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公開番号
2025034759
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023141363
出願日
2023-08-31
発明の名称
磁気ディスク装置
出願人
株式会社東芝
,
東芝デバイス&ストレージ株式会社
代理人
弁理士法人スズエ国際特許事務所
主分類
G11B
33/12 20060101AFI20250306BHJP(情報記憶)
要約
【課題】筐体に対してランプを容易に位置決め固定することができ、筐体の加工領域を低減することが可能な磁気ディスク装置を提供することにある。
【解決手段】実施形態によれば、磁気ディスク装置は、ランプ設置部を有するベースと、磁気ディスクと、ヘッドを移動可能に支持および駆動するアクチュエータと、ランプ設置部に設けられ、ヘッドをアンロード位置に保持するランプと、を備えている。ランプ設置部は、設置面と、設置面に設けられたねじ孔と、設置面に立設されねじ孔に連通する筒状の支持スリーブと、支持スリーブに設けられた第1係合部と、を有している。ランプは、ヘッドを支持するガイド面と、設置面に対向する対向面と、対向面に開口し支持スリーブが挿通された係合孔と、第1係合部に係合し支持スリーブの回りでのランプの回動を規制する第2係合部と、を有し、係合孔を通してねじ孔にねじ込まれた固定ねじによりランプ設置部に固定されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
ランプ設置部を有するベースと、
前記ベースに回転自在に設けられた磁気ディスクと、
前記磁気ディスクに対してヘッドを移動可能に支持および駆動するアクチュエータと、
前記ランプ設置部に設けられ、前記ヘッドをアンロード位置に保持するランプと、を備え、
前記ランプ設置部は、設置面と、前記設置面に設けられたねじ孔と、前記設置面に立設され前記ねじ孔に連通する筒状の支持スリーブと、前記支持スリーブに設けられた第1係合部と、を有し、
前記ランプは、前記ヘッドを支持するガイド面と、前記設置面に対向する対向面と、前記対向面に開口し前記支持スリーブが挿通された係合孔と、前記第1係合部に係合し前記支持スリーブの回りでの前記ランプの回動を規制する第2係合部と、を有し、前記係合孔を通して前記ねじ孔にねじ込まれた固定ねじにより前記ランプ設置部に固定されている、
磁気ディスク装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記支持スリーブは、先端に位置する環状の当接面を有し、前記第1係合部は、前記支持スリーブの周方向と交差する方向に延在する規制面を有し前記当接面に開口した位置決め凹所を含み、
前記ランプは、前記係合孔に同軸に設けられ前記当接面に当接する第2スリーブと、前記第2スリーブから前記位置決め凹所内に突出し前記規制面に当接可能な位置決め凸部と、を有している、請求項1に記載に磁気ディスク装置。
【請求項3】
前記支持スリーブは、前記ランプ設置部と一体に成形されている、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項4】
前記支持スリーブは、前記ベースと別部品で構成され、前記設置面に固定されている、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項5】
前記第2スリーブは、樹脂により前記ランプと一体に成形されている、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項6】
前記第2スリーブは、金属により形成され、前記ランプの係合孔に嵌合されている、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項7】
前記位置決め凹所は、前記設置面とほぼ平行に位置する底面と、前記支持スリーブの軸方向に延びているとともに周方向に互いに離間して対向する2つの側面と、を有し、前記支持スリーブの内周面および外周面に開口し、
前記2つの側面の一方は、前記規制面を形成している、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項8】
前記位置決め凹所は、前記底面に設けられ前記周方向に延びる溝を含み、
前記位置決め凸部は、前記溝に係合する突起を有している、請求項7に記載の磁気ディスク装置。
【請求項9】
前記位置決め凹所は、前記支持スリーブの当接面および外周面に開口し、前記設置面とほぼ平行に位置する底面と、前記支持スリーブの軸方向に延びているとともに周方向に互いに離間して対向する2つの側面と、前記2つの側面の間に位置する周面と、を有し、
前記位置決め凸部は、前記位置決め凹所の内に位置し、一方の側面に当接し、前記周面に係合している、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
【請求項10】
前記位置決め凹所は、前記支持スリーブの当接面および内周面に開口し、前記設置面とほぼ平行に位置する底面と、前記支持スリーブの軸方向に延びているとともに周方向に互いに離間して対向する2つの側面と、前記2つの側面の間に位置する周面と、を有し、
前記位置決め凸部は、前記位置決め凹所の内に位置し、一方の側面に当接し、前記周面に係合している、請求項2に記載の磁気ディスク装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明の実施形態は、磁気ディスク装置に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
磁気ディスク装置として、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)は、回転自在に設けられた磁気ディスクと、磁気ディスクに対してデータの記録、読取りを行う磁気ヘッドと、を有している。ヘッドは、アクチュエータのサスペンションに支持されている。ヘッドは、アクチュエータにより、磁気ディスク上のロード位置と、磁気ディスクの外側のアンロード位置との間を移動される。また、HDDは、アンロード位置に移動したヘッドを保持するランプを備えている。
