2のろう付け固定領域において、ろう付けにより互いに固定されており、
前記第1のろう付け固定領域の軸方向長さが、前記第2のろう付け固定領域の軸方向長さの1.2倍以下である、
ハニカム担体。
続きを表示(約 700 文字)
【請求項2】
前記第1のろう付け固定領域の軸方向長さが、前記第2のろう付け固定領域の軸方向長さの0.8倍以上1.2倍以下である、請求項1に記載のハニカム担体。
【請求項3】
前記波板と前記平板とが、前記ハニカム体のガス流入側端部の第3のろう付け固定領域において、ろう付けにより互いに固定されている、請求項1に記載のハニカム担体。
【請求項4】
前記ハニカム体が、径方向内周領域及び径方向外周領域を有し、かつ
前記第3のろう付け固定領域が、前記径方向内周領域及び前記径方向外周領域のうちの前記径方向内周領域にのみ配置されている、
請求項1に記載のハニカム担体。
【請求項5】
前記波板及び前記平板の少なくとも一方は、前記ハニカム体の軸方向に対して中央の開孔領域、かつ前記ハニカム体の軸方向に対して上流側端の非開孔領域を有しており、かつ
前記上流側端の非開孔領域の軸方向長さが、前記第3のろう付け固定領域の軸方向長さよりも長い、
請求項1に記載のハニカム担体。
【請求項6】
前記波板及び前記平板の少なくとも一方は、開孔を有しており、かつ
前記第3のろう付け固定領域の軸方向端部が、前記波板又は前記平板のいずれかの一方のみの開孔と重複しており、又は前記波板又は前記平板のいずれの開孔とも重複していない、
請求項1に記載のハニカム担体。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載のハニカム担体に排ガスを流通させて、前記排ガスを浄化することを含む、排ガス浄化方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ハニカム担体、及び排ガス浄化方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
金属製の基材を用いたハニカム担体が、二輪車用、発電機用、農作機械用等の内燃機関の排ガス浄化触媒として広く使用されている。ハニカム担体は、外筒にハニカム体が収容されて互いにろう付けにより固定されたものであり、ハニカム体は、一般的には、波板(波状に加工した金属箔)と平板(平らな金属箔)との積層体の巻回体である。ハニカム担体としては、次のようなものが知られている。
【0003】
例えば特許文献1には、2つの向かい合う端面を備え、少なくとも1つのハウジングと、通路を形成する少なくとも1つの金属層とを含むハニカム体において、少なくとも1つの端面は少なくとも1つの硬ろう付け区域を有し、この区域はハウジングに接する帯状の周回するろう付けなし領域を形成し、端面から間隔をおいた少なくとも1つの部分領域のみにおいて、少なくとも1つの層と少なくとも1つのハウジングとの間に硬ろう付け結合部が設けられているハニカム体が開示されている。特許文献1のハニカム担体によると、直径/長さの比率が好ましくない場合でもハウジングへの1つの金属層もしくは複数の金属層の良好な結合を保証するハニカム体もしくはハニカム体の製造することができ、同時にハニカム体は、ハニカム体の構成要素の異なる熱膨張挙動の優れた補償を有するとともに、熱による動的な交番負荷に対して高い強度もしくは柔軟性を有することができるとされている。
【0004】
特許文献2には、金属製の波板と平板とを重ね、これ等を多重に巻回し、コア部を形成し、このコア部を外筒内に収容してなるメタルハニカム担体において、前記コア部の一または複数の横断面部において、前記波板と平板とを相互に接合するとともに、前記外筒の一横断面部においてのみ前記コア部の外周を前記外筒の面内に接合したことを特徴とするメタルハニカム担体が開示されている。特許文献2のメタルハニカム担体によると、外筒の一横断面部においてのみコア部の外周を外筒の内面に接合したので、コア部と外筒との間に熱膨張差が発生すること、コア部は、外筒との接合部を中心にして解放端側に向けて自由に膨張することが可能となり、それによって、熱サイクルによるコア部と外筒との接合部の剥離を有効に防止することができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特表2009-508681号公報
実開昭62-194436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
波板と平板とからなるハニカム体は、ハニカム体と外筒との接合位置によっては、接合部が破損して、ハニカム体が外筒から脱落する恐れがある。
【0007】
そこで、本発明は、ハニカム体と外筒との分離を抑制することができるハニカム担体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の手段によって、上記目的を達成するものである。
【0009】
〈態様1〉ハニカム担体であって、
上記ハニカム担体が、金属製の波板と平板とを重ね合わせて巻回されたハニカム体、及び上記ハニカム体を収容している外筒を有し、
上記波板と上記平板とが、上記ハニカム体のガス流出側端部の第1のろう付け固定領域において、ろう付けにより互いに固定されており、
上記ハニカム体と上記外筒とが、上記ハニカム担体のガス流出側端部の第2のろう付け固定領域において、ろう付けにより互いに固定されており、
上記第1のろう付け固定領域の軸方向長さが、上記第2のろう付け固定領域の軸方向長さの1.2倍以下である、
ハニカム担体。
〈態様2〉上記第1のろう付け固定領域の軸方向長さが、上記第2のろう付け固定領域の軸方向長さの0.8倍以上1.2倍以下である、態様1に記載のハニカム担体。
〈態様3〉上記波板と上記平板とが、上記ハニカム体のガス流入側端部の第3のろう付け固定領域において、ろう付けにより互いに固定されている、態様1又は2に記載のハニカム担体。
〈態様4〉上記ハニカム体が、径方向内周領域及び径方向外周領域を有し、かつ
上記第3のろう付け固定領域が、上記径方向内周領域及び上記径方向外周領域のうちの上記径方向内周領域にのみ配置されている、
態様1~3のいずれか一項に記載のハニカム担体。
〈態様5〉上記波板及び上記平板の少なくとも一方は、上記ハニカム体の軸方向に対して中央の開孔領域、かつ上記ハニカム体の軸方向に対して上流側端の非開孔領域を有しており、かつ
上記上流側端の非開孔領域の軸方向長さが、上記第3のろう付け固定領域の軸方向長さよりも長い、
態様1~4のいずれか一項に記載のハニカム担体。
〈態様6〉上記波板及び上記平板の少なくとも一方は、開孔を有しており、かつ
上記第3のろう付け固定領域の軸方向端部が、上記波板又は上記平板のいずれかの一方のみの開孔と重複しており、又は上記波板又は上記平板のいずれの開孔とも重複していない、
態様1~5のいずれか一項に記載のハニカム担体。
〈態様7〉態様1~6のいずれか一項に記載のハニカム担体に排ガスを流通させて、上記排ガスを浄化することを含む、排ガス浄化方法。
【発明の効果】
【0010】
本発明のハニカム担体によると、ハニカム体と外筒との分離を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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