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公開番号2025040158
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023146897
出願日2023-09-11
発明の名称小型紫外線照射装置
出願人個人,ニッカ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類B01J 19/12 20060101AFI20250314BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】紫外線の照射効率が良く、持ち運びが容易な小型紫外線照射装置を提供する。
【解決手段】本発明の小型紫外線照射装置10は、上面に取っ手14を備えた箱型のケーシング12と、
前記ケーシング12の内部中心に配置し、下面から波長254nm~436nmの紫外線を照射するキセノンランプ20と、
前記キセノンランプ20を間に挟むように前記ケーシング12の長手方向に沿って両側面に取り付けて、下面から波長365nmを主波長とする紫外線を照射する紫外線照射LED30と、
前記紫外線照射LED30の照射面を覆い、前記波長365nm及び380nmの紫外線を増幅する凸レンズ40を備えたことを特徴としている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
上面に取っ手を備えた箱型のケーシングと、
前記ケーシングの内部中心に配置し、下面から波長254nm~436nmの紫外線を照射するキセノンランプと、
前記キセノンランプを間に挟むように前記ケーシングの長手方向に沿って両側面に取り付けて、下面から波長365nm及び380nmを主波長とする紫外線を照射する紫外線照射LEDと、
前記紫外線照射LEDの照射面を覆い、前記波長365nm及び380nmの紫外線を増幅する凸レンズを備えたことを特徴とする小型紫外線照射装置。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
請求項1に記載された小型紫外線照射装置であって、
前記ケーシングは材質にアルミ合金又はベークライトを用い、前記取っ手の材質にプラスチック樹脂を用いたことを特徴とする小型紫外線照射装置。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載された小型紫外線照射装置であって、
前記ケーシングの内部で前記キセノンランプの照射面と反対側に反射ミラーを前記ケーシングと一体的に形成したことを特徴とする小型紫外線照射装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線硬化型のインキ、ニス、塗料、コーティングなどを硬化させる持ち運び可能な小型紫外線照射装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
紫外線照射により硬化するインキ、ニス、塗料がある。特許文献1に開示の紫外線照射装置は、電源部と照射部を別体としている。
しかしながら特許文献1に開示の装置は高出力の紫外線ランプを使用しているため、発熱量が多く高温になる。そこで把手にファンを内蔵して冷却しているが、高出力の紫外線ランプは、電力量が多く紫外線照射のエネルギーよりも発熱エネルギーが極めて多く照射効率が悪い。また硬化させる紫外線の主波長の照射強度が弱く乾燥に時間がかかる。
また従来の小型紫外線照射装置はケーシングの材質がステンレスであり装置全体が重量化していた。そしてケーシングの内部には反射ミラー、耐熱性ガラス、多層膜蒸着ミラーを配置しており、部品点数が多く経年劣化による部品交換の頻度が多くなりメンテナンス性が悪かった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実開昭58-79901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、上記従来技術の問題点に鑑み、紫外線の照射効率が良く、持ち運びが容易な小型紫外線照射装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、上記課題を解決するための第1の手段として、上面に取っ手を備えた箱型のケーシングと、
前記ケーシングの内部中心に配置し、下面から波長254nm~436nmの紫外線を照射するキセノンランプと、
前記キセノンランプを間に挟むように前記ケーシングの長手方向に沿って両側面に取り付けて、下面から波長365nm及び380nmを主波長とする紫外線を照射する紫外線照射LEDと、
前記紫外線照射LEDの照射面を覆い、前記波長365nm及び380nmの紫外線を増幅する凸レンズを備えたことを特徴とする小型紫外線照射装置を提供することにある。
上記第1の手段によれば、キセノンランプと紫外線照射LEDの組み合わせでUVインキ及びUVニスを硬化させることができる。また凸レンズにより紫外線照射LEDの主波長を増幅させることができる。また低電力のLEDにより装置全体の省エネルギー化を実現できる。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するための第2の手段として、第1の手段において、前記ケーシングは材質にアルミ合金又はベークライトを用い、前記取っ手の材質にプラスチック樹脂を用いたことを特徴とする小型紫外線照射装置を提供することにある。
上記第2の手段によれば、従来のステンレス構成よりもケーシングを軽量化でき作業性が良くなる。また材質にベークライト(フェノール樹脂)を用いた場合には絶縁性があり経年劣化による感電のおそれがない。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するための第3の手段として、第1又は第2の手段において、前記ケーシングの内部で前記キセノンランプの照射面と反対側に反射ミラーを前記ケーシングと一体的に形成したことを特徴とする小型紫外線照射装置を提供することにある。
上記第3の手段によれば、ケーシング全体の軽量化を実現できる。また部品点数を減らして、交換部品が少なくなりメンテナンス性が良い。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、キセノンランプと紫外線照射LEDの紫外線照射の組み合わせでUVインキ、LEDインキ、UVニスを硬化できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の小型紫外線照射装置の下面(紫外線照射面)側から見た斜視図である。
本発明の小型紫外線照射装置の底面図である。
図2のA-A矢視図である。
図2のB-B矢視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の小型紫外線照射装置の実施形態について、図面を参照しながら、以下詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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