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公開番号2025034932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-13
出願番号2023141621
出願日2023-08-31
発明の名称画像記録装置、及び、給送トレイ
出願人ブラザー工業株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B65H 1/14 20060101AFI20250306BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】装置の小型化を可能にする。
【解決手段】プリンタ100は、給紙トレイ1と、給紙トレイ1に収容されるロール紙Rp又はカット紙Pを給送可能な給紙ローラ31と、を備えている。給紙トレイ1は、ロール紙Rpがロール状に巻回されたロール体Rを収容可能な第1収容部10と、カット紙Pを複数積層した状態で収容可能な第2収容部20と、ロール紙Rpに下方から接触可能なコロ13と、カット紙Pを下方から支持する支持部材14と、支持部材14と連結された連結部材16と、を有する。支持部材14は、給紙ローラ31の移動軌跡外にあってコロ13を覆わない第1位置、及び、給紙ローラ31の移動軌跡内にあってコロ13を覆う第2位置、を選択的に取り得るように構成されている。支持部材14は、連結部材16と連動することにより、第1収容部10にロール体Rが収容された状態において第1位置に配置され、第2収容部20に複数のカット紙Pが収容された状態において第2位置に配置される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
給送トレイと、
前記給送トレイに収容されるシート状媒体を給送可能な給送ローラと、
前記給送ローラによって給送されるシート状媒体に画像を記録する記録部と、を備え、
前記給送トレイは、
シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部と、
前記ロール体を構成するシート状媒体よりも短尺なシート状媒体であるカット媒体を複数積層した状態で収容可能な第2収容部と、
前記第1収容部に収容された前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体に下方から接触可能な接触部材と、
前記第2収容部に収容された複数の前記カット媒体を下方から支持する支持部材と、
前記支持部材と連結された連結部材と、を有し、
前記給送ローラは、前記接触部材と接触する接触位置、及び、前記接触部材から離隔した離隔位置、を選択的に取り得るように構成されており、
前記支持部材は、前記給送ローラの移動軌跡外にあって前記接触部材を覆わない第1位置、及び、前記給送ローラの移動軌跡内にあって前記接触部材を覆う第2位置、を選択的に取り得るように構成されており、
前記支持部材は、前記連結部材と連動することにより、前記第1収容部に前記ロール体が収容された状態において前記第1位置に配置され、前記第2収容部に前記複数のカット媒体が収容された状態において前記第2位置に配置されることを特徴とする、画像記録装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記連結部材は、前記第1収容部に収容された前記ロール体を支持する第3位置、及び、前記第2収容部に収容された前記複数のカット媒体の端面をガイドする第4位置、を選択的に取り得るように構成されており、
前記連結部材が前記第3位置から前記第4位置に移動するとき、前記支持部材が前記第1位置から前記第2位置に移動し、
前記連結部材が前記第4位置から前記第3位置に移動するとき、前記支持部材が前記第2位置から前記第1位置に移動することを特徴とする、請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
前記連結部材が前記第4位置から前記第3位置に移動するとき、前記連結部材の少なくとも一部が、前記第2収容部に収容される前記複数のカット媒体の収容空間に進入することを特徴とする、請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項4】
前記連結部材は、前記ロール体の軸が延びる方向である第1方向に延びる回動軸を中心として回動可能であり、
前記連結部材における前記回動軸よりも下方の部分に、前記支持部材が連結されており、
前記連結部材が前記第3位置から前記第4位置に移動するとき、前記連結部材が前記回動軸を中心として回動することに応じて、前記支持部材が前記第1方向と直交する第2方向の一方から他方に移動し、
前記連結部材が前記第4位置から前記第3位置に移動するとき、前記連結部材が前記回動軸を中心として回動することに応じて、前記支持部材が前記第2方向の他方から一方に移動することを特徴とする、請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項5】
前記連結部材は、前記第3位置から前記第4位置に向かう方向に付勢されていないことを特徴とする、請求項3に記載の画像記録装置。
【請求項6】
前記連結部材は、前記第4位置から前記第3位置に向かう方向に付勢されていないことを特徴とする、請求項3に記載の画像記録装置。
【請求項7】
前記第4位置にある前記連結部材における、前記複数のカット媒体の端面をガイドする面は、鉛直面と平行であることを特徴とする、請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項8】
前記給送トレイは、前記給送ローラによるカット媒体の給送方向と平行な方向において前記連結部材との間に前記第2収容部に収容された複数のカット媒体を挟む位置にある分離片であって、前記給送ローラにより給送されるカット媒体と接触して前記給送ローラと接触するカット媒体とそれ以外のカット媒体とを分離する分離片をさらに有し、
