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公開番号
2025040456
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-25
出願番号
2023147276
出願日
2023-09-12
発明の名称
制御装置、通信システムおよび制御方法
出願人
KDDI株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G06F
9/50 20060101AFI20250317BHJP(計算;計数)
要約
【課題】NFの動的な配置変更を支援することができる制御装置を提供する。
【解決手段】分散モバイルコアネットワークにおけるNFを管理するNF管理部と、前記NFに関する所定条件が現在または未来に満たされないことを検出する条件管理部と、前記条件管理部により前記所定条件が満たされないことが検出された場合に、前記所定条件が満たされるように前記NFの配置変更のスケジューリングを行うスケジューリング部と、を備える制御装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
分散モバイルコアネットワークにおけるNFを管理するNF管理部と、
前記NFに関する所定条件が現在または未来に満たされないことを検出する条件管理部と、
前記条件管理部により前記所定条件が満たされないことが検出された場合に、前記所定条件が満たされるように前記NFの配置変更のスケジューリングを行うスケジューリング部と、
を備える制御装置。
続きを表示(約 640 文字)
【請求項2】
前記NFは、インターフェースを有する通信部と、処理部と、に分離されており、
前記NF管理部は、複数の前記NFの集合体であるコンポーネントを管理し、
前記制御装置は、さらに、前記コンポーネントのリストを管理するコンポーネントリスト管理部を備える、
請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
分散モバイルコアネットワークにおけるNFと、制御装置と、を有する通信システムであって、
前記制御装置は、
前記NFを管理するNF管理部と、
前記NFに関する所定条件が現在または未来に満たされないことを検出する条件管理部と、
前記条件管理部により前記所定条件が満たされないことが検出された場合に、前記所定条件が満たされるように前記NFの配置変更のスケジューリングを行うスケジューリング部と、
を備え、
前記NFは、前記スケジューリングにしたがって、自己の配置を変更する処理を行う、
通信システム。
【請求項4】
NF管理部が、分散モバイルコアネットワークにおけるNFを管理し、
条件管理部が、前記NFに関する所定条件が現在または未来に満たされないことを検出し、
スケジューリング部が、前記条件管理部により前記所定条件が満たされないことが検出された場合に、前記所定条件が満たされるように前記NFの配置変更のスケジューリングを行う、
制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、制御装置、通信システムおよび制御方法に関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
<分散モバイルネットワークの形態の例>
図10は、分散モバイルネットワークの形態の例を示す図である。これらの形態は、非特許文献1に記載されている。
Local Offloadオプションでは、データ通信のためのUPF(User Plane Function)がエッジサイト(Edge Side)に配置され、制御情報を処理するC-Plane(Control-Plane) NFはセントラルサイト(Central Side)に配置される。UPFは、ローカルのAF(Application Function)へのデータトラフィックのオフロード、もしくはデータトラフィックをセントラルサイトに転送すること、のいずれかを行うことができる。どちらの場合でも、C-Planeの信号はバックホール(Backhaul)を介してやり取りされる。このオプションは、エッジノードの信頼が低い環境、もしくはエンドツーエンドのサービスに遅延または容量の影響がないユースケース(例えば、航空機通信もしくはノマディックネットワークを使用したライブコンテンツ取得など)に適している。
【0003】
Locally Administrated Edgeオプションでは、エッジサイトにおいてAMF(Access and Mobility Management Function)とSMF(Session Management Function)が展開され、エッジでの認証、認可、セッション管理が行われる。これにより、エッジとセントラルとの間の特定のC-Planeシグナリング(例えば、Service Request Procedure)は、エッジサイトで完結されるため削減される。このオプションは、エッジに特定のローカルポリシーを適用する場合、もしくは大幅な遅延特性を持つバックホールがある場合に適している。
