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公開番号2025034644
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141145
出願日2023-08-31
発明の名称環境負荷判定システム
出願人アズビル株式会社
代理人個人
主分類G01M 99/00 20110101AFI20250306BHJP(測定;試験)
要約【課題】手間をかけることなく、フィールド機器が受けている環境負荷を判定する。
【解決手段】携帯端末101のセンサ102が、自装置をフィールド機器121に接触または接近することでフィールド機器121の環境負荷を測定し、読出回路103が、フィールド機器121の属性を含めたフィールド機器121を識別するための機器情報をフィールド機器121より読み出し、読出回路103が読み出した機器情報をサーバ110に送信することで受信した環境負荷許容値と環境負荷測定値を判定回路106が比較することで、フィールド機器121が受けている環境負荷の影響の程度を判定する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
フィールド機器が設置されている現場から受ける環境負荷を測定して前記フィールド機器が受けている影響を判定する環境負荷判定システムであって、
携帯端末とサーバとを備え、
前記携帯端末は、
自装置を前記フィールド機器に接触または接近することで前記フィールド機器の環境負荷を測定するように構成されたセンサと、
前記フィールド機器の属性を含めた前記フィールド機器を識別するための機器情報を前記フィールド機器より読み出すように構成された読出回路と、
前記読出回路が読み出した前記機器情報を前記サーバに送信するように構成された端末送信回路と、
前記サーバより送信された環境負荷許容値を受信するように構成された端末受信回路と、
前記センサが測定した環境負荷測定値と前記端末受信回路が受信した前記環境負荷許容値とを比較することで、前記フィールド機器が受けている環境負荷の影響の程度を判定するように構成された判定回路と
を備え、
前記サーバは、
前記フィールド機器に応じた環境負荷に対する許容値を保存するように構成された記憶装置と、
前記携帯端末より送信された前記機器情報を受信するように構成されたサーバ受信回路と、
前記サーバ受信回路が受信した前記機器情報に対応する前記環境負荷許容値を前記記憶装置より取り出すように構成された取出回路と、
前記取出回路が取り出した前記環境負荷許容値を前記携帯端末に送信するように構成されたサーバ送信回路と
を備える環境負荷判定システム。
続きを表示(約 92 文字)【請求項2】
請求項1記載の環境負荷判定システムにおいて、
前記センサは、前記フィールド機器の振動を測定するセンサであることを特徴とする環境負荷判定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、環境負荷判定システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、建築物に付帯している各設備の監視制御や、プラントなどの制御には制御システムが用いられ、さらに機器管理装置が用いられている(特許文献1)。例えば、機器管理装置は、フィールドバスなどのネットワークにより接続している現場に設置されたプロセス機器や各種センサなどのフィールド機器との間で信号をやりとりし、例えば、パラメータ設定により較正を行い、また、フィールド機器の動作状態に関する診断結果を表示している。
【0003】
一方、フィールド機器は、設置されている環境より様々な影響を受けており、この影響を把握することは、フィールド機器を管理する上で重要である。このような管理を実施するためには、フィールド機器が受けている環境負荷を測定して判定することが重要となる。例えば、環境から受けるフィールド機器の振動が許容値を超える場合、フィールド機器が正常に動作していないと判定することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2015-090595号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上述した判定においては、対象となるフィールド機器における環境負荷の許容値に関する情報が必要となる。この種の情報は、機器管理装置などに保存(記憶)されており、フィールド機器が設置されている現場においては、機器管理装置と通信を確立して情報を取得することになる。一方、振動を測定する計器には、一般に、機器管理装置との通信を確立する機能がない。このため、現場においてフィールド機器に対してエンジニアリング作業を実施する設定装置を用いて環境負荷の許容値を取得し、人手により計器で測定した測定結果と照合することで判定を実施していた。このように、従来、フィールド機器が受けている環境負荷の判定に手間がかかるという問題があった。
【0006】
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、手間をかけることなく、フィールド機器が受けている環境負荷が判定できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る環境負荷判定システムは、フィールド機器が設置されている現場から受ける環境負荷を測定してフィールド機器が受けている影響を判定する環境負荷判定システムであって、携帯端末とサーバとを備え、携帯端末は、自装置をフィールド機器に接触するまたは接近することでフィールド機器の環境負荷を測定するように構成されたセンサと、フィールド機器の属性を含めたフィールド機器を識別するための機器情報をフィールド機器より読み出すように構成された読出回路と、読出回路が読み出した機器情報をサーバに送信するように構成された端末送信回路と、サーバより送信された環境負荷許容値を受信するように構成された端末受信回路と、センサが測定した環境負荷測定値と端末受信回路が受信した環境負荷許容値とを比較することで、フィールド機器が受けている環境負荷の影響の程度を判定するように構成された判定回路と、サーバは、フィールド機器に応じた環境負荷に対する許容値を保存するように構成された記憶装置と、携帯端末より送信された機器情報を受信するように構成されたサーバ受信回路と、サーバ受信回路が受信した機器情報に対応する環境負荷許容値を記憶装置より取り出すように構成された取出回路と、取出回路が取り出した環境負荷許容値を携帯端末に送信するように構成されたサーバ送信回路とを備える。
【0008】
上記環境負荷判定システムの一構成例において、センサは、フィールド機器の振動を測定する。
【発明の効果】
【0009】
以上説明したように、本発明によれば、携帯端末のセンサでフィールド機器の環境負荷を測定し、測定した環境負荷測定値と受信した環境負荷許容値とを比較することで、フィールド機器が受けている環境負荷の影響の程度を判定するので、手間をかけることなく、フィールド機器が受けている環境負荷が判定できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係る環境負荷判定システムの構成を示す構成図である。
図2は、本発明の実施の形態に係る環境負荷判定システムの動作例を説明するためのタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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