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公開番号2025035232
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023142149
出願日2023-09-01
発明の名称作業計画支援システム、作業計画支援装置、作業計画支援方法及び作業計画支援プログラム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/08 20120101AFI20250306BHJP(計算;計数)
要約【課題】設備を設置する作業の計画の立案にかかる時間を抑制することを支援する作業計画支援システムを得ること。
【解決手段】作業計画支援システム50は、設備を設置しようとする箇所である設置現場の画像データを取得する撮影部203と、設置現場の測量データを取得する測量部206とを有する測量機能付全方位カメラ20と、撮影部203で取得した画像データ及び測量部206で取得した測量データを取得する通信接続部105と、画像データ及び測量データに基づいて、設置現場で行う設備設置作業のシミュレーションを行う情報処理部104とを有するタブレット端末10とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
設備を設置しようとする箇所である設置現場の画像データを取得する撮影部と、前記設置現場の測量データを取得する測量部とを有する撮影測量装置と、
前記撮影部で取得した前記画像データ及び前記測量部で取得した前記測量データを取得する情報取得部と、前記画像データ及び前記測量データに基づいて、前記設置現場で行う設備設置作業のシミュレーションを行う情報処理部とを有する作業計画支援装置とを備えることを特徴とする作業計画支援システム。
続きを表示（約 780 文字）【請求項２】
前記シミュレーションの結果を表示する表示装置を備えることを特徴とする請求項１に記載の作業計画支援システム。
【請求項３】
前記表示装置は、前記シミュレーションの結果を、拡張現実技術を用いた三次元画像によって表示することを特徴とする請求項２に記載の作業計画支援システム。
【請求項４】
前記作業計画支援装置は、前記シミュレーションの結果を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項１に記載の作業計画支援システム。
【請求項５】
前記表示部は、前記シミュレーションの結果を、拡張現実技術を用いた三次元画像によって表示することを特徴とする請求項４に記載の作業計画支援システム。
【請求項６】
前記シミュレーションは、前記設備の設置状態、前記設備を設置箇所まで搬送する搬送状態及び前記設備の設置順序を含むことを特徴とする請求項１に記載の作業計画支援システム。
【請求項７】
前記撮影部は、前記設置現場の全方位画像を撮影することを特徴とする請求項１に記載の作業計画支援システム。
【請求項８】
前記測量部は、前記設置現場の全方位を測量することを特徴とする請求項１に記載の作業計画支援システム。
【請求項９】
前記情報処理部は、前記画像データ及び前記測量データに基づいて生成した前記設置現場の三次元モデルを用いて前記シミュレーションを行うことを特徴とする請求項１から８のいずれか１項に記載の作業計画支援システム。
【請求項１０】
前記情報処理部は、既存測量データと、前記測量データとを組み合わせて前記シミュレーションを行うことを特徴とする請求項９に記載の作業計画支援システム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、設備を設置する作業の計画の立案を支援する作業計画支援システム、作業計画支援装置、作業計画支援方法及び作業計画支援プログラムに関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
工場、プラント及び変電所などにおいて、設備の新設又は更新するにあたっては、設備の配置位置、設備の搬送経路及び設備の据付順序などを予め計画しておき、計画にしたがって設備の設置作業を行う必要がある。特許文献１には、設備の配置位置、設備の搬送経路及び設備の据付順序のシミュレーションを行う作業計画支援装置が開示されている。特許文献１に開示される作業計画支援装置は、既設設備の三次元モデル情報を用いて、設備の配置位置、設備の搬送経路及び設備の据付順序のシミュレーションを行うため、既設設備と干渉しない配置位置、搬送経路及び据付順序で設備を設置する作業の計画を立案することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－１３２５３８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記特許文献１に開示される作業計画支援装置は、予め生成された設備の三次元モデル情報を用いてシミュレーションを行うため、使用する三次元モデル情報が古く最新の現場の状態が反映されていない場合には、シミュレーションに基づいて決定した設備の配置位置に既設設備の三次元モデルには含まれていない設備が配置済であったり、既設設備の三次元モデルには含まれていない設備が搬送経路上に配置されていたりすることがある。このような場合には、現地調査などにより情報収集を追加で行って三次元モデル情報を更新した上でシミュレーションを再実行する必要があり、設備を設置する作業の計画の立案に時間がかかるという問題があった。
【０００５】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、設備を設置する作業の計画の立案にかかる時間を抑制することを支援する作業計画支援システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示に係る作業計画支援システムは、設備を設置しようとする箇所である設置現場の画像データを取得する撮影部と、設置現場の測量データを取得する測量部とを有する撮影測量装置を備える。作業計画支援システムは、撮影部で取得した画像データ及び測量部で取得した測量データを取得する情報取得部と、画像データ及び測量データに基づいて、設置現場で行う設備設置作業のシミュレーションを行う情報処理部とを有する作業計画支援装置を備える。
【発明の効果】
【０００７】
本開示によれば、設備を設置する作業の計画の立案にかかる時間を抑制することを支援する作業計画支援システムを得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施の形態１に係る作業計画支援システムの構成を示す図
実施の形態１に係る作業計画支援システムの機能ブロック図
実施の形態１に係る作業計画支援システムによるシミュレーション動作の流れを示すフローチャート
実施の形態２に係る作業計画支援システムの機能ブロック図
実施の形態３に係る作業計画支援システムの構成を示す図
実施の形態３に係る作業計画支援システムのシミュレーション結果を表示する動作の流れを示すフローチャート
実施の形態４に係る作業計画支援装置の構成を示す図
実施の形態１から実施の形態４に係る作業計画支援装置のハードウェア構成を示す図
【発明を実施するための形態】
【０００９】
以下に、実施の形態に係る作業計画支援システム、作業計画支援装置、作業計画支援方法及び作業計画支援プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
【００１０】
実施の形態１．
図１は、実施の形態１に係る作業計画支援システムの構成を示す図である。作業計画支援システム５０は、作業計画支援装置であるタブレット端末１０と、撮影測量装置である測量機能付全方位カメラ２０とを備える。タブレット端末１０は、三次元シミュレーション機能を備えている。測量機能付全方位カメラ２０は、被写体を３６０度視点により撮影する機能と、周囲の物体までの距離及び方向といった三次元位置情報を計測する測量機能とを備えている。なお、測量機能付全方位カメラ２０は、測量装置と撮像装置とに分かれていてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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