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公開番号2025035076
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141868
出願日2023-08-31
発明の名称水中探知装置
出願人本多電子株式会社
代理人個人
主分類G01S 7/64 20060101AFI20250306BHJP(測定;試験)
要約【課題】表示領域とその表示領域以外の所定領域の光の輝度を連動して変化させつつ、その所定領域の輝度を簡単な構成で調整することができる水中探知装置を提供する。
【解決手段】水中探知装置(魚群探知装置12)は、輝度受付部(電源ボタン14)により受け付けられた輝度の度合いに基づいて、表示領域(ディスプレイ15)から発せられる光の輝度及び所定領域(操作ボタン17等)から発せられる光の輝度が制御部200によって制御される。制御部200は、輝度受付部(電源ボタン14)により受け付けられた輝度の度合いの変化に対して、表示領域(ディスプレイ15)から発せられる光の輝度を実質連続的に変化させる第1輝度調整部と、輝度受付部(電源ボタン14)により受け付けられる輝度の度合いの変化に対して、所定領域(操作ボタン17等)から発せられる光の輝度を段階的に変化させる第2輝度調整部とを備える。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
超音波を水中に送信し、その反射波を受信可能な振動子と、
その振動子より送信された超音波の反射波を前記振動子が受信して生じる受信信号に基づいて生成された画像を表示する表示領域と、
前記表示領域とは別の所定領域にて所定の発光を行う発光部と、
前記表示領域から発せられる光の輝度の度合いを使用者により受け付ける輝度受付部と、
その輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いに基づいて、前記表示領域から発せられる光の輝度及び前記所定領域から発せられる光の輝度を調整する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いの変化に対して、前記表示領域から発せられる光の輝度を実質連続的に変化させるように調整する第1輝度調整部と、
前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いの変化に対して、前記所定領域から発せられる光の輝度を段階的に変化させるように調整する第2輝度調整部と、
を備えることを特徴とする、水中探知装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いのそれぞれに対応して前記表示領域より発せられる光の輝度レベル及び前記所定領域より発せられる光の輝度レベルを予め定めた輝度テーブルを格納した記憶部を備え、
前記第1輝度調整部は、前記記憶部内の前記輝度テーブルを参照して、前記表示領域より発せられる光の輝度レベルを前記輝度受付部により受け付けられた前記輝度の度合いに対応した輝度レベルに調整し、
前記第2輝度調整部は、前記記憶部内の前記輝度テーブルを参照して、前記所定領域より発せられる光の輝度レベルを前記輝度受付部により受け付けられた前記輝度の度合いに対応した輝度レベルに調整することを特徴とする、請求項1に記載の水中探知装置。
【請求項3】
前記制御部は、使用者からの指示に基づき、前記第1輝度調整部及び/又は第2輝度調整部にて参照される輝度テーブルを変更する変更部を備えることを特徴とする、請求項2に記載の水中探知装置。
【請求項4】
前記記憶部は、前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いのそれぞれに対応した前記表示領域より発せられる光の輝度レベルと、前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いのそれぞれに対応した前記所定領域より発せられる光の輝度レベルと、の少なくとも一方が異なる複数の輝度テーブルを格納し、
前記変更部は、使用者からの指示に基づき、前記第1輝度調整部及び/又は第2輝度調整部にて参照される輝度テーブルを、前記複数の輝度テーブルの中から選択することを特徴とする、請求項3に記載の水中探知装置。
【請求項5】
前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いの変化に対して、前記第2輝度調整部の調整により段階的に変化する前記所定領域から発せられる光の輝度の変化点の変更を、使用者より受け付ける輝度変更点受付部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の水中探知装置。
【請求項6】
前記第2輝度調整部は、前記輝度受付部により受け付けられた前記輝度の度合いが所定の閾値以下の場合に前記所定領域から所定の輝度を有する光が発せられるように前記輝度を調整し、前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いが所定の閾値を超えるときは前記所定領域からの発光を行わないようにすることを特徴とする、請求項1に記載の水中探知装置。
【請求項7】
前記輝度受付部は、使用者により回転操作されることにより、その回転量に基づいて前記表示領域から発せられる光の輝度の度合いを受け付けるつまみ部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の水中探知装置。
【請求項8】
前記つまみ部は、電源スイッチを兼ねていることを特徴とする、請求項7に記載の水中探知装置。
【請求項9】
