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公開番号2025044072
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-01
出願番号2023151767
出願日2023-09-19
発明の名称ブローバイガス還流装置
出願人株式会社SUBARU
代理人弁理士法人青海国際特許事務所
主分類F01M 13/00 20060101AFI20250325BHJP(機械または機関一般;機関設備一般;蒸気機関)
要約【課題】安価かつ簡易な構成でPCVバルブが外れたことを検出する。
【解決手段】ブローバイガス還流装置は、エンジンの外面に取り付けられたPCVバルブと、エンジンの外面に取り外し不能に形成されたボスと、吸気管に接続された主管と、主管から分岐し、PCVバルブに取り外し不能に接続された第1分岐管と、主管から分岐し、ボスに取り外し可能に接続された第2分岐管とを含むブローバイガス配管と、を備えた。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
エンジンの外面に取り付けられたPCVバルブと、
前記エンジンの外面に取り外し不能に形成されたボスと、
吸気管に接続された主管と、前記主管から分岐し、前記PCVバルブに取り外し不能に接続された第1分岐管と、前記主管から分岐し、前記ボスに取り外し可能に接続された第2分岐管とを含むブローバイガス配管と、
を備えたブローバイガス還流装置。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記ブローバイガス配管のうち少なくとも前記第1分岐管および前記第2分岐管は、樹脂により一体形成される、
請求項1に記載のブローバイガス還流装置。
【請求項3】
前記第1分岐管の先端位置と前記第2分岐管の先端位置との相対位置関係を維持するように、前記第1分岐管の一部と前記第2分岐管の一部とを接続する接続部材を備えた、
請求項1に記載のブローバイガス還流装置。
【請求項4】
前記接続部材は、第1分割体と第2分割体により構成され、
前記第1分岐管の一部と前記第2分岐管の一部は、前記第1分割体と前記第2分割体とにより挟み込まれることで接続される、
請求項3に記載のブローバイガス還流装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブローバイガス還流装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、エンジンの内部において、燃焼行程で高圧となった燃焼ガスや未燃焼の混合気を含むブローバイガスが、シリンダーとピストンの隙間から漏出してクランクケースに溜まる。そのため、当該ブローバイガスを吸気流路へ還流させるためのブローバイガス還流装置がエンジンシステムに設けられる。ブローバイガス還流装置により、クランクケース内のブローバイガスは、吸気流路に戻され、再度エンジンの燃焼室に導入される。
【0003】
一般的に、ブローバイガス還流装置は、オイルセパレータと、PCVバルブと、ブローバイガス配管とを有する。オイルセパレータは、エンジンに設けられ、ブローバイガス中のオイルを分離する。PCVバルブは、オイルセパレータに接続され、オイルセパレータへの吸気の逆流を防止する。ブローバイガス配管は、PCVバルブと吸気管に接続され、PCVバルブを通過したブローバイガスを吸気管内の吸気流路に還流させる。
【0004】
特許文献1には、オイルセパレータの内壁面に当接可能な当接部を形成することでPCVバルブをオイルセパレータに固定したブローバイガス還流装置について開示がある。特許文献1のブローバイガス還流装置によれば、PCVバルブがオイルセパレータから外れることを防止することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-51332号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、PCVバルブをオイルセパレータに固定した場合、PCVバルブのみ故障した際、オイルセパレータが設けられるエンジンブロックごと交換することになり、交換費用が高くなる。また、PCVバルブが外れたことを検出する専用の検出装置を設ける場合、ハーネスや回路の追加などが必要であり、ブローバイガス還流装置の構成が複雑化するという問題があった。
【0007】
そこで、本発明は、安価かつ簡易な構成でPCVバルブが外れたことを検出することが可能なブローバイガス還流装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のブローバイガス還流装置は、
エンジンの外面に取り付けられたPCVバルブと、
前記エンジンの外面に取り外し不能に形成されたボスと、
吸気管に接続された主管と、前記主管から分岐し、前記PCVバルブに取り外し不能に接続された第1分岐管と、前記主管から分岐し、前記ボスに取り外し可能に接続された第2分岐管とを含むブローバイガス配管と、
を備えた。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、安価かつ簡易な構成でPCVバルブが外れたことを検出することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、第1実施形態にかかるエンジンシステムの構成を示す概略図である。
図2は、第1実施形態にかかる第1配管構造の構成を示す概略構成図である。
図3は、第1PCVバルブが第1オイルセパレータから外れた状態の第1配管構造の構成を示す概略構成図である。
図4は、第2実施形態にかかる第1配管構造の構成を示す概略構成図である。
図5は、第2実施形態にかかる接続部材の構成を示す概略構成図である。
図6は、第1PCVバルブが第1オイルセパレータから外れた状態の第1配管構造の構成を示す概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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