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公開番号2025041308
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-26
出願番号2023148508
出願日2023-09-13
発明の名称作業支援システム
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類G06T 7/20 20170101AFI20250318BHJP(計算;計数)
要約【課題】作業の正誤判定の精度を向上する。
【解決手段】作業支援システムは、作業者が作業を行う作業場を撮影する撮影装置20と、撮影装置20の画像から抽出した作業者の骨格座標の時系列データに基づいて作業の正誤判定を実施する端末装置10と、を備えている。正誤判定に際して端末装置10は、画像に基づき、作業者の手が既定の作業領域内に位置しているか否かを判定している。そして、端末装置10は、作業者の手が作業領域内に位置していないと判定しているときの骨格座標の時系列データを用いずに正誤判定を実施する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
作業者が作業を行う作業場を撮影する撮影装置と、前記撮影装置の画像から抽出した前記作業者の骨格座標の時系列データに基づいて前記作業の正誤判定を実施する処理部と、を備える作業支援システムであって、
前記処理部は、前記画像に基づき、前記作業者の手が既定の作業領域内に位置しているか否かを判定するとともに、前記作業者の手が前記作業領域内に位置していないと判定しているときの前記骨格座標の時系列データを用いずに前記正誤判定を実施する
作業支援システム。
続きを表示(約 430 文字)【請求項2】
前記作業として複数の作業が存在しており、
前記処理部は、前記正誤判定において、前記複数の作業が既定の順序で実施されているか否かを判定する
請求項1に記載の作業支援システム。
【請求項3】
前記作業として複数の作業が存在しており、
当該作業支援システムは、前記作業者が次に行う作業を指示する指示部を備えており、
前記処理部は、前記複数の作業のそれぞれの正誤を判定可能、かつ前記指示部が指示した作業についての前記正誤判定を実施するように構成されている
請求項1に記載の作業支援システム。
【請求項4】
前記処理部は、前記骨格座標に基づき、前記作業者の手が前記作業領域内に位置しているか否かを判定する請求項1に記載の作業支援システム。
【請求項5】
機械学習により学習した学習モデルを用いて前記正誤判定を実施する請求項1に記載の作業支援システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、作業支援システムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
映像中の人物の行動を検出するシステムとして、特許文献1に記載のシステムが知られている。このシステムでの行動の検出は、映像のフレーム毎に人物の骨格座標を抽出するとともに、その骨格座標から、人物の姿勢やその時間変化を表す動作特徴量を算出することで行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-003434号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
製造現場では、部品組付け、溶接、塗装、検査等の作業が行われる。こうした作業の正誤を、映像から抽出した作業者の骨格座標に基づき判定することが考えられる。作業者は、作業の合間に、汗を拭くなどの、作業に直接関係しない行動を取ることがある。上記のような骨格座標に基づく正誤判定では、作業に直接関係しない行動を作業者が取った場合に、間違った作業をしていると誤判定される虞がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する作業支援システムは、作業者が作業を行う作業場を撮影する撮影装置と、前記撮影装置の画像から抽出した前記作業者の骨格座標の時系列データに基づいて前記作業の正誤判定を実施する処理部と、を備える作業支援システムであって、前記処理部は、前記画像に基づき、前記作業者の手が既定の作業領域内に位置しているか否かを判定するとともに、前記作業者の手が前記作業領域内に位置していないと判定しているときの前記骨格座標の時系列データを用いずに前記正誤判定を実施するように構成されている。
【0006】
同作業支援システムは、例えば機械学習により学習した学習モデルを用いて前記正誤判定を実施するよう構成可能である。
【発明の効果】
【0007】
上記作業支援システムには、作業の正誤判定の精度を向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0008】
作業場の模式的な平面図である。
作業支援システムの一実施形態の構成を模式的に示す図である。
骨格座標の設定態様の一例を示す図である。
作業支援システムにおいて実行される処理の流れを示すフローチャートである。
作業支援システムが搬入判定に用いる学習モデルの構成を模式的に示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、作業支援システムの一実施形態を、図1~図5を参照して詳細に説明する。
<支援対象の作業について>
まず、図1を参照して、本実施形態の作業支援システムが支援の対象とする作業について説明する。本実施形態では、ワークWに対する部品の組付作業を支援するように作業支援システムを構成した場合を例として説明する。本実施形態の作業支援システムは、溶接作業、塗装作業、検査作業などの組付作業以外の作業を支援するように構成することも可能である。
【0010】
図1には、部品の組付作業が行われる作業場の模式的な平面図が示されている。ここでの組付け作業は、一人の作業者Pにより行われる。作業場には、作業中にワークWが載置される作業台30が設置されている。作業台30の側方には、ワークWに組付ける各部品A~Dがそれぞれ収容された部品箱32A~32Dが設置されている。部品箱32A~32Dが設置された側とは反対側の作業台30の側方には、部品A~Dの組付けに用いる各ボルトa~dがそれぞれ収容されたボルト箱31a~31dが設置されている。ボルト箱31a~31d及び部品箱32A~32Dの正面には、それぞれインジケータ33が設置されている。さらに作業場には、撮影装置20が設置されている。撮影装置20は、作業台30、ボルト箱31a~31d、部品箱32A~32Dとともに、作業中の作業者Pを撮影するように設置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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