前記分離片における前記給送方向の上流面と、前記第4位置にある前記連結部材の前記給送方向の下流面とは、共に、上方に向かうほど前記給送方向の下流に位置するように斜め方向に延び、互いに平行であることを特徴とする、請求項2に記載の画像記録装置。
【請求項9】
前記支持部材は、第1領域と、前記第1領域よりも摩擦係数が大きい第2領域と、を有し、
前記支持部材が前記第2位置にあるとき、前記第2領域が前記給送ローラの前
記移動軌跡内に位置することを特徴とする、請求項1~8のいずれか1項に記載の画像記録装置。
【請求項10】
前記給送ローラの摩擦係数は、前記第2領域の摩擦係数よりも大きいことを特徴とする、請求項9に記載の画像記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ロール体を収容可能な第1収容部とカット媒体を収容可能な第2収容部とを有する給送トレイを備えた画像記録装置、及び、給送トレイに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載のファクシミリ(画像記録装置)は、ロール紙(ロール体)用の載置部(第1収容部)とカット紙(カット媒体)用の載置部(第2収容部)とを有する給紙カセット(給送トレイ)を備えている。また、当該ファクシミリは、給紙カセットに収納されたロール紙を給紙カセットから送り出すロール紙用の給送ローラと、給紙カセットに収納されたカット紙を給紙カセットから送り出すカット紙用の給送ローラと、を備えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平2-264556号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の装置では、ロール紙用の給送ローラとカット紙用の給送ローラとが個別に設けられているため、装置が大型化してしまう。
【0005】
本発明の目的は、装置の小型化が可能な画像記録装置及び給送トレイを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像記録装置は、給送トレイと、前記給送トレイに収容されるシート状媒体を給送可能な給送ローラと、前記給送ローラによって給送されるシート状媒体に画像を記録する記録部と、を備え、前記給送トレイは、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部と、前記ロール体を構成するシート状媒体よりも短尺なシート状媒体であるカット媒体を複数積層した状態で収容可能な第2収容部と、前記第1収容部に収容された前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体に下方から接触可能な接触部材と、前記第2収容部に収容された複数の前記カット媒体を下方から支持する支持部材と、前記支持部材と連結された連結部材と、を有し、前記給送ローラは、前記接触部材と接触する接触位置、及び、前記接触部材から離隔した離隔位置、を選択的に取り得るように構成されており、前記支持部材は、前記給送ローラの移動軌跡外にあって前記接触部材を覆わない第1位置、及び、前記給送ローラの移動軌跡内にあって前記接触部材を覆う第2位置、を選択的に取り得るように構成されており、前記支持部材は、前記連結部材と連動することにより、前記第1収容部に前記ロール体が収容された状態において前記第1位置に配置され、前記第2収容部に前記複数のカット媒体が収容された状態において前記第2位置に配置されることを特徴とする。
【0007】
本発明に係る給送トレイは、シート状媒体がロール状に巻回されたロール体を収容可能な第1収容部と、前記ロール体を構成するシート状媒体よりも短尺なシート状媒体であるカット媒体を複数積層した状態で収容可能な第2収容部と、前記第1収容部に収容された前記ロール体から巻き解かれたシート状媒体に下方から接触可能な接触部材と、前記第2収容部に収容された複数の前記カット媒体を下方から支持する支持部材と、前記支持部材と連結された連結部材と、を備え、前記支持部材は、前記接触部材を覆わない第1位置、及び、前記接触部材を覆う第2位置、を選択的に取り得るように構成されており、前記支持部材は、前記連結部材と連動することにより、前記第1収容部に前記ロール体が収容された状態において前記第1位置に配置され、前記第2収容部に前記複数のカット媒体が収容された状態において前記第2位置に配置されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、支持部材の位置の切り替えに応じて、1つの給送ローラでロール紙の給送とカット紙の給送とが可能となる。そのため、ロール紙用の給送ローラとカット紙用の給送ローラとを個別に設ける必要がなく、装置の小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施形態に係るプリンタにおいて給紙トレイにロール体が収容された状態を示す側面図である。
図1のプリンタにおいて給紙トレイにカット紙が収容された状態を示す側面図である。
図1のプリンタの給紙トレイを示す斜視図である。
本発明の別の実施形態に係るプリンタにおいて給紙トレイにカット紙が収容された状態を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
<プリンタの全体構成>
図1及び図2に示すプリンタ100は、本発明に係る「画像記録装置」の一実施形態である。プリンタ100は、筐体100aと、給紙トレイ1と、排紙トレイ2と、搬送部3と、切断部4と、ヘッド5と、制御部9と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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