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公開番号
2025033990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023140088
出願日
2023-08-30
発明の名称
車両用表示装置
出願人
矢崎総業株式会社
代理人
弁理士法人栄光事務所
主分類
B60K
35/23 20240101AFI20250306BHJP(車両一般)
要約
【課題】片目領域に意匠を表示した場合であっても、意匠が表示されたことにドライバが気付きやすい車両用表示装置を提供する。
【解決手段】ドライバ200に視認される虚像の画像は、ドライバ200の両目によって視認される領域である両目領域CBと、ドライバ200の片目のみによって視認される領域である片目領域CRLと、を有する。制御部23は、方向を通知する方向意匠D1を表示する際に、方向意匠D1を片目領域CRLから両目領域CBに亘って表示させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
画像の表示光を出射する画像表示部と、
前記画像表示部から出射される表示光をドライバの前方の反射面に向けて投影する光学系と、
前記画像表示部を制御する制御部と、を備え、
前記画像は、前記ドライバの両目によって視認される領域である両目領域と、前記ドライバの片目のみによって視認される領域である片目領域と、を有し、
前記制御部は、方向を通知する方向意匠を表示する際に、前記方向意匠を前記片目領域から前記両目領域に亘って表示させる、
車両用表示装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の車両用表示装置であって、
前記制御部は、車両への接近物を検出した場合、前記接近物の接近方向を通知する前記方向意匠を前記片目領域から前記両目領域に亘って表示させる、
車両用表示装置。
【請求項3】
請求項2に記載の車両用表示装置であって、
前記制御部は、前記接近物との距離が所定距離より大きい場合、前記方向意匠を前記片目領域のみに表示させ、前記接近物との距離が前記所定距離以下となった場合、前記方向意匠の位置やサイズを変更して前記片目領域から前記両目領域に亘って表示させる、
車両用表示装置。
【請求項4】
請求項1に記載の車両用表示装置であって、
前記方向意匠は、時間に応じて変化する意匠である、
車両用表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用表示装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、ドライバの目の位置(アイポイント)から虚像として画像を視認させるヘッドアップディスプレイなどの車両用表示装置が知られている。例えば、特許文献1には、画像において片目でのみ視認可能な片目領域の輝度を、両目で視認可能な両目領域の輝度よりも高くすることにより、視認性の向上を図った表示装置が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-130771号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、片目領域に意匠を表示した場合であっても、意匠が表示されたことにドライバが気付きやすい車両用表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前述した目的を達成するために、本発明に係る車両用表示装置は、下記を特徴としている。
画像の表示光を出射する画像表示部と、
前記画像表示部から出射される表示光をドライバの前方の反射面に向けて投影する光学系と、
前記画像表示部を制御する制御部と、を備え、
前記画像は、前記ドライバの両目によって視認される領域である両目領域と、前記ドライバの片目のみによって視認される領域である片目領域と、を有し、
前記制御部は、方向を通知する方向意匠を表示する際に、前記方向意匠を前記片目領域から前記両目領域に亘って表示させる、
車両用表示装置であること。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、片目領域に意匠を表示した場合であっても、意匠が表示されたことにドライバが気付きやすい車両用表示装置を提供することができる。
【0007】
以上、本発明について簡潔に説明した。更に、以下に説明される発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)を添付の図面を参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確化されるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、本実施形態に係る車両用表示装置の一実施形態を示す概略構成図である。
図2は、ドライバの目がアイボックスの左右方向の中央にあるときの虚像と、第二ミラーと、ドライバの目との光学的な位置関係を示す図である。
図3は、ドライバによって視認される虚像の各領域の配置を示す図である。
図4は、図1に示す車両用表示装置を構成する制御部の動作を説明するためのフローチャートである。
図5は、ドライバによって視認される虚像の一例を示す図である。
図6は、ドライバによって視認される虚像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明に関する具体的な実施形態について、各図を参照しながら以下に説明する。
【0010】
以下、説明の便宜上、図1及び図2に示すように、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」及び「下」を定義する。「前後方向」、「左右方向」及び「上下方向」は、互いに直交している。なお、左右方向が本発明の「水平方向」に対応する。
(【0011】以降は省略されています)
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