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公開番号2025036589
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2024229557,2023221067
出願日2024-12-26,2019-11-25
発明の名称録画制御方法
出願人マクセル株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H04N 21/438 20110101AFI20250306BHJP(電気通信技術)
要約【課題】高度デジタル放送サービスをより好適に受信する表示制御方法を提供する。
【解決手段】放送伝送路を介して4K放送サービスと2K放送サービスとのサイマル放送が行われている放送波を受信可能であり、さらに通信伝送路を介して4K放送サービスのIPサイマル放送を受信可能な放送受信装置における表示制御方法であって、放送受信装置は、放送波に含まれる4K放送サービスを受信・復調して、4K放送サービスの放送番組を表示する。4K放送サービスの受信・復調、または表示に不具合が生じた場合、放送伝送路を介した4K放送サービスのサイマル放送である2K放送サービスを受信・復調して、2K放送サービスの放送番組を表示する第1の表示切替処理と、4K放送サービスのサイマル放送である通信伝送路を介したIPサイマル放送を受信・復調して、IPサイマル放送の番組を表示する第2の表示切替処理とを所定の優先順位に従って選択して実行する。
【選択図】図16
特許請求の範囲【請求項1】
放送伝送路を介して第1の放送サービスと第2の放送サービスとのサイマル放送が行われている放送波を受信可能であり、さらに通信伝送路を介して前記第1の放送サービスのIPサイマル放送を受信可能な放送受信装置における録画制御方法であって、
前記放送波に含まれる前記第1の放送サービスを受信し、復調して、前記第1の放送サービスの放送番組を録画する録画ステップと、
前記第1の放送サービスの受信状況が悪化した場合に、前記放送伝送路を介した前記第1の放送サービスのサイマル放送である前記第2の放送サービスを受信し、復調して、前記第2の放送サービスの放送番組を録画する第1の録画切替処理と、前記第1の放送サービスのサイマル放送である前記通信伝送路を介した前記IPサイマル放送を受信し、復調して、前記IPサイマル放送の番組を録画する第2の録画切替処理との、2つの録画切替処理のうち1つの録画切替処理を所定の優先順位に従って選択して実行する録画切替ステップと、
を備える、録画制御方法。
続きを表示(約 140 文字)【請求項2】
請求項1に記載の録画制御方法において、
前記所定の優先順位では、前記通信伝送路を介したサイマル放送への切り替えである前記第2の録画切替処理よりも前記放送伝送路を介したサイマル放送への切り替えである前記第1の録画切替処理を優先する、
録画制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、放送送信技術または放送受信技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来のアナログ放送サービスに替わり、1990年代後半より各国でデジタル放送サービスが開始された。デジタル放送サービスは、誤り訂正技術を用いた放送品質の向上、圧縮符号化技術を用いた多チャンネル化およびHD(High Definition)化、BML(Broadcast Markup Language)やHTML5(Hyper Text Markup Language version5)を用いたサービスのマルチメディア化、等を実現した。
【0003】
近年では、さらなる周波数使用効率の向上、高解像度化や高機能化を目的として、各国において、高度デジタル放送方式の検討が進められている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-14420号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
現行のデジタル放送はサービスを開始してから既に10年以上を経過しており、現行のデジタル放送サービスを受信可能な放送受信装置が充分に普及している。このため、現在検討を進めている高度デジタル放送サービスを開始するにあたっては、現行のデジタル放送サービスとの互換性を考慮する必要がある。即ち、現行のデジタル放送サービスの視聴環境を維持しつつ、映像信号のUHD(Ultra High Definition)化等を実現することが好ましい。
【0006】
デジタル放送サービスでUHD放送を実現する技術として特許文献1に記載のシステムがある。しかしながら、特許文献1に記載のシステムは現行のデジタル放送に置き換えるものであり、現行のデジタル放送サービスの視聴環境の維持を考慮したものではない。
【0007】
本発明の目的は、現行のデジタル放送サービスとの互換性も考慮した、より高機能な高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための手段として、特許請求の範囲に記載の技術を用いる。
【0009】
一例を挙げるならば、放送伝送路を介して第1の放送サービスと第2の放送サービスとのサイマル放送が行われている放送波を受信可能であり、さらに通信伝送路を介して前記第1の放送サービスのIPサイマル放送を受信可能な放送受信装置における録画制御方法であって、前記放送波に含まれる前記第1の放送サービスを受信し、復調して、前記第1の放送サービスの放送番組を録画する録画ステップと、前記第1の放送サービスの受信状況が悪化した場合に、前記放送伝送路を介した前記第1の放送サービスのサイマル放送である前記第2の放送サービスを受信し、復調して、前記第2の放送サービスの放送番組を録画する第1の録画切替処理と、前記第1の放送サービスのサイマル放送である前記通信伝送路を介した前記IPサイマル放送を受信し、復調して、前記IPサイマル放送の番組を録画する第2の録画切替処理との、2つの録画切替処理のうち1つの録画切替処理を所定の優先順位に従って選択して実行する録画切替ステップと、を備える、録画制御方法を用いる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、高度デジタル放送サービスをより好適に送信または受信する技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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