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公開番号2025034945
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141640
出願日2023-08-31
発明の名称電流検出アンプおよび電流検出用半導体装置
出願人ミツミ電機株式会社
代理人個人,個人
主分類G01R 19/00 20060101AFI20250306BHJP(測定;試験)
要約【課題】ノイズ除去フィルタの容量を小容量化できるようにすること。
【解決手段】電流検出抵抗へ流れる電流の検出信号を増幅した後にADコンバータへ出力する電流検出アンプであって、電流検出抵抗の一端に接続され、第1の容量と第1の抵抗とを有して構成された第1のノイズ除去フィルタと、第1のノイズ除去フィルタが有する第1の容量とADコンバータの第1のサンプリング容量との間に設けられた第1の容量接続用スイッチと、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
電流検出抵抗へ流れる電流の検出信号を増幅した後にADコンバータへ出力する電流検出アンプであって、
前記電流検出抵抗の一端に接続され、第1の容量と第1の抵抗とを有して構成された第1のノイズ除去フィルタと、
前記第1のノイズ除去フィルタが有する前記第1の容量と前記ADコンバータの第1のサンプリング容量との間に設けられた第1の容量接続用スイッチと、
を備えることを特徴とする電流検出アンプ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記ADコンバータの前記第1のサンプリング容量に、前記電流検出アンプから出力される前記検出信号のサンプリングを開始するとき、
前記第1の容量接続用スイッチをオフにして、前記第1のノイズ除去フィルタが有する前記第1の容量を、前記ADコンバータの前記第1のサンプリング容量に接続しない
ことを特徴とする請求項1に記載の電流検出アンプ。
【請求項3】
前記ADコンバータの前記第1のサンプリング容量に、前記電流検出アンプから出力される前記検出信号のサンプリングを開始した後、
前記第1の容量接続用スイッチをオンにして、前記第1のノイズ除去フィルタが有する前記第1の容量を、前記ADコンバータの前記第1のサンプリング容量に接続する
ことを特徴とする請求項2に記載の電流検出アンプ。
【請求項4】
当該電流検出アンプから前記ADコンバータに入力される前記検出信号をチョッピングする第1のチョッピング部を備え、
前記第1のチョッピング部が前記検出信号を前記チョッピングするとき、
前記第1の容量接続用スイッチをオフにして、前記第1のノイズ除去フィルタが有する前記第1の容量を、前記ADコンバータの前記第1のサンプリング容量に接続しない
ことを特徴とする請求項3に記載の電流検出アンプ。
【請求項5】
前記電流検出抵抗の他端に接続され、第2の容量と第2の抵抗とを有して構成された第2のノイズ除去フィルタと、
前記第2のノイズ除去フィルタが有する前記第2の容量と前記ADコンバータの第2のサンプリング容量との間に設けられた第2の容量接続用スイッチと、を備え、
前記第2の容量接続用スイッチをオフにして、前記第2のノイズ除去フィルタが有する前記第2の容量を、前記ADコンバータの前記第2のサンプリング容量に接続せず、
前記第2の容量接続用スイッチをオンにして、前記第2のノイズ除去フィルタが有する前記第2の容量を、前記ADコンバータの前記第2のサンプリング容量に接続する
ことを特徴とする請求項4に記載の電流検出アンプ。
【請求項6】
前記電流検出アンプによる前記検出信号のゲインを決定づけるゲイン決定用抵抗と、
前記電流検出抵抗から前記ゲイン決定用抵抗に入力される前記検出信号をチョッピングする第2のチョッピング部と
を備えることを特徴とする請求項5に記載の電流検出アンプ。
【請求項7】
起動時に、
所定時間が経過するまで、または、前記第1のサンプリング容量の電荷量が所定の閾値に達するまで、前記第1の容量を前記第1のサンプリング容量に接続する
ことを特徴とする請求項2に記載の電流検出アンプ。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の電流検出アンプと、
前記ADコンバータと
を単一の半導体集積回路内に備えることを特徴とする電流検出用半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電流検出アンプおよび電流検出用半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電流検出抵抗を用いて電流を検出する場合、電流検出抵抗による電力損失を抑制するために、電流検出抵抗の低抵抗化が求められている。しかしながら、電流検出抵抗を低抵抗化した場合、検出信号が小さくなりS/N比が悪化するため、低ノイズ化が必要となる。低ノイズ化の手法としては、例えば、1/fノイズを抑制するためのチョッピングを行う方法、ノイズ除去フィルタを搭載する方法、等が挙げられる。
【0003】
例えば、下記特許文献1には、検出抵抗と、検出抵抗によって検出されたアナログ信号をデジタル信号に変換するΔΣ変調器とを備えたΔΣ型AD変換器において、検出抵抗とΔΣ変調器との間に、ΔΣ変調器に入力される信号の高周波数成分を除去するためのアンチエイリアシングフィルタを設ける技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-260605号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の技術は、ΔΣ変調器へのサンプリング時に、アンチエイリアシングフィルタの容量からΔΣ変調器へ電荷再分配が発生するため、アンチエイリアシングフィルタの容量を大容量化する必要がある。
【0006】
また、上記特許文献1の技術において、ΔΣ変調器に入力される信号を、電流検出アンプによってチョッピング(極性反転)するように構成した場合、極性反転時にチョッピングノイズが発生するため、このチョッピングノイズを抑制するためにも、アンチエイリアシングフィルタの容量を大容量化する必要があり、アンチエイリアシングフィルタの容量を電流検出アンプと同一の半導体集積回路に実装することができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0007】
一実施形態に係る電流検出アンプは、電流検出抵抗へ流れる電流の検出信号を増幅した後にADコンバータへ出力する電流検出アンプであって、電流検出抵抗の一端に接続され、第1の容量と第1の抵抗とを有して構成された第1のノイズ除去フィルタと、第1のノイズ除去フィルタが有する第1の容量とADコンバータの第1のサンプリング容量との間に設けられた第1の容量接続用スイッチと、を備える。
【発明の効果】
【0008】
一実施形態に係る電流検出アンプによれば、ADコンバータへのサンプリング時に、第1の容量接続用スイッチをオフにして、第1のノイズ除去フィルタが有する第1の容量をADコンバータから切断することで、第1の容量から電荷再分配を行わないようにできるため、第1の容量を小容量化できる。
【0009】
また、一実施形態に係る電流検出アンプによれば、ADコンバータに入力される信号を、電流検出アンプによってチョッピング(極性反転)するように構成した場合、チョッピング時に、第1の容量接続用スイッチおよび第2の容量接続用スイッチをオフにして、第1の容量および第2の容量をADコンバータから切断することで、極性反転時に発生するノイズが第1の容量および第2の容量に重畳しないようにできるため、第1の容量および第2の容量を小容量化できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
一実施形態に係る電流検出装置の回路構成を示す図
一実施形態に係る電流検出装置における各部のタイミングを示すタイミングチャート
一実施形態に係る電流検出装置の回路構成の変形例を示す図
一実施形態に係る電流検出アンプによる起動時にアンチエイリアシングフィルタの容量を一定の周期で接続する場合の出力の一例を示すタイミングチャート
一実施形態に係る電流検出アンプによる起動時にアンチエイリアシングフィルタの容量を接続したままにする場合の出力の一例を示すタイミングチャート
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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