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公開番号2025039281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-21
出願番号2023146259
出願日2023-09-08
発明の名称光学部品、レンズ保持構造及び光通信モジュール
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G02B 7/00 20210101AFI20250313BHJP(光学)
要約【課題】光軸ずれに対応しつつ小型化を実現できる光学部品、レンズ保持構造及び光通信モジュールを提供する。
【解決手段】レンズアセンブリ6は、ホルダ6Aとレンズ6Bとを有する。レンズ6Bは、Z方向に沿った中心軸6Cを有する。ホルダ6Aは、Z方向の中心軸6Dを有し、Z方向に主面を有する、中心軸6Cが中心軸6Dから偏心した位置となるようにレンズ6Bがはめ込まれている。これにより、光軸ずれに対応しつつ、構成の小型化を実現できる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
第1の方向に沿った第1の中心軸を有するレンズと、
前記第1の方向に沿った第2の中心軸を有し、前記第1の方向に垂直な主面を有する、前記第1の中心軸が前記第2の中心軸から偏心した位置となるように前記レンズがはめ込まれたホルダと、を備える、
光学部品。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記ホルダは、光源から出射された光が通過する窓が設けられ、前記光源が内蔵されたパッケージの前記光の出射側に設けられたスナウトに取り付けられ、
前記窓を通過した前記光が前記レンズに入射する、
請求項1に記載の光学部品。
【請求項3】
前記光の光軸が前記窓の第3の中心軸からずれている場合、前記ホルダの外縁と前記レンズとの間の厚みが薄い部分が、前記光軸が前記第3の中心軸からずれる方向に配置されるように、前記ホルダが前記スナウトに接合される、
請求項2に記載の光学部品。
【請求項4】
前記レンズの前記第1の中心軸が前記光軸と一致するように、前記ホルダが前記スナウトに接合される、
請求項3に記載の光学部品。
【請求項5】
前記レンズの前記第1の中心軸が前記光軸から離れるように、前記ホルダが前記スナウトに接合される、
請求項3に記載の光学部品。
【請求項6】
光源から出射された光が通過する窓が設けられ、前記光源が内蔵されたパッケージの前記光の出射側に設けられたスナウトと、
前記スナウトに取り付けられる光学部品と、を備え、
前記光学部品は、
前記スナウトの前記窓を通過した前記光が入射する、第1の方向に沿った第1の中心軸を有するレンズと、
前記第1の方向に沿った第2の中心軸を有し、前記第1の方向に垂直な主面を有する、前記第1の中心軸が前記第2の中心軸から偏心した位置となるように前記レンズがはめ込まれたホルダと、を備える、
レンズ保持構造。
【請求項7】
光を出射する光源と、
前記光源と、前記光源から出射された前記光を導く光学系と、を有し、端部から前記光が出射されるパッケージと、
光源から出射された光が通過する窓が設けられ、前記パッケージの前記光の出射側に設けられたスナウトと、
前記スナウトに取り付けられる光学部品と、を備え、
前記光学部品は、
前記スナウトの前記窓を通過した前記光が入射する、第1の方向に沿った第1の中心軸を有するレンズと、
前記第1の方向に沿った第2の中心軸を有し、前記第1の方向に垂直な主面を有する、前記第1の中心軸が前記第2の中心軸から偏心した位置となるように前記レンズがはめ込まれたホルダと、を備える、
光通信モジュール。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、光学部品、レンズ保持構造及び光通信モジュールに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
光通信で用いられる光トランシーバは、光学部品及び電子部品がパッケージに搭載されることで構成される。光トランシーバでは、パッケージには、光を入出力するためのスナウトが設けられる。スナウトの後段には、レンズ部品が固定されている。光トランシーバから出力される光信号は、スナウトを通過した後にレンズ部品を透過し、外部の光ファイバへ出力される。
【0003】
レンズ部品は、レンズと、レンズがはめ込まれた金属筒と、により構成される。レンズ部品とスナウトとの固定は、例えば、スナウトのうちの光が通る部分をレンズの光軸に合わせて、金属筒をスナウトに溶接することで行われる。
【0004】
例えば、特許文献1では、光軸ずれを防止できる光通信モジュールの一例として、2つの変調光を偏波合成する場合の光軸調整と光強度調整を同時行うことが可能な光学素子モジュールが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-199364号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、製造時の誤差などにより、光軸がスナウトの中心からずれてしまうことがある。このとき、光軸ズレに合わせてレンズ部品をスナウトに接合すると、レンズ部品はスナウトに対して偏心して接合される。この場合でもレンズ部品がスナウトからはみ出さないようにするには、スナウトのサイズを大きくする必要があった。その結果、スナウトのサイズによって光通信モジュールの小型化が制約されてしまうという問題が有った。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様である光学部品は、第1の方向に沿った第1の中心軸を有するレンズと、前記第1の方向に沿った第2の中心軸を有し、前記第1の方向に垂直な主面を有する、前記第1の中心軸が前記第2の中心軸から偏心した位置となるように前記レンズがはめ込まれたホルダと、を備えるものである。
【0008】
本開示の一態様であるレンズ保持構造は、光源から出射された光が通過する窓が設けられ、前記光源が内蔵されたパッケージの前記光の出射側に設けられたスナウトと、前記スナウトに取り付けられる光学部品と、を備え、前記光学部品は、前記スナウトの前記窓を通過した前記光が入射する、第1の方向に沿った第1の中心軸を有するレンズと、前記第1の方向に沿った第2の中心軸を有し、前記第1の方向に垂直な主面を有する、前記第1の中心軸が前記第2の中心軸から偏心した位置となるように前記レンズがはめ込まれたホルダと、を備えるものである。
【0009】
本開示の一態様である光通信モジュールは、光を出射する光源と、前記光源と、前記光源から出射された前記光を導く光学系と、を有し、端部から前記光が出射されるパッケージと、光源から出射された光が通過する窓が設けられ、前記パッケージの前記光の出射側に設けられたスナウトと、前記スナウトに取り付けられる光学部品と、を備え、前記光学部品は、前記スナウトの前記窓を通過した前記光が入射する、第1の方向に沿った第1の中心軸を有するレンズと、前記第1の方向に沿った第2の中心軸を有し、前記第1の方向に垂直な主面を有する、前記第1の中心軸が前記第2の中心軸から偏心した位置となるように前記レンズがはめ込まれたホルダと、を備えるものである。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、光軸ずれに対応しつつ小型化を実現できる光学部品、レンズ保持構造及び光通信モジュールを提供できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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