【0004】
Autonomous Edgeオプションでは、エッジネットワーク上に全てのC-Plane NF機能を配置し、特定の地域内のデバイスに接続性を提供する。ただし、このモデルは一部の領域に限定されており、デバイスの連続的な移動性を提供することは難しい。エッジネットワークを跨ぐ接続性を提供するためには、サブスクライバープロファイルの同期を行う必要がある。このオプションでは、超低遅延が求められており、もしくは、このオプションは、バックホールの可用性および容量が非常に限られており、エッジインフラへの信頼が高い展開に最も適している。
【0005】
なお、図10には、AUSF(Authentication User Service Function)、UDM(Unified Data Management)、PCF(Policy Control Function)、5Gの端末であるUE(User Equipment)、5Gの基地局であるgNBも示されている。
【0006】
<CORBA>
非特許文献2には、CORBA(Common Object Request Broker Architecture)が記載されている。CORBAは、1989年に規定された、分散オブジェクトシステムの標準化を目指したオープンなアーキテクチャである。CORBAは、クライアントとサーバとの間のリモート呼び出しを可能にし、異なるプログラミング言語もしくは異なるプラットフォームの間での相互運用性を実現するための仕様およびプロトコルの集合体である。
【0007】
ORB(Object Request Broker)は、CORBAの中核となる機能であり、クライアントとサーバとの間の通信を仲介する役割を担う。ORBは、オブジェクトの作成および削除、メソッドの呼び出し、データの転送などのオブジェクト間の通信を処理する。ORBは、CORBAの仕様に準拠したアプリケーションと相互作用し、リクエストとレスポンスのやり取りを管理する。
クライアント/サーバとORBとの組み合わせにより、異なるプログラミング言語もしくは異なるプラットフォームで開発されたオブジェクト同士が透過的に通信することを可能にする。CORBAは、プログラミング言語およびプラットフォームの選択の自由度を高め、システムの拡張性および柔軟性を向上させるための手段を提供する。
また、非特許文献3に記載されるように、ORBは共有メモリを使用した通信をサポートする。
【0008】
現在の5G COREネットワークのC-Planeは、SBA(Service Based Architecture)を採用している。SBAでは、NF(Network Function)と呼ばれるサービス単位のモジュールがSBI(Service Based Interface)を持ち、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)を用いて互いに情報交換のためのシグナリングを行う。そして、5Gまたは6Gでは、数多くのUEからの接続もしくはUEのモビリティが想定されるため、レジストレーション・ハンドオーバー(HO)といった手続き完了のためのNF間のシグナリングが大量に発生し、シグナリングストームと呼ばれるC-Planeの輻輳を招く恐れがある(非特許文献4)。
【0009】
そこで、HTTPシグナリングによる処理負荷を軽減するために、コンポーネント化と呼ばれる手法を提案した(非特許文献5)。
コンポーネント化されたNFは、同一のサーバ上にデプロイされ、NF間の通信方式として、共有メモリといったハードウェア/ソフトウェアリソースを介した通信方式(例えば、POSIX共有メモリ通信の方式)が使用される。このように、HTTPではない異なる通信方式に置き換えることで、HTTPシグナリングによる通信コストの低減(例えば、NF間の通信経路の負荷)に加え、HTTPシグナリングに必要な処理のオーバヘッドが軽減されることが期待される。当該処理は、例えば、パース(パケットの解析)およびデパース(パケットの再構成)である。
【0010】
図11は、CORBAを適用したNFによるコンポーネント化の例を示す図である。
図11には、SBAの構成例、および、コンポーネント化した構成例を示してある。コンポーネントは、CORBAをNFに適用することで、実装できることが期待される。
図11の例では、3個のNFをNF#1~NF#3として示してある。CORBAでは各NFにORBが配置される。
ここで、NF#3からNF#2を経由してNF#1への通信を行う場合を想定する。
この場合、SBAでは、計4回のHTTPシグナリングと計8回のHTTPパース/デパースが発生する。一方、NF#1とNF#2をコンポーネント化した構成では、NF#1とNF#2との間の通信にPOSIX共有メモリ通信が適用されるため、計2回のHTTPシグナリングと計4回のHTTPパース/デパースの発生となり、HTTPシグナリングによる負荷は半減される。
【先行技術文献】
【非特許文献】
(【0011】以降は省略されています)
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