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公開番号2025040172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-24
出願番号2023146913
出願日2023-09-11
発明の名称管状体及び管状体の製造方法
出願人日本製鉄株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F16L 9/14 20060101AFI20250314BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約【課題】地盤を補強可能かつ地盤内の水を排水可能であるとともに、管材から取り除かれる部分を抑えて製造可能な管状体を提供する。
【解決手段】管状体1は、管壁11を貫通する開口部12が形成された管本体10と、自身の周縁部の一部である周縁一部15aが、管本体における開口部の周縁部に連なり、自身の周縁部の他の一部15bが、開口部から管本体の径方向外側又は内側に向かって突出し、管本体と一体に構成された突出部15と、を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
管壁を貫通する開口部が形成された管本体と、
自身の周縁部の一部である周縁一部が、前記管本体における前記開口部の周縁部に連なり、自身の前記周縁部の他の一部が、前記開口部から前記管本体の径方向外側又は内側に向かって突出し、前記管本体と一体に構成された突出部と、
を備える、管状体。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記突出部は、前記周縁一部から離間するに従い漸次、前記径方向外側又は内側に向かって突出するように湾曲している、請求項1に記載の管状体。
【請求項3】
管材を加熱する加熱工程と、
前記管材を、前記管材の径方向外側及び内側から、互いに異なる冷却速度で冷却する冷却工程と、
前記管材の管壁を貫通するスリットを形成し、前記管材のうち、前記スリットに隣り合う隣接部を、前記径方向外側又は内側に向かって突出させる突出工程と、
を行う、管状体の製造方法。
【請求項4】
前記冷却工程では、
前記管材内に挿入した管から水を噴出させることで前記管材の内面を水冷するとともに、
前記管材の外面を空冷する、請求項3に記載の管状体の製造方法。
【請求項5】
前記冷却工程では、
前記管材の両端部を塞ぎ、前記管材の外面に水を吹きかけることで、前記管材の外面を水冷するとともに、
前記管材の内面を空冷する、請求項3に記載の管状体の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、管状体及び管状体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、傾斜地を管状体で補強することが知られている(例えば、特許文献1から3参照)。傾斜地では、地盤の側方に、のり面等の斜面が形成されている。管状体の外周面には、開口部が形成されている。管状体は、地盤中に、水平面に沿うように打ち込まれている。管状体の一方の端部は、斜面から地盤の外部に向かって開口している。斜面には、モルタル等で形成されたのり枠が設けられる。
管状体の端部は、開口を塞がないようにのり枠に接続される。
【0003】
管状体により、地盤からのり枠が外れ難くなること等で、地盤が補強される。地盤内に染み込んだ水が、管状体の開口部を通して管状体内を流れ、管状体の端部から地盤の外部に向かって排水される。これにより、地盤内の水が排水される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開昭63-44018号公報
特開平4-115011号公報
特開2018-9373号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1から3に開示された管状体では、管材に開口部を形成して管状体を製造する際に、管材における開口部を覆っていた部材は、廃棄されるか、一定の費用をかけてリサイクルされていると考えられる。このような管状体及び管状体の製造方法は、持続可能な社会を達成するために、改善の余地がある。
【0006】
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであって、地盤を補強可能かつ地盤内の水を排水可能であるとともに、管材から取り除かれる部分を抑えて製造可能な管状体及び管状体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
(1)本発明の態様1は、管壁を貫通する開口部が形成された管本体と、自身の周縁部の一部である周縁一部が、前記管本体における前記開口部の周縁部に連なり、自身の前記周縁部の他の一部が、前記開口部から前記管本体の径方向外側又は内側に向かって突出し、前記管本体と一体に構成された突出部と、を備える、管状体である。
【0008】
この発明では、例えば、管材の管壁を貫通するスリットを形成し、管材のうち、スリットに隣り合う隣接部を、径方向外側又は内側に向かって突出させて突出部を構成する。これにより、管材における開口部内の部材を、管本体における開口部の周縁部に連なり、自身の周縁部の他の一部が、開口部から管本体の径方向外側又は内側に向かって突出し、管本体と一体に構成された突出部として利用できる。このため、管材から取り除かれる部分を抑えて、管状体を製造することができる。
【0009】
そして、例えば、管状体を地盤に打ち込み、管状体の端部が地盤の外部に向かって突出するように配置する。地盤に打ち込んだ管状体により、地盤を補強することができる。地盤内に染み込んだ水が、管状体の開口部を通して管状体内を流れ、管状体の端部から地盤の外部に向かって排水されることで、地盤内の水を排水することができる。
【0010】
(2)本発明の態様2は、前記突出部は、前記周縁一部から離間するに従い漸次、前記径方向外側又は内側に向かって突出するように湾曲している、(1)に記載の管状体であってもよい。
この発明では、周縁一部から離間するに従い漸次、径方向外側又は内側に向かって突出するように湾曲した形状の突出部を構成することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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