通常、ランプは、HDDの筐体の所定位置に位置決めされた状態で、筐体にねじ止め固定される。ランプの位置決め方法として、ピンを回転中心とし、ランプを筐体の壁に突き当ててねじ止めするという方法が多く適用されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許出願公開第2009/0290258号明細書
米国特許第7697238号明細書
米国特許第6344950号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の通り、筐体のランプ設置部に、ピンを挿通する孔、ねじ孔、当接壁を設ける必要があり、筐体に多くの加工を施す必要がある。
この発明の実施形態の課題は、筐体に対してランプを容易に位置決め固定することができ、筐体の加工領域を低減することが可能なディスク装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態によれば、磁気ディスク装置は、ランプ設置部を有するベースと、前記ベースに回転自在に設けられた磁気ディスクと、前記磁気ディスクに対してヘッドを移動可能に支持および駆動するアクチュエータと、前記ランプ設置部に設けられ、前記ヘッドをアンロード位置に保持するランプと、を備えている。前記ランプ設置部は、設置面と、前記設置面に設けられたねじ孔と、前記設置面に立設され前記ねじ孔に連通する筒状の支持スリーブと、前記支持スリーブに設けられた第1係合部と、を有している。前記ランプは、前記ヘッドを支持するガイド面と、前記設置面に対向する対向面と、前記対向面に開口し前記支持スリーブが挿通された係合孔と、前記第1係合部に係合し前記支持スリーブの回りでの前記ランプの回動を規制する第2係合部と、を有し、前記係合孔を通して前記ねじ孔にねじ込まれた固定ねじにより前記ランプ設置部に固定されている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1は、第1実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)の分解斜視図。
図2は、前記HDDにおける磁気ヘッド、サスペンション、磁気ディスクを概略的に示す側面図。
図3は、前記HDDの筐体のランプ設置部およびランプを示す斜視図。
図4は、前記ランプを示す斜視図。
図5は、前記ランプの一部を拡大して示す側面図。
図6は、前記ランプ設置部を示す斜視図。
図7は、図3の線A-Aに沿ったランプ設置部およびランプの断面図。
図8は、第1変形例に係るHDDのランプ設置部およびランプの断面図。
図9は、第2変形例に係るHDDのランプ設置部およびランプの断面図。
図10は、第2実施形態に係るHDDのランプ設置部を示す斜視図。
図11は、第2実施形態に係るHDDのランプ設置部およびランプのスリーブを示す斜視図。
図12は、第2実施形態に係るHDDのランプ設置部およびランプの断面図。
図13は、第3実施形態に係るHDDのランプ設置部を示す斜視図。
図14は、第3実施形態に係るHDDのランプ設置部およびランプの断面図。
図15は、第4実施形態に係るHDDのランプ設置部を示す斜視図。
図16は、第4実施形態に係るHDDのランプ設置部およびランプの断面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下図面を参照しながら、実施形態に係る磁気ディスク装置ついて説明する。
なお、開示はあくまで一例にすぎず、当業者において、発明の主旨を保っての適宜変更であって容易に想到し得るものについては、当然に本発明の範囲に含有されるものである。また、図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号を付して、詳細な説明を適宜省略あるいは簡略化することがある。
【0008】
(第1実施形態)
磁気ディスク装置として、第1実施形態に係るハードディスクドライブ(HDD)について詳細に説明する。図1は、トップカバーを外して示す第1実施形態に係るHDDの分解斜視図である。
図1に示すように、HDD11は、矩形状の筐体10を備えている。筐体10は、上面の開口した矩形箱状のベース12と、カバー(トップカバー)14と、を有している。ベース12は、矩形状の底壁12aと、底壁12aの周縁に沿って立設された側壁12bとを有し、例えば、アルミニウムにより一体に成形されている。カバー14は、例えば、ステンレスにより矩形板状に形成されている。カバー14は、複数のねじ13によりベース12の側壁12b上にねじ止めさ、ベース12の上部開口を気密に閉塞する。
【0009】
筐体10内には、ディスク状の記録媒体として複数枚、例えば、5枚の磁気ディスク18、および磁気ディスク18を支持および回転させるスピンドルモータ19が設けられている。スピンドルモータ19は、底壁12a上に配設されている。各磁気ディスク18は、例えば、直径95mm(3.5インチ)の円板状に形成された基板と、基板の上面および下面に形成された磁気記録層とを有している。各磁気ディスク18は、スピンドルモータ19のハブに互いに同軸的に嵌合され、更に、クランプばね20によりクランプされている。これにより、磁気ディスク18は、ベース12の底壁12aと平行に位置した状態に支持されている。複数枚の磁気ディスク18は、スピンドルモータ19により所定の回転数で矢印B方向に回転される。なお、磁気ディスク18の搭載枚数は、5枚に限らず、4枚以下、あるいは、6枚以上としてもよい。
【0010】
筐体10内には、磁気ディスク18に対して情報のライト、リードを行なう複数の磁気ヘッド17、および、これらの磁気ヘッド17を磁気ディスク18に対して移動自在に支持したアクチュエータアッセンブリ22が設けられている。また、筐体10内には、アクチュエータアッセンブリ22を回動および位置決めするボイスコイルモータ(VCM)24、磁気ヘッド17が磁気ディスク18の最外周に移動した際、磁気ヘッド17を磁気ディスク18から離間したアンロード位置に保持するランプロード機構25、および変換コネクタ等の電子部品が実装された基板ユニット(FPCユニット)21が設けられている。
(【0011】以降は省略されています)
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