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公開番号
2025037582
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-18
出願番号
2023144574
出願日
2023-09-06
発明の名称
コネクタロック機構
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
H01R
13/64 20060101AFI20250311BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】コネクタロックが実際に行われているか否かを検出できるコネクタロック機構を提供する。
【解決手段】給電コネクタ100にロック用のソレノイド130を装備し、受電コネクタ200のハウジング201に近接センサ250を装備する。近接センサ250は、ソレノイド130の可動ピン131の先端が、受電コネクタ200のハウジング201に設けられた被係止部230に係合しているか否かを直接検出する。
【選択図】図17
特許請求の範囲
【請求項1】
第1コネクタと、
前記第1コネクタに対し第1の方向に沿って移動することで前記第1コネクタと嵌合及び嵌合離脱し、適正嵌合することで前記第1コネクタとの電気接続が成立する第2コネクタと、
前記第2コネクタのハウジングに装備され、前記第1の方向と交わる第2の方向に可動ピンを進退駆動可能であり、前記第1コネクタと前記第2コネクタを嵌合する前は、前記可動ピンを前記第2コネクタのハウジング内の退避位置に保持し、前記第1コネクタと前記第2コネクタの嵌合状態で、前記可動ピンの先端を前記第2コネクタのハウジング外の進出位置に突出させて、前記第1コネクタのハウジングに設けられた被係止部に係合させるアクチュエータと、
前記第1コネクタのハウジングに装備され、前記可動ピンの先端が、前記第2コネクタのハウジング外の進出位置に突出して、前記第1コネクタのハウジングに設けられた被係止部に係合したことを検出するセンサと、
を備えた、
コネクタロック機構。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記アクチュエータが、ソレノイドであり、
前記可動ピンが、前記アクチュエータの可動鉄心であり、
前記センサが、検出面を前記可動ピンの突出位置に向けて近接配置されて、前記可動ピンの被係止部への突出を検出する近接センサである、
請求項1に記載のコネクタロック機構。
【請求項3】
前記近接センサが、前記検出面の前方に展開する検出領域を、前記可動ピンの先端が前記被係止部に係合するために突出してくる空間に向けた姿勢で、前記ハウジングに設けられたセンサ収容部に配置されており、且つ、突出した状態の前記可動ピンの先端と前記検出領域の重なりが大きくなるように、前記可動ピンの突出方向に対して前記検出面が直交する姿勢よりも斜めに配置されている、
請求項2に記載のコネクタロック機構。
【請求項4】
前記第1コネクタが、バッテリに接続された受電コネクタであり、
前記第2コネクタが、充電器に接続された給電コネクタである、
請求項1から3のいずれか一項に記載のコネクタロック機構。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コネクタロック機構に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、電気自動車の普及には、自動車に搭載されるバッテリを短時間で急速充電する自動車用充電装置が必要とされる。このような充電装置を設置した給電スタンドでは、利用者が充電装置の給電コネクタ(「充電コネクタ」とも呼ばれる)を、自動車の車体に設けられた受電コネクタ(「インレット」とも呼ばれる)に接続して、車載バッテリの充電を行う。家庭用電源を用いてバッテリに充電する場合も同様である。
【0003】
給電コネクタを受電コネクタに接続する場合、接続した給電コネクタが受電コネクタから抜けないようにロックする必要がある。そのためのコネクタロック機構には多くの場合、電動アクチュエータとしてソレノイドが用いられている。
【0004】
図21及び図22は、従来例として、特許文献1に記載された電気移動体充電装置の構成を示している。図21に示すように、この自動車用充電装置500は、充電器2と、充電器2に接続された給電用のケーブル530と、給電用のケーブル530の先端に接続された給電コネクタ520と、を備えている。一方、電気自動車の車体1には、バッテリ501が搭載され、そのバッテリ501に接続された受電コネクタ510が設けられている。充電時には、この車体1側の受電コネクタ510に、充電器2側の給電コネクタ520を接続することによって、充電器2からバッテリ501に充電電流を供給して、バッテリ501を充電する。
【0005】
図22は、受電コネクタ510に給電コネクタ520を嵌合接続した状態を示している。
図22に示すように、受電コネクタ510に給電コネクタ520を接続すると、受電コネクタ510側の端子518と給電コネクタ520側の端子528とが電気的に接続され、充電可能な状態となる。
【0006】
給電コネクタ520は、コネクタハウジング520Aの内部に、コネクタロック機構550を構成する電動アクチュエータとしてのソレノイド521を備えている。ソレノイド521は、コイル524に駆動電流が供給されると、可動鉄心522を突出させ、また、コイル524への駆動電流の供給が停止されると、図示しないバネの力により、可動鉄心522を原位置に復帰させる。
【0007】
受電コネクタ510と給電コネクタ520が適正に嵌合接続された状態で、ソレノイド521のコイル524への駆動電流の通電により可動鉄心522が突出する。すると、可動鉄心522の先端が、受電コネクタ510のコネクタハウジング510Aに設けられた嵌合孔512に嵌合する。これにより、給電コネクタ520が受電コネクタ510にロックされる。
【0008】
また、ソレノイド521のコイル524への駆動電流の供給が停止されると、可動鉄心522が図示略のバネの力で原位置(後退位置)に復帰し、受電コネクタ510の嵌合孔512から可動鉄心522が抜ける。これにより、給電コネクタ520と受電コネクタ510のロックが解除される。従って、この状態で、給電コネクタ520を受電コネクタ510から離脱させることができるようになる。このように、ソレノイド521は、コネクタ(給電コネクタ520及び受電コネクタ510)のロック状態と非ロック状態とを切り換える役目を果たす。
【0009】
また、給電コネクタ520のコネクタハウジング520Aには、可動鉄心522の動きによってON/OFFするロック状態検出用のスイッチ525が装備されている。このスイッチ525は、可動鉄心522が嵌合孔512に嵌合する位置に突出しているときにONとなり(閉じ)、突出していないときにOFFとなる(開く)。このスイッチ525には直列に抵抗534が接続されており、スイッチ525と抵抗534との直列回路533が、ソレノイド521のコイル524の駆動回路532に並列に接続されている。
【0010】
従って、スイッチ525がONのとき、抵抗534とコイル524との並列回路に電流が流れ、スイッチ525がOFFのとき、コイル524のみからなる回路に電流が流れることになる。このように、スイッチ525のON/OFFによって、電流が流れる回路構成が切り換わる。つまり、スイッチ525がONのときには、抵抗534とコイル524に電流が流れるので、充電器2に備わる電流センサ540では電流大の値が検出される。一方、スイッチ525がOFFのときには、コイル524のみに電流が流れるので、電流センサ540では電流小の値が検出される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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