前記所定領域に設けられ、使用者が操作することにより前記水中探知装置の動作に係る指示を受け付ける操作部を備え、
前記発光部は、前記操作部に対して所定の発光を行うことを特徴とする、請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載の水中探知装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水中に送信された超音波の反射波に基づいて探知対象物を探知する水中探知装置に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
超音波の送受信によって水中の魚群などの探知対象物を探知する装置として魚群探知装置といった水中探知装置が知られている(例えば、特許文献1)。水中探知装置は、例えば船舶の船底などに配置される振動子から細いビーム状の超音波を水中や水底に向けて送信(照射)する。送信された超音波は、水中の各深度に存在する探知対象物や水底等から反射される。
【0003】
水中探知装置は、探知対象物や水底等から反射された反射波を振動子が受信して得られた受信信号に基づいて、例えば超音波を反射した物体の存在位置とその反射強度(レベル)を示す探知画像を形成し、表示装置に表示する。
【0004】
このような水中探知装置の本体(表示装置や操作ボタンを有する筐体)は、通常、船上のブリッジやキャビン、また、湖上のような屋外等で使用される。使用者は、未だ周囲が暗い夜明け前の時間帯や周囲が明るい昼間の時間帯など、様々なシーンで水中探知装置を操作することとなる。そのため、水中探知装置は、表示領域の表示画面の明るさ(輝度)が調整できるようになっている。また、操作ボタンには、視認性を良くするためのバックライトが設けられたものもある。
【0005】
例えば、特許文献2に記載の表示装置は、周囲の明るさに応じてディスプレイを背後から照射するバックライト光源及び操作ボタンを照射するLEDと、これらバックライト光源及びLEDの輝度を連動して調整する光源制御部とを備えている。この光源制御部は、入力された輝度の設定値に対応するDuty比をテーブルから読み出して、読み出したDuty比のPMW信号に従ってバックライト光源の輝度を制御する第1のドライバと、LEDの輝度を制御する第2のドライバとを備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-079813号公報
特開2012-129004号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献2に記載の光源制御部は、ディスプレイのバックライト光源の輝度と連動して操作ボタンを照射するとLEDの輝度も細かく設定するが、そのLEDの輝度については、ディスプレイを照射するバックライト光源に比べて細かな調整は求められていない。しかしながら、LEDの輝度をディスプレイのバックライト光源と同様に細かく調整するようにすれば、そのために必要なハードウェア資源が増大したり、ソフトウェアが複雑化したりして、処理に係るコストが増えてしまうという問題があった。
【0008】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、表示領域とその表示領域以外の所定領域の光の輝度を連動して変化させつつ、その所定領域の輝度を簡単な構成で調整できる水中探知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この目的を達成するために本発明の第1の態様は、水中探知装置であって、超音波を水中に送信し、その反射波を受信可能な振動子と、その振動子より送信された超音波の反射波を前記振動子が受信して生じる受信信号に基づいて生成された画像を表示する表示領域と、前記表示領域とは別の所定領域にて所定の発光を行う発光部と、前記表示領域から発せられる光の輝度の度合いを使用者により受け付ける輝度受付部と、その輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いに基づいて、前記表示領域から発せられる光の輝度及び前記所定領域から発せられる光の輝度を調整する制御部と、を備え、前記制御部は、前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いの変化に対して、前記表示領域から発せられる光の輝度を実質連続的に変化させるように調整する第1輝度調整部と、前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いの変化に対して、前記所定領域から発せられる光の輝度を段階的に変化させるように調整する第2輝度調整部と、を備えることを特徴とする。
【0010】
本発明の第2の態様は、第1の態様に係る水中探知装置において、前記輝度受付部により受け付けられる前記輝度の度合いのそれぞれに対応して前記表示領域より発せられる光の輝度レベル及び前記所定領域より発せられる光の輝度レベルを予め定めた輝度テーブルを格納した記憶部を備え、前記第1輝度調整部は、前記記憶部内の前記輝度テーブルを参照して、前記表示領域より発せられる光の輝度レベルを前記輝度受付部により受け付けられた前記輝度の度合いに対応した輝度レベルに調整し、前記第2輝度調整部は、前記記憶部内の前記輝度テーブルを参照して、前記所定領域より発せられる光の輝度レベルを前記輝度受付部により受け付けられた前記輝度の度合いに対応した輝度レベルに調整することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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