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公開番号
2025037078
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-17
出願番号
2023143816
出願日
2023-09-05
発明の名称
圧縮機及び圧縮機の監視方法
出願人
株式会社日立産機システム
代理人
弁理士法人開知
主分類
F04B
51/00 20060101AFI20250310BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】圧縮機の電磁開閉器の残寿命を精度よく把握できる圧縮機を提供する。
【解決手段】筐体4内に収納された圧縮機本体1と、圧縮機本体1を駆動する電動機2と、電動機2に電流を供給する電路を開閉する電磁開閉器6と、筐体4内に設けられた温度センサ9と、電磁開閉器6の開閉をカウントして累積開閉回数を記憶するとともに、電磁開閉器6を制御する制御装置7とを備え、制御装置7は、温度センサ9の検出温度によって電磁開閉器6の開閉のカウント数を補正し、累積開閉回数が閾値を超えた場合に外部へ信号を出力する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
筐体内に収納された圧縮機本体と、
前記圧縮機本体を駆動する電動機と、
前記電動機に電流を供給する電路を開閉する電磁開閉器と、
前記筐体内に設けられた温度センサと、
前記電磁開閉器の開閉をカウントして累積開閉回数を記憶するとともに、前記電磁開閉器を制御する制御装置とを備え、
前記制御装置は、前記温度センサの検出温度によって前記電磁開閉器の開閉のカウント数を補正し、前記累積開閉回数が開閉回数閾値以上になった場合に外部へ信号を出力することを特徴とする圧縮機。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の圧縮機であって、
前記開閉回数閾値が前記電磁開閉器の電気的開閉耐久回数を示す回数であることを特徴とする圧縮機。
【請求項3】
請求項1に記載の圧縮機であって、
前記開閉回数閾値が、前記電動機の突入電流と前記電磁開閉器の定格電流に応じて前記電磁開閉器の電気的開閉耐久回数を補正した補正電気的開閉耐久回数であることを特徴とする圧縮機。
【請求項4】
請求項1に記載の圧縮機であって、
前記開閉回数閾値は、前記圧縮機の種類と前記電動機の出力に基づいて定められる前記電動機の突入電流が、前記電磁開閉器の定格電流の6倍を超えるとき、より小さい値に補正されることを特徴とする圧縮機。
【請求項5】
請求項1に記載の圧縮機であって、
前記制御装置は、前記温度センサの検出温度が大きいほど前記電磁開閉器の開閉のカウント数を大きい値に補正することを特徴とする圧縮機。
【請求項6】
請求項1に記載の圧縮機であって、
前記累積開閉回数が前記開閉回数閾値以上になった場合に、
前記制御装置は、前記圧縮機の復帰圧力と停止圧力の差分を拡大することを特徴とする圧縮機。
【請求項7】
請求項1に記載の圧縮機であって、
前記累積開閉回数が前記開閉回数閾値以上になった場合に、
前記制御装置は、前記圧縮機を連続運転制御することを特徴とする圧縮機。
【請求項8】
請求項1に記載の圧縮機であって、
前記制御装置は、前記温度センサの検出温度が温度閾値を超えているか判定し、前記検出温度が前記温度閾値を超える場合、前記検出温度と前記温度閾値との差分により補正した値を前記電磁開閉器の開閉のカウント数に上乗せすることによって前記電磁開閉器の開閉カウント数を補正することを特徴とする圧縮機。
【請求項9】
請求項1に記載の圧縮機であって、
前記温度センサが、前記圧縮機本体の吸入口に設けられ、前記圧縮機本体に吸い込まれる気体の温度を検出する温度センサであることを特徴とする圧縮機。
【請求項10】
請求項1に記載の圧縮機であって、
前記外部へ出力される信号が、前記筐体に設けられたディスプレイによる前記電磁開閉器の寿命の表示、または無線通信による遠隔装置に対する前記電磁開閉器が寿命に達したことの通知であることを特徴とする圧縮機。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、圧縮機及び圧縮機の監視方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電磁開閉器では、例えば、電動機をOFFするために電磁開閉器の接点を切断するとそれまで流れていた電気が流れ続けようとしてスパークが発生して接点を消耗させる。この現象は電流が大きいほど顕著であり、電磁開閉器の寿命を短くする。
【0003】
この現象に対応するため、特許文献1は、電磁開閉器(電磁接触器)の接点の切断時における電流(主回路電流)が高い場合ほど開閉回数の加算値が大きくなるような補正を加えて開閉回数を記録し、電磁開閉器の残寿命を正確に把握できるようにした負荷制御装置を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-78438公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、圧縮機の電磁開閉器では、接点の切断時の電流(遮断電流)よりも接触時に一時的に流れる電流(突入電流)の方が大きいことが多く、突入電流の大きさが残寿命に与える影響が大きい。
【0006】
また、特許文献1では電磁開閉器が閉じている状態が通常で、連続運転により接点の温度が上昇しており、遮断時に発生するアーク放電が温度上昇した接点を攻撃することで接点摩耗が生じて寿命が短くなると考えられる。しかし、圧縮機では、タンク圧力を所定範囲に収める断続運転制御を行う関係で、短時間でON・OFFされる回数が多い。そのため、定格電流による接点の温度上昇が発生し難く、遮断電流による短寿命化が生じ難い。この点も圧縮機で遮断電流よりも突入電流の方が残寿命に与える影響が大きい理由であると考えられる。
【0007】
すなわち、圧縮機では遮断電流よりも突入電流の方が電磁開閉器の残寿命に与える影響が大きく、特許文献1の遮断電流のみに基づく補正では残寿命を精度よく把握することは難しい。
【0008】
本発明の目的は、圧縮機の電磁開閉器の残寿命を精度よく把握できる圧縮機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために、本発明は、筐体内に収納された圧縮機本体と、前記圧縮機本体を駆動する電動機と、前記電動機に電流を供給する電路を開閉する電磁開閉器と、前記筐体内に設けられた温度センサと、前記電磁開閉器の開閉をカウントして累積開閉回数を記憶するとともに、前記電磁開閉器を制御する制御装置とを備え、前記制御装置は、前記温度センサの検出温度によって前記電磁開閉器の開閉のカウント数を補正し、前記累積開閉回数が閾値を超えた場合に外部へ信号を出力する。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、圧縮機の電磁開閉器の残寿命を精度よく把握し、圧縮機の保守管理の的確性を向上させることできる